【米国特許】SIMO v. Hong Kong / SuperGuide v. DirecTV
【米国特許】2021.01 CAFC SIMO v. Hong Kong uCloudlink 「a plurality of A, B, C, D anc E」というクレーム文言が、A,B,C,D,Eがそれぞれ複数ある […]
【米国特許】弁護士費用の敗訴者負担 Octane Fitness v. Icon Health & Fitness Highmark v. Allcare Health Management System 201 […]
【米国特許】2020.04 CAFC Samsung v. Prisua
【米国特許】2020.04 CAFC Samsung v. Prisua (1)IPRでは、不明瞭性を根拠として無効とされない。 ⇒不明瞭性は、付与後レビュー(PGR)で争える。 (2)対象クレームが不明瞭であっても、必 […]
【米国特許】Paper Example <2021.7.1USPTO通知>
【米国特許】Paper Example <2021.7.1USPTO通知> 米国ではProphetic Example(データの裏付けなし)をWorking Example(データの裏づけあり)と区別することが義務付けら […]
【著作権】大阪地判令和3年(ワ)5086 著作物性〇 「桜のイラストにみられるごく一般的な表現であり,ありふれたもの…本質的特徴に当たらない。…アイデアなど表現それ自体でない部分又は表現上創作性がない部分において…同一性 […]
【米国特許/条文】295条 (1)製法特許により生産された蓋然性+(2)合理的な努力(Discovery)で、製法使用が推定される。 ⇒日本特許法104条と異なり、新規物質である必要なし ⇒米国で製法特許を保有すると、2 […]
大阪地判平成28年(ワ)4815【油冷式スクリュ圧縮機】<杉浦>
大阪地判平成28年(ワ)4815【油冷式スクリュ圧縮機】<杉浦> 特許請求の範囲の記載に関する解釈は自白の対象でない!! =大地H23(ワ)10590 (判旨抜粋) 「被告は,「仕切り壁」の意味につき,原告が,当初は被告 […]
大阪地判平成27年(ワ)8974【…ラダー回路を表示する装置】 事実を認めても充足性は自白不成立
大阪地判平成27年(ワ)8974【…異常発生時にラダー回路を表示する装置】 *事実を認めても充足性は自白不成立 「被告は…入出力要素をタッチすることで検索対象を指定することができることを認めていたにとどま…る。…充足につ […]
知財高判(大合議)平成28年(ネ)10046【エルプラット事件】⇒上告不受理
知財高判(大合議)平成28年(ネ)10046【エルプラット事件】⇒上告不受理 「からなる」というクレーム文言が、他の添加剤等の成分が含まれる場合も包含されるのか否かが、特許請求の範囲の記載自体からは,いずれの解釈も可能で […]
【ドイツ】デュッセルドルフ高裁(2009年)「プリペイドカード事件」
【ドイツ】デュッセルドルフ高裁(2009年)「プリペイドカード事件」 2 U 51/08、InstGE11, 203 (本判決)「・・・国内においてこのために必要な手段の一部のみを実施する場合であっても、特許を侵害し得る […]
【英国】EWHC [2002] Menashe v. William Hill
【英国】Menashe v. William Hill [2002] EWHC 397、[2002] EWCA Civ 1702 William Hillは、CDに記録したコンピュータプログラムであって、コンピュータをイ […]
【中国】最高人民法院2021年5月25日判決<(2020)最高法知民終746号>
【中国】最高人民法院2021年5月25日判決<(2020)最高法知民終746号> 「最高人民法院情報ネットワーク伝達権侵害に係る民事紛争事件の審理における法律適用の若干の問題に関する規定」第15条 =「…侵害行為地と被告 […]
【韓国】ソウル中央地方法院2007年9月7日<2006ガ合73442>
【韓国】ソウル中央地方法院2007年9月7日<2006ガ合73442> ≒ソウル中央地方法院2015年2月17日<2013ガ合546931> (本判決)韓国外企業の韓国子会社である被告が,海外に位置する国外企業所有のサー […]
令和3年(行ケ)10090【噴射製品および噴射方法】<大鷹>
令和3年(行ケ)10090【噴射製品および噴射方法】<大鷹> ある構成によって奏される作用効果を記載しただけでは、減縮とならない。⇒訂正要件× 「構成によって奏される作用効果を記載したにすぎないものであるから、…特許請求 […]
【契約/違約金】大阪地判令和3年(ワ)4467 違約金⇒損害額と同額の違約金の限度で有効。
【契約/違約金】大阪地判令和3年(ワ)4467 形態模倣⇒告知⇒依拠認定 輸入時に「模倣」を知っていたと認定。 前回の侵害/和解時に違約金2000万円を定めていた。 ⇒金額設定自体は有効。 ⇒損害と著しく均衡を欠く過大な […]
大阪地判令和元年(ワ)9842 結論として否定されたが、「作用効果不奏功の抗弁」が検討された!!
大阪地判令和元年(ワ)9842 特許権侵害成立 結論として否定されたが、「作用効果不奏功の抗弁」が一項目立てて検討された!! 「4 作用効果不奏功の抗弁の成否(争点1-3)について… 被告製品は、本件各訂正後発明が解決し […]
2022年「審判実務者研究会報告書」 私個人としては、弁理士会特許委員会を6-8ルールで強制引退させられて、9年連続で途絶えたかと残念に思っていたところ、特許庁から一本釣りしてもらえたため、判事以外で唯一の […]
【著作権】大阪地判令和4年(ワ)2064 欠席裁判であったが、 損害論で、日本写真家ユニオンの規定で計算されなかった。 ⇒文化庁の裁定時は業界団体の規定が重視されるが… また、虚偽告知の無形損害が、請求額1000万円、認 […]
大阪地判令和4年(ワ)3374【微生物の生長制御方法】<松阿彌>
大阪地判令和4年(ワ)3374【微生物の生長制御方法】<松阿彌> 青色「光の照射」と「微生物の成長を抑制させる」ことの「直接的な関連性」を要求した。 ⇒非充足(立証不十分。成長抑制は青色光でなく低温が理由であり得る。) […]
令和3年(行ケ)10164【銅銀合金を用いた導電性部材…】<本多>
令和3年(行ケ)10164【銅銀合金を用いた導電性部材…】<本多> *不服審決で新たな文献⇒手続違背 「…審査段階で指摘されることはなく、本件審判手続に至っても予め指摘されることなく、本件審決で初めて指摘された文献である […]
【日本/刑事】最決平成26年11月25日・平成25年(あ)574、510<刑集68巻10号2707頁>
【日本/刑事】最決平成26年11月25日・平成25年(あ)574、510<刑集68巻10号2707頁> 日本在住の被告人 日本国内で作成したわいせつ画像を海外サーバに送信 日本人を中心とした不特定かつ多数の顧客に頒布 日 […]
【商標】令和3年(行ケ)10079<菅野> 辞典に掲載されていること及び記事の見出しに使用されていることは,直ちに,その語が広く一般に知られていることを示すものではない。 「VEGAS」の欧文字を横書きしてな […]
令和2年(ネ)10042【車両誘導システム】<本多> *控訴審で逆転充足!! *明細書中の「課題」「効果」欄に親出願の請求項1と較べて過大な記載 ⇒原判決も、控訴審判決も、課題/効果を考慮して限定解釈されたが、控訴審では […]
【著作権】大阪地判令和2年(ワ)9992 「原画を純粋美術の著作物と主張した」が、著作物性×
【著作権】大阪地判令和2年(ワ)9992 時計は応用美術⇒著作物性× 時計の原画を純粋美術の著作物と主張したが、原画に基づき商品化された時計を量産販売していたことから、「原画は、実用に供する目 […]
【米国特許】2022.11 AMP Plus v. DBA ELCO
【米国特許】2022.11 AMP Plus v. DBA ELCO <CAFC> 新規性判断時に、カタログのLEDに関する総合的な開示が、掲載されている複数の特定の製品に限定される理由は無いと判断された。 […]
令和3年(行ケ)10066<東海林>【エルデカルシトールを含有する前腕部骨折抑制剤】
令和3年(行ケ)10066<東海林>【エルデカルシトールを含有する前腕部骨折抑制剤】 =令和4年(ネ)第10065号 *用途の新規性否定 「前腕部の骨の病態及びこれに起因する骨折リスクについて,他の部位の骨の病態及び骨折 […]
平成30年(ワ)1130【印刷された再帰反射シート】<田中>~大合議後の損害論の傾向
東京地判R3.8.31・平成30年(ワ)1130【印刷された再帰反射シート】<田中> 特許権者が訴訟前の交渉中に提案した実施料率(5%)が一要素として勘案され、事後的に定められる実施料率はその2倍にあたる10 […]
東京地判平成10年(ワ)16963【月の投影器】事件<三村>請負契約の締結も、「譲渡」にあたる。
東京地判平成10年(ワ)16963【月の投影器】事件<三村> *請負契約の締結も、「譲渡」にあたる。 「被告装置二を対価を得て製造・納入する旨の請負契約を締結することも、特許法二条所定の『譲渡』に当たると解されるので、本 […]
中村合同特許法律事務所のHPに「標準化の戦略的な活用」について記事をアップしました。
中村合同特許法律事務所のHPに「標準化の戦略的な活用」について記事をアップしました。 当所では、標準必須特許に関するワールドワードの裁判、必須判定、標準化作業における助言を行っており、ノウハウが蓄積しています。 標準化で […]
【論稿】「学習済みプログラムのパラメータを物の発明として把握できるのか」(松下正弁理士)
【論稿】「学習済みプログラムのパラメータを物の発明として把握できるのか」(松下正弁理士) 製造方法で学習済みモデルを特定するスキームを超えた考察 パラメータの最適値では狭過ぎる ⇒パラメータの範囲指定 ⇒一部のパラメータ […]
【米国特許】2022.10CAFC Nature Simulation v. Autodesk
【米国特許】2022.10CAFC Nature Simulation v. Autodesk 明瞭性要件は、明細書及び出願経過を考慮して、クレームが発明の範囲を合理的な確実性をもって当業者に伝えることを要求するが、絶対 […]
【論稿】「内在特性と新規性―免疫関連分野の発明を題材にして―」(細田芳徳弁理士)
【論稿】「内在特性と新規性―免疫関連分野の発明を題材にして―」(細田芳徳弁理士) 特に、用途発明に焦点を当てた考察 IL-17 産生の阻害 IL-2 改変体 ワクチン組成物 近時、機能的クレーム、効果のクレームアップが活 […]
平成31年(ネ)10007【…異常発生時にラダー回路を表示する装置】<菅野>間接侵害101条2号
平成31年(ネ)10007【…異常発生時にラダー回路を表示する装置】<菅野> 既存部品を組み合わせた発明において、其々の既存部品(プログラマブル表示器本体とそのOS)が、両方共不可欠品と認定された。 ⇒間接侵害101条2 […]
【論稿】データ(構造)の特許法における保護(下萩原勉) データ関連発明は,「プログラムに準ずるもの」として保護される。 データのどのような「構造」がコンピュータのどのような「処理」を規定しているかを明確にする必要があり, […]
令和3年(行ケ)10111【レーザ加工装置】<菅野> 除くクレームと進歩性
令和3年(行ケ)10111【レーザ加工装置】<菅野> 明細書中の図面から溝の不存在を看取し、除くクレームの訂正が認められた。引用発明は溝が必須であるから阻害事由がある。⇒進歩性〇 <考察> (1)図面に基づく […]
【米国】仮出願に基づく後願排除効 2018年1月改正MPEP 706.02(f),2136.03
【米国特許】仮出願に基づく後願排除効 2018年1月改正MPEP 706.02(f),2136.03 <要件> ・仮出願が明細書+図面を含む ・仮出願に基づく通常出願(への変更) ⇒公開された米国特許出願だけでなく、公開 […]
中村合同特許法律事務所のHPに「スポーツ法」を掲載しました。
中村合同特許法律事務所のHPに「スポーツ法」を掲載しました。 スポーツ法は、事故・トラブルをはじめとして、競技団体のガバナンス、ドーピング規制、プロ野球やオリンピックを含むスポーツビジネスの世界に至るまで様々な領域を含み […]
令和3年(行ケ)10093【PCSK9第二訴訟(リジェネロン)】 第一訴訟と異なりサポート要件×
令和3年(行ケ)10093<菅野>【PCSK9第二訴訟(リジェネロン)】 ⇒第一訴訟(サノフィ)と正反対でサポート要件× *一連の第一訴訟の裁判長ではない *前訴で検討されていないメカニズムから主張 *効果のクレームアッ […]
令和3年(行ケ)10140【電鋳管】<菅野> *PBPクレームの明確性要件違反
令和3年(行ケ)10140【電鋳管】<菅野> *PBPクレームの明確性要件違反 ⇒一義的に明らかな場合は、不可能・非実際的事情がなくても明確性要件違反には当たらない ⇒本発明は、一義的に明らかでない ⇒不可能・非実際的要 […]
【米国特許】非自明性 MPEP 2015.04 CAFC INEOS v. BERRY PLA
【米国特許】非自明性 MPEP 1. 先行技術の具体的実施例がクレームの範囲内にあれば,その範囲は新規性がない。 2. 2012(CAFC) Clear Value v. Pearl River 3. クレーム範囲に極め […]
【米国特許】1995(CAFC) Exon Chem. Patents v. Lubrizol
【米国特許】1995(CAFC) Exon Chem. Patents v. Lubrizol 被告は特許発明の組成物を使用していたが、化学反応により、被告製品は特許発明の組成物を含んでいなかった。 ⇒「comprisi […]
【米国特許】2016.08 CAFC Multilayer Strech Cling Film
【米国特許】2016.08 CAFC Multilayer Strech Cling Film v. Berry Plastics 「consisting of」を用いたマーカッシュクレームのグループの従属項に、別の要素 […]
【米国特許】2019.07 CAFC Enzo v. Roche
【米国特許】2019.07 CAFC Enzo v. Roche クレームはハイブリダイズ可能且つ検出可能な標識プローブを引用している以上、明細書では、標識プローブの作成を可能とする以上の開示が必要。 ⇒明細書は、広いク […]
【米国特許】2018.07 CAFC Boston University v. Everligh
【米国特許】2018.07 CAFC Boston University v. Everlight 本特許は、間接or直接×多結晶or非晶質or混合の6種類が含まれるが、直接×非晶質の態様が実施可能であるように開示不十分 […]
【商標】令和2年(行ケ)10078「AROMA ZONE」 ★海外サーバ~日本人向けで国内使用〇
【商標】令和2年(行ケ)10078「AROMA ZONE」事件<鶴岡> 海外サーバ~日本人向けの日本語オンラインショップに譲渡⇒国内使用〇 「フランスに在住する日本人Aが運営するオンラインショップであり,日本語で運営され […]
【商標】平成29年(行ケ)10071「COVERDERM」★海外サーバ~日本語⇒国内使用〇
【商標】平成29年(行ケ)10071「COVERDERM」事件<清水> 海外サーバ~日本の需要者向けの日本語オンラインショップ⇒国内使用〇 「日本語で…ブランドの歴史,実績等を紹介 […]
【米国商標】Playboy v. Chuckleberry ⇒米国居住者からの申し込み受諾を禁止
【米国商標】Playboy v. Chuckleberry(旧tattilo )939 F. Supp.1032(S.D.N.Y.1996) 被告は、イタリアでウェブサイト運営 ⇒米国居住者からの申し込み受諾を禁止した。 […]
【商標】平成17年(行ケ)10095「PAPA JOHN’S」★海外サーバ~”英語”⇒国内使用×
【商標】平成17年(行ケ)10095「PAPA JOHN’S」事件<中野> ★海外サーバ~日本からアクセス可能な”英語”ウェブサイト~「日本の需要者を対象としたものとは認められない」⇒国内使用× ★海外で発行された”英語 […]
【商標】平成25年(行ケ)10031「グラム」事件~素材の商標が、被服についての使用でもある。
【商標】平成25年(行ケ)10031「グラム」事件 素材の商標が、単に素材を示すための使用ではなく、最終製品(被服)についての使用でもあると判断した。 「素材が非常に軽いため…軽量感のあるソフトな風合いの機能性,快適性に […]
【中国(論稿)】中国企業への技術ライセンスにおける保証責任のリスク低減(2014年 知財管理)
【中国(論稿)】中国企業への技術ライセンスにおける保証責任のリスク低減(2014年度ライセンス第1委員会、第2小委員会) 中国の技術輸出入管理条例~ライセンサーが技術保証+権利保証責任を負う。 ⇒日中合弁会社にライセンス […]
平成30年(行ケ)10023【研磨用クッション材】<大鷹> 包袋禁反言⇒訂正× 意識的に除外したクレームを訂正で復活不可 ⇒実質的変更 「訂正は…出願経過において旧請求項5及び6を削除したことと相反する…,これを認めるこ […]
東京地判平成29年(ワ)35663【エクオール含有大豆胚軸発酵物】<沖中>
東京地判平成29年(ワ)35663【エクオール含有大豆胚軸発酵物】<沖中> ※控訴審は、平成31年(ネ)10015<大鷹> *分割出願において、クレーム文言解釈は親出願の審査経過における主張と同じ Cf.H19(ワ)27 […]
東京地判平成19年(ワ)27187【テレビジョン番組リストのユーザインタフェース】
東京地判平成19年(ワ)27187【テレビジョン番組リストのユーザインタフェース】 *分割出願でクレーム文言解釈を原出願の審査経過と異なる主張OK Cf.H29(ワ)35663と逆 「分割出願…,本来,内容を異にするもの […]
令和2年(行ケ)10089【…チャイルド…シート】<鶴岡> *クレーム文言が、明細書/図面において通常と異なる意味で定義/説明されていない限り、通常の意味で解釈される。 ⇒「…別異の, それらに更に追加される構造要素」と […]
平成30年(ネ)10034【ソレノイド】<菅野> 控訴審逆転充足
平成30年(ネ)10034【ソレノイド】<菅野> 端部部材それ自体によって「密封」される必要があるか否かのクレーム文言解釈の判断が変更され、特許権者が逆転勝ち!! ⇒Oリングと併せて効果を発揮するから充足。 控訴審逆転の […]
【特許】分割出願~子出願が分割要件違反/新規事項追加の孫の出願日が、親の出願日まで遡らない!
【特許】親子孫…と分割出願したとき、子出願に分割要件違反/新規事項追加の違法があると、孫の出願日が、親の出願日まで遡らない! 子出願後に補正した場合⇒遡及効あり 分割要件と補正要件の異同⇒裁判例では同じ 子出願の拒絶確定 […]
【米国】Geprgetown Rail v. Holland~preambleと権利範囲の限定
【米国特許】2017.08 CAFC Geprgetown Rail v. Holland 物の発明につき、当該事案ではpreambleが権利範囲を限定しないとしたが、限定する5類型を判示した。(“mounted on […]
平成17年(行ケ)10608<篠原> 「除くクレーム」の補正要件
平成17年(行ケ)10608<篠原> 「除くクレーム」の補正要件 ⇒重なりを除く訂正でないし、先行技術と技術的思想が顕著に異なる旨の主張立証なし ⇒補正要件× 「先行技術との重なりを除く訂正を…明細書に記載した事項の範囲 […]
平成17年(行ケ)10143【フィルター基材】<中野> *測定方法に関する明確性要件×
平成17年(行ケ)10143【フィルター基材】<中野> *測定方法に関する明確性要件× ⇒明細書中で有意としている有効桁数を測定可能な条件等を記載する必要あり ~小数第3位までの数値に意味があるが,その小数第3位の値を正 […]
平成13年(行ケ)209【電子写真複写機用クリーニングブレード】 測定方法に関する実施可能要件×
平成13年(行ケ)209【電子写真複写機用クリーニングブレード】 測定方法に関する実施可能要件× ⇒明細書中で有意としている有効桁数を測定可能な条件等を記載する必要あり 使用するカラムの種類・本数が異なると,比が異なると […]
東京地判平成30年(ワ)17586等【医薬】(東和薬品v.興和) 二次判決 (特許権者逆転負け)
東京地判平成30年(ワ)17586,平成31年(ワ)7191,令和2年(ワ)7989,令和3年(ワ)8097<柴田> 【医薬】(東和薬品v.興和) 先行する差止請求事件(平成29年(ネ)10090<高部>)は特許権者勝訴 […]
令和4年(ネ)10052<本多>【医薬】(東和薬品v.興和)*先行する差止請求事件は特許権者勝訴
令和4年(ネ)10052<本多>【医薬】(東和薬品v.興和) *先行する差止請求事件は特許権者勝訴 平成29年(ネ)10090<高部>先使用不成立 ⇒本件は進歩性× *原判決はサポート要件× 「…が乙12発明の必須の構成 […]
平成20年(ワ)38602【無線アクセス通信システム】<東海林> サポート要件、実施可能要件×
平成20年(ワ)38602【無線アクセス通信システム】<東海林> 発明の詳細な説明に記載がない ⇒サポート要件× 「本件発明…の…と解釈される部分は…本件明細書等の発明の詳細な説明に記載のない事項であり,かつ…発明の課題 […]
【著作権】令和3年(ワ)1333<田中> 公衆送信権侵害の幇助と認定された。
【著作権】令和3年(ワ)1333<田中> インターネット上の海賊版サイト(漫画村)に掲載する広告主を募って、広告掲載料を募った行為が、公衆送信権侵害の幇助と認定された。(広告主が幇助と認定された訳ではない。) ⇒広告掲載 […]
大阪地判令和2年(ワ)3247, 8842 訴訟提起が不法行為!!
大阪地判令和2年(ワ)3247, 8842 「訴えの提起が…違法な行為といえるのは,…事実的,法律的根拠を欠くものである上,…通常人であれば容易にそのことを知り得たといえるのにあえて訴えを提起したなど,訴えの提起が裁判制 […]
中村合同特許法律事務所のHP~「知財ミックス~複数の知的財産権による多面的保護と権利行使~」
中村合同特許法律事務所のHPに「知財ミックス~複数の知的財産権による多面的保護と権利行使~」の記事が掲載されました。 特に、創作物の機能的特徴が構造として描写できる場合は、機能が意匠の要部と認定されやすいため、特許と意匠 […]
令和3年(行ケ)10137【作業機】<東海林> ※公然実施品の外観から認識できない⇒新規性〇
令和3年(行ケ)10137【作業機】<東海林> 「展示」(参加者は、触れることは許された) ⇒公然実施品から、外観から認識できない構成要件は開示無し。新規性あり *追試は信用性× *展示会出席者のブログは認識不足 触れる […]
2019.08 CAFC Iridescent Networks v. AT&T親出願の出願経過
2019.08 CAFC Iridescent Networks v. AT&T 親出願の出願経過において述べた意見は、継続出願の特許クレームに関係する場合は、継続出願のクレーム文言解釈に影響する。 Enable […]
【商標】令和2年(行ケ)10078「AROMA ZONE」譲渡場所が国外でも、国内使用/展示
【商標】令和2年(行ケ)10078「AROMA ZONE」<鶴岡> 譲渡場所が国外でも、日本向け販売であれば、国内使用/展示と認められた!! <Keywords> 「フランスに在住する日本人Aが運営するオンラ […]
【米国特許】2020.03 CAFC Comcast v. ITC 米国関税法337条
【米国特許】2020.03 CAFC Comcast v. ITC 米国関税法337条~輸入時には非充足でも、輸入後に顧客が使用することで充足となる製品も適用範囲に含まれる。 (Comcastの顧客がX1システムを使用す […]
2019.05 米国連邦最高裁 Mission Product v. Tempnology
2019.05 米国連邦最高裁 Mission Product v. Tempnology 商標権ライセンサーが破産し、連邦破産法365(a)に基づき未履行契約の履行拒絶しても、ライセンシーによる当該商標の継続使用(ライ […]
【中国裁判例】最高人民法院(2020)最高法知民終621号(判決日2021年12月18日)
【中国裁判例】最高人民法院(2020)最高法知民終621号(判決日2021年12月18日) 守秘期間終了後は、本件ノウハウを自ら使用できるが、第三者に使用させることはできない。ライセンシーは、権利侵害法上の一般の不作為義 […]
2022.08 CAFC In re McDonald <Recapture rule>Reissueにより権利範囲を拡張する場合、出願当初クレームについて、権利取得のために出願手続中に放棄された保護対象を再 […]
【不競法】令和2年(ワ)19889 「原告は…システム開発の業務に従事する技術者を派遣して、被告会社はその業務委託料を支払っているから、その当時,両社は良好な関係にあった…。…メールの『グループ会社(株式会社ソフトユージ […]
令和3年(行ケ)10157,10155【運動障害治療剤】<本多> ※対象患者を限定して進歩性〇
令和3年(行ケ)10157,10155【運動障害治療剤】<本多> ※有効成分と病名が同じであったが、対象患者を限定することで新規性・進歩性が認められた!! <一致点> 有効成分 パーキンソン病動物を対象 L- […]
平成27年(行ケ)10206エアバッグ用基布<髙部> 数値をどの程度動かせばよいか不明⇒進歩性〇
平成27年(行ケ)10206【エアバッグ用基布】<髙部> <審決> 既存の製品であって機能に応じた最適化がなされているから、変更のためには相応の動機が必要 ⇒進歩性〇 <本判決> 公然実施品の数値を本件発明に寄せる動機づ […]
平成29(ワ)7391、平成31年(ワ)3587 職務発明の対価請求(三菱電機)
平成29(ワ)7391、平成31年(ワ)3587 職務発明の対価請求(三菱電機) 「被告規程の基準の開示の状況…被告の一連の対応につき不合理ないし不誠実と評価すべきものはない」 「実績補償金の算定基準の内容面 […]
大阪地判平成18年(ワ)6264 ≒東地平成14年(ワ)1943【サンゴ化石微粉末】
大阪地判平成18年(ワ)6264 日本企業Yの外国における製品頒布が日本企業Xの外国特許権の侵害に当たるとして、XがYの取引先に警告状を発送した場合、YからXに対して差止請求権の不存在確認を日本の裁判所に訴えることができ […]
【不競法2条1項1号】令和3年(ネ)10025 打ち消し表示と認定して混同しないと判断した。
【不競法2条1項1号】令和3年(ネ)10025 「タカギ社製」「浄水蛇口の交換用カートリッジを」「お探しの皆様へ」との3段書き。 ⇒「純正カートリッジより浄水の流量が少ないですが、当社製品は…」という文章を打ち消し表示と […]
【不競法】令和3年(ネ)10018 オリゴ糖100%と唄っていた。
【不競法】令和3年(ネ)10018 品質誤認表示成立~損害論で推定覆滅91% 信用毀損行為成立~損害論で推定覆滅99% 被告製品はオリゴ糖配合割合53%なのに100%と唄っていた。 アフィリエーター対象のイベントで、原告 […]
【論稿】「欧州特許庁審判部のリーディングケースを読む」(宮崎賢司,神野将志)
【論稿】「欧州特許庁審判部のリーディングケースを読む」(宮崎賢司,神野将志) EPOの課題解決アプローチは、課題の認定も含め、日本実務に通ずる。 同じ要素が特許性〇に寄与するときもあり、×に寄与するときもある。 ⇒効果の […]
【米国特許】2014.04 CAFC Ineou USA v. Berry Plastics
【米国特許】2014.04 CAFC Ineou USA v. Berry Plastics 引用例がある特定の数値ではなく数値範囲を開示しており、クレームされた数値範囲と引用例の数値範囲との比較で、operabili […]
【特許★】それぞれの既存部品が課題解決不可欠品とされた。例外的とはいえない範囲の者が特許権侵害に利用する蓋然性が高いことを認識・認容していれば足りる。⇒約4分の1で特許法101条2号の間接侵害成立
-知財高判平成31年(ネ)第10007号「プログラマブル・コントローラにおける異常発生時にラダー回路を表示する装置」控訴事件<菅野裁判長>- ◆判決本文 【本判決の要旨、若干の考察】 1.請求項1(本件第1特許、 […]
【特許★★】逆転充足。特許権者製品と侵害品とが海外で競合していれば、102条2項適用あり。2項推定覆滅部分に対する3項の重畳適用の規範を示した大合議判決。
-知財高裁大合議判決令和2年(ネ)第10024号【椅子式マッサージ機】事件- ◆判決本文 1.充足論(逆転充足) 1-1.原判決=一審判決(非充足) 原判決(大阪地判平成30年(ワ)第3226号)は、「…補正にお […]
【論稿】仲裁合意が法人代表者に及ぶとして、法人代表者に対する訴訟が却下された事例(JCAジャーナル69巻8号)
【論稿】仲裁合意が法人代表者に及ぶとして、法人代表者に対する訴訟が却下された事例(JCAジャーナル69巻8号) 渉外【リング・リング・サーカス事件】最判平成9.9.4 国内~名古屋地判平成7.10.27 実質的に法人に対 […]
【著作権】東地令和2年(ワ)19840<中島> ロゴタイプにした会社名(商号)の著作物性否定
【著作権】東京地判令和2年(ワ)19840<中島> ロゴタイプにした会社名(商号)の著作物性否定 被告には,原告の知名度や信用を利用しようとする意思も必要もなかった。 ⇒被告商号を独自に考案した。 ⇒会社法8条1項の「不 […]
大阪地判令和2年(ワ)4023【…装着補助プレート】<谷> プレートがカバー本体の重量が加えられてもその形状を保つことができるものでなければ,カバー本体の位置を高く保つことは困難 ⇒自重で屈曲し,硬さ又は弾性を有しないも […]
大阪地判平成30年(ワ)866<職務発明の対価請求> 独占の利益否定 ⇒請求棄却
大阪地判平成30年(ワ)866<職務発明の対価請求> 独占の利益否定 ⇒請求棄却 「被告のシェア増大といった事情もない…特許権の存在が競合他社による本件各発明の実施を回避させているとまではいえない 。…特許料不納付により […]
東京高判平成13年(ネ)2630【…補強杆】<篠原> 均等物が拡大先願と実質同一
東京高判平成13年(ネ)2630【…補強杆】<篠原> 均等物が拡大先願と実質同一 ⇒第4要件× 「④′の要件が…何人も実用新案登録を受けることができなったはずのものについて、登録実用新案の技術的範囲に属するものということ […]
大阪地判平成11年(ワ)12699【発明者名誉権侵害事件】<小松>真の発明者は発明者欄補正請求可
大阪地判平成11年(ワ)12699【発明者名誉権侵害事件】<小松> 真の発明者は願書の発明者欄の記載を補正すべきことを請求できる。 「人格権たる発明者名誉権(発明者掲載権)を有する…願書に発明者が被告Bである旨記載されて […]
令和1年(行ケ)10132<鶴岡> 【ブルニアンリンク作成デバイスおよびキット】
令和1年(行ケ)10132<鶴岡> 【ブルニアンリンク作成デバイスおよびキット】 ①部分優先 ②課題解決に不可欠でない構成は削除しても新規事項追加とならない ⇒補正要件〇 =H26(行ケ)10087、H31(行ケ)100 […]
令和1年(行ケ)10120【油冷式スクリュ圧縮機】<鶴岡> 一般的課題から、動機づけを認めた。
令和1年(行ケ)10120【油冷式スクリュ圧縮機】<鶴岡> 引用文献に言及無いが、出願日に当業者が認識できた一般的課題が引用発明にも適用されるとして、動機づけを認めた⇒進歩性× 判決では 「本件発明の課題」は検討されてい […]
東地令和2年(ワ)13326,13331<柴田> 【エルデカルシトールを含有する前腕部骨折抑制剤
東京地判令和2年(ワ)13326,13331<柴田> 【エルデカルシトールを含有する前腕部骨折抑制剤】 *「用途」の新規性が否定された。 「投与対象をⅠ型骨粗鬆症患者に限定することは、乙1発明で想定されていた用途と評価さ […]
令和3年(ネ)10031<東海林> 【半導体集積回路装置】=東地令和2年(ワ)6675
令和3年(ネ)10031<東海林> 【半導体集積回路装置】=東地令和2年(ワ)6675 請求項の「半導体集積回路装置」とは、一般的意味としてはDRAMが含まれる余地があるとしても、発明の詳細な説明で、システムLSIを意味 […]
東京地判平成9年(ワ)938 【芳香性液体漂白剤組成物】(カビキラー)
東京地判平成9年(ワ)938 【芳香性液体漂白剤組成物】(カビキラー) *「含有する」というクレーム文言=普通の意味どおり、含んでいれば足りる。 *経時変化する製品の直接侵害を認めた Cf.平成14(ネ)4193「ドクタ […]
平成31年(行ケ)10041【創傷被覆材】<菅野> サポート要件〇 進歩性〇
平成31年(行ケ)10041【創傷被覆材】<菅野> <サポート要件> *明細書に記載された2つの数値範囲から最小値同士に基づく計算により、サポート要件〇。 「直径の最小値である280μm,密度の最小値である50個/cm2 […]
損害論(2項と3項の重畳適用)大合議令和2年(ネ)10024、令和3年(ネ)10088
知財高裁大合議判決令和2年(ネ)10024【椅子式マッサージ機】 102条2項の推定の覆滅事由のうち、特許発明が侵害品の部分のみに実施されていることを理由とする…推定覆滅部分については同条3項の適用を否定したが、市場の非 […]
【米国特許】2009CAFC 方法クレームについては、米国特許法第271条(f)が適用されない。
【米国特許】2009.08 CAFC en banc Cardiac Pacemakers v. St. Jude Medical 方法クレームについては、米国特許法第271条(f)が適用されない。 ※Union Car […]
2019.05 米国連邦最高裁 Mission Product v. Tempnology
2019.05 米国連邦最高裁 Mission Product v. Tempnology 商標権ライセンサーが破産し、連邦破産法365(a)に基づき未履行契約の履行拒絶しても、ライセンシーによる当該商標の継続使用(ラ […]
【米国】米国関税法337~輸入時には非充足でも、輸入後に顧客が使用すると充足となる製品も適用対象
【米国特許】2020.03 CAFC Comcast v. ITC 米国関税法337条~輸入時には非充足でも、輸入後に顧客が使用すると充足となる製品も適用対象である。 https://openlegalcommunity […]