平成20年(ワ)38602【無線アクセス通信システム】<東海林> サポート要件、実施可能要件×
平成20年(ワ)38602【無線アクセス通信システム】<東海林> 発明の詳細な説明に記載がない ⇒サポート要件× 「本件発明…の…と解釈される部分は…本件明細書等の発明の詳細な説明に記載のない事項であり,かつ…発明の課題 […]
【著作権】令和3年(ワ)1333<田中> 公衆送信権侵害の幇助と認定された。
【著作権】令和3年(ワ)1333<田中> インターネット上の海賊版サイト(漫画村)に掲載する広告主を募って、広告掲載料を募った行為が、公衆送信権侵害の幇助と認定された。(広告主が幇助と認定された訳ではない。) ⇒広告掲載 […]
大阪地判令和2年(ワ)3247, 8842 訴訟提起が不法行為!!
大阪地判令和2年(ワ)3247, 8842 「訴えの提起が…違法な行為といえるのは,…事実的,法律的根拠を欠くものである上,…通常人であれば容易にそのことを知り得たといえるのにあえて訴えを提起したなど,訴えの提起が裁判制 […]
中村合同特許法律事務所のHP~「知財ミックス~複数の知的財産権による多面的保護と権利行使~」
中村合同特許法律事務所のHPに「知財ミックス~複数の知的財産権による多面的保護と権利行使~」の記事が掲載されました。 特に、創作物の機能的特徴が構造として描写できる場合は、機能が意匠の要部と認定されやすいため、特許と意匠 […]
令和3年(行ケ)10137【作業機】<東海林> ※公然実施品の外観から認識できない⇒新規性〇
令和3年(行ケ)10137【作業機】<東海林> 「展示」(参加者は、触れることは許された) ⇒公然実施品から、外観から認識できない構成要件は開示無し。新規性あり *追試は信用性× *展示会出席者のブログは認識不足 触れる […]
2019.08 CAFC Iridescent Networks v. AT&T親出願の出願経過
2019.08 CAFC Iridescent Networks v. AT&T 親出願の出願経過において述べた意見は、継続出願の特許クレームに関係する場合は、継続出願のクレーム文言解釈に影響する。 Enable […]
【商標】令和2年(行ケ)10078「AROMA ZONE」譲渡場所が国外でも、国内使用/展示
【商標】令和2年(行ケ)10078「AROMA ZONE」<鶴岡> 譲渡場所が国外でも、日本向け販売であれば、国内使用/展示と認められた!! <Keywords> 「フランスに在住する日本人Aが運営するオンラ […]
【米国特許】2020.03 CAFC Comcast v. ITC 米国関税法337条
【米国特許】2020.03 CAFC Comcast v. ITC 米国関税法337条~輸入時には非充足でも、輸入後に顧客が使用することで充足となる製品も適用範囲に含まれる。 (Comcastの顧客がX1システムを使用す […]
2019.05 米国連邦最高裁 Mission Product v. Tempnology
2019.05 米国連邦最高裁 Mission Product v. Tempnology 商標権ライセンサーが破産し、連邦破産法365(a)に基づき未履行契約の履行拒絶しても、ライセンシーによる当該商標の継続使用(ライ […]
【中国裁判例】最高人民法院(2020)最高法知民終621号(判決日2021年12月18日)
【中国裁判例】最高人民法院(2020)最高法知民終621号(判決日2021年12月18日) 守秘期間終了後は、本件ノウハウを自ら使用できるが、第三者に使用させることはできない。ライセンシーは、権利侵害法上の一般の不作為義 […]
2022.08 CAFC In re McDonald <Recapture rule>Reissueにより権利範囲を拡張する場合、出願当初クレームについて、権利取得のために出願手続中に放棄された保護対象を再 […]
【不競法】令和2年(ワ)19889 「原告は…システム開発の業務に従事する技術者を派遣して、被告会社はその業務委託料を支払っているから、その当時,両社は良好な関係にあった…。…メールの『グループ会社(株式会社ソフトユージ […]
令和3年(行ケ)10157,10155【運動障害治療剤】<本多> ※対象患者を限定して進歩性〇
令和3年(行ケ)10157,10155【運動障害治療剤】<本多> ※有効成分と病名が同じであったが、対象患者を限定することで新規性・進歩性が認められた!! <一致点> 有効成分 パーキンソン病動物を対象 L- […]
平成27年(行ケ)10206エアバッグ用基布<髙部> 数値をどの程度動かせばよいか不明⇒進歩性〇
平成27年(行ケ)10206【エアバッグ用基布】<髙部> <審決> 既存の製品であって機能に応じた最適化がなされているから、変更のためには相応の動機が必要 ⇒進歩性〇 <本判決> 公然実施品の数値を本件発明に寄せる動機づ […]
平成29(ワ)7391、平成31年(ワ)3587 職務発明の対価請求(三菱電機)
平成29(ワ)7391、平成31年(ワ)3587 職務発明の対価請求(三菱電機) 「被告規程の基準の開示の状況…被告の一連の対応につき不合理ないし不誠実と評価すべきものはない」 「実績補償金の算定基準の内容面 […]
大阪地判平成18年(ワ)6264 ≒東地平成14年(ワ)1943【サンゴ化石微粉末】
大阪地判平成18年(ワ)6264 日本企業Yの外国における製品頒布が日本企業Xの外国特許権の侵害に当たるとして、XがYの取引先に警告状を発送した場合、YからXに対して差止請求権の不存在確認を日本の裁判所に訴えることができ […]
【不競法2条1項1号】令和3年(ネ)10025 打ち消し表示と認定して混同しないと判断した。
【不競法2条1項1号】令和3年(ネ)10025 「タカギ社製」「浄水蛇口の交換用カートリッジを」「お探しの皆様へ」との3段書き。 ⇒「純正カートリッジより浄水の流量が少ないですが、当社製品は…」という文章を打ち消し表示と […]
【不競法】令和3年(ネ)10018 オリゴ糖100%と唄っていた。
【不競法】令和3年(ネ)10018 品質誤認表示成立~損害論で推定覆滅91% 信用毀損行為成立~損害論で推定覆滅99% 被告製品はオリゴ糖配合割合53%なのに100%と唄っていた。 アフィリエーター対象のイベントで、原告 […]
【論稿】「欧州特許庁審判部のリーディングケースを読む」(宮崎賢司,神野将志)
【論稿】「欧州特許庁審判部のリーディングケースを読む」(宮崎賢司,神野将志) EPOの課題解決アプローチは、課題の認定も含め、日本実務に通ずる。 同じ要素が特許性〇に寄与するときもあり、×に寄与するときもある。 ⇒効果の […]
【米国特許】2014.04 CAFC Ineou USA v. Berry Plastics
【米国特許】2014.04 CAFC Ineou USA v. Berry Plastics 引用例がある特定の数値ではなく数値範囲を開示しており、クレームされた数値範囲と引用例の数値範囲との比較で、operabili […]
【特許★】それぞれの既存部品が課題解決不可欠品とされた。例外的とはいえない範囲の者が特許権侵害に利用する蓋然性が高いことを認識・認容していれば足りる。⇒約4分の1で特許法101条2号の間接侵害成立
-知財高判平成31年(ネ)第10007号「プログラマブル・コントローラにおける異常発生時にラダー回路を表示する装置」控訴事件<菅野裁判長>- ◆判決本文 【本判決の要旨、若干の考察】 1.請求項1(本件第1特許、 […]
【特許★★】逆転充足。特許権者製品と侵害品とが海外で競合していれば、102条2項適用あり。2項推定覆滅部分に対する3項の重畳適用の規範を示した大合議判決。
-知財高裁大合議判決令和2年(ネ)第10024号【椅子式マッサージ機】事件- ◆判決本文 1.充足論(逆転充足) 1-1.原判決=一審判決(非充足) 原判決(大阪地判平成30年(ワ)第3226号)は、「…補正にお […]
【論稿】仲裁合意が法人代表者に及ぶとして、法人代表者に対する訴訟が却下された事例(JCAジャーナル69巻8号)
【論稿】仲裁合意が法人代表者に及ぶとして、法人代表者に対する訴訟が却下された事例(JCAジャーナル69巻8号) 渉外【リング・リング・サーカス事件】最判平成9.9.4 国内~名古屋地判平成7.10.27 実質的に法人に対 […]
【著作権】東地令和2年(ワ)19840<中島> ロゴタイプにした会社名(商号)の著作物性否定
【著作権】東京地判令和2年(ワ)19840<中島> ロゴタイプにした会社名(商号)の著作物性否定 被告には,原告の知名度や信用を利用しようとする意思も必要もなかった。 ⇒被告商号を独自に考案した。 ⇒会社法8条1項の「不 […]
大阪地判令和2年(ワ)4023【…装着補助プレート】<谷> プレートがカバー本体の重量が加えられてもその形状を保つことができるものでなければ,カバー本体の位置を高く保つことは困難 ⇒自重で屈曲し,硬さ又は弾性を有しないも […]
大阪地判平成30年(ワ)866<職務発明の対価請求> 独占の利益否定 ⇒請求棄却
大阪地判平成30年(ワ)866<職務発明の対価請求> 独占の利益否定 ⇒請求棄却 「被告のシェア増大といった事情もない…特許権の存在が競合他社による本件各発明の実施を回避させているとまではいえない 。…特許料不納付により […]
東京高判平成13年(ネ)2630【…補強杆】<篠原> 均等物が拡大先願と実質同一
東京高判平成13年(ネ)2630【…補強杆】<篠原> 均等物が拡大先願と実質同一 ⇒第4要件× 「④′の要件が…何人も実用新案登録を受けることができなったはずのものについて、登録実用新案の技術的範囲に属するものということ […]
大阪地判平成11年(ワ)12699【発明者名誉権侵害事件】<小松>真の発明者は発明者欄補正請求可
大阪地判平成11年(ワ)12699【発明者名誉権侵害事件】<小松> 真の発明者は願書の発明者欄の記載を補正すべきことを請求できる。 「人格権たる発明者名誉権(発明者掲載権)を有する…願書に発明者が被告Bである旨記載されて […]
令和1年(行ケ)10132<鶴岡> 【ブルニアンリンク作成デバイスおよびキット】
令和1年(行ケ)10132<鶴岡> 【ブルニアンリンク作成デバイスおよびキット】 ①部分優先 ②課題解決に不可欠でない構成は削除しても新規事項追加とならない ⇒補正要件〇 =H26(行ケ)10087、H31(行ケ)100 […]
令和1年(行ケ)10120【油冷式スクリュ圧縮機】<鶴岡> 一般的課題から、動機づけを認めた。
令和1年(行ケ)10120【油冷式スクリュ圧縮機】<鶴岡> 引用文献に言及無いが、出願日に当業者が認識できた一般的課題が引用発明にも適用されるとして、動機づけを認めた⇒進歩性× 判決では 「本件発明の課題」は検討されてい […]
東地令和2年(ワ)13326,13331<柴田> 【エルデカルシトールを含有する前腕部骨折抑制剤
東京地判令和2年(ワ)13326,13331<柴田> 【エルデカルシトールを含有する前腕部骨折抑制剤】 *「用途」の新規性が否定された。 「投与対象をⅠ型骨粗鬆症患者に限定することは、乙1発明で想定されていた用途と評価さ […]
令和3年(ネ)10031<東海林> 【半導体集積回路装置】=東地令和2年(ワ)6675
令和3年(ネ)10031<東海林> 【半導体集積回路装置】=東地令和2年(ワ)6675 請求項の「半導体集積回路装置」とは、一般的意味としてはDRAMが含まれる余地があるとしても、発明の詳細な説明で、システムLSIを意味 […]
東京地判平成9年(ワ)938 【芳香性液体漂白剤組成物】(カビキラー)
東京地判平成9年(ワ)938 【芳香性液体漂白剤組成物】(カビキラー) *「含有する」というクレーム文言=普通の意味どおり、含んでいれば足りる。 *経時変化する製品の直接侵害を認めた Cf.平成14(ネ)4193「ドクタ […]
平成31年(行ケ)10041【創傷被覆材】<菅野> サポート要件〇 進歩性〇
平成31年(行ケ)10041【創傷被覆材】<菅野> <サポート要件> *明細書に記載された2つの数値範囲から最小値同士に基づく計算により、サポート要件〇。 「直径の最小値である280μm,密度の最小値である50個/cm2 […]
損害論(2項と3項の重畳適用)大合議令和2年(ネ)10024、令和3年(ネ)10088
知財高裁大合議判決令和2年(ネ)10024【椅子式マッサージ機】 102条2項の推定の覆滅事由のうち、特許発明が侵害品の部分のみに実施されていることを理由とする…推定覆滅部分については同条3項の適用を否定したが、市場の非 […]
【米国特許】2009CAFC 方法クレームについては、米国特許法第271条(f)が適用されない。
【米国特許】2009.08 CAFC en banc Cardiac Pacemakers v. St. Jude Medical 方法クレームについては、米国特許法第271条(f)が適用されない。 ※Union Car […]
2019.05 米国連邦最高裁 Mission Product v. Tempnology
2019.05 米国連邦最高裁 Mission Product v. Tempnology 商標権ライセンサーが破産し、連邦破産法365(a)に基づき未履行契約の履行拒絶しても、ライセンシーによる当該商標の継続使用(ラ […]
【米国】米国関税法337~輸入時には非充足でも、輸入後に顧客が使用すると充足となる製品も適用対象
【米国特許】2020.03 CAFC Comcast v. ITC 米国関税法337条~輸入時には非充足でも、輸入後に顧客が使用すると充足となる製品も適用対象である。 https://openlegalcommunity […]
【米国】親の出願経過で述べた意見は、継続出願の特許クレームに関係する場合はクレーム解釈に影響する
【米国特許】2019.08 CAFC Iridescent Networks v. AT&T 親出願の出願経過において述べた意見は、継続出願の特許クレームに関係する場合は、継続出願のクレーム解釈に影 […]
【米国特許】先行訴訟の和解による、黙示のライセンスが推定される範囲(一般論)
【米国特許】2013.03 CAFC Endo Pharmaceuticals v. Actavis 先行する特許権侵害訴訟における和解による、黙示のライセンスが推定される範囲(一般論) ライセンス特許の継続特許には、 […]
【米国特許】スキニーラベルのジェネリック医薬品について、誘引侵害を認めた。
【米国特許】2018.05 CAFC Glaxosmithkline v. Teva スキニーラベル(特許方法を除いたラベル)のジェネリック医薬品について誘引侵害を認めた。 Tevaはうっ血性心不全に効く旨のマーケティン […]
【米国特許】2014.06米国連邦最高裁 Nautilus v. Biosig 明確性要件の基準
【米国特許】2014.06米国連邦最高裁 Nautilus v. Biosig 明確性要件の基準を、従来の「insolubly ambiguous基準」から、「reasonable certainty基準」 […]
【論稿】「知財戦略としての米国特許訴訟」 米国特許法252条~再発行の効果(中用権、介在権)
【論稿】「知財戦略としての米国特許訴訟」(岸本芳也、日本経済新聞出版社159頁) 米国特許法252条~再発行の効果(中用権、介在権) ⇒再発行特許クレームが原特許クレームと実質的に同一である場合には、Intervenin […]
【米国特許】HZNP v. Actavis「consisting essentially of」
【米国特許】2021.10 CAFC HZNP v. Actavis 「consisting essentially of」というクレームはそれ自体不明瞭ではなく、基本的および新規的特性が明瞭である限り使用でき、無名の成 […]
【米国特許】Eli Lilly v. Teva 使用方法の目的は、前文により限定的に解釈される
【米国特許】2021.08 CAFC Eli Lilly v. Teva 装置や組成物を使用する方法は…通常、その方法が 「何を行うか 」に完全に依存している。 方法が何を行うかは、通常、前文に記載されるから、使用方法 […]
中村合同特許法律事務所のHPに「知的財産権の価値評価」をアップしました。
中村合同特許法律事務所のHPに「知的財産権の価値評価~グループ内の移転…時の客観的評価の担保~」をアップしました。 「会社としての説明責任、又は、取締役個人としての善管注意義務を果たすことができます。」 (近時、特許権侵 […]
【米国】CAFC Evolusion v. Juggernaut クレーム文言解釈
【米国特許】2022.01 CAFC Evolusion v. Juggernaut 同一のクレーム文言が他の請求項で使用されている場合、明らかに異なる意味を有していない限り、当該文言は一貫した意味を有すると解釈される。 […]
「知的財産権の価値評価~グループ内の移転…時の客観的評価の担保~」
中村合同特許法律事務所のHPに「知的財産権の価値評価~グループ内の移転…時の客観的評価の担保~」をアップしました。 「会社としての説明責任、又は、取締役個人としての善管注意義務を果たすことができます。」 (近時、取締役の […]
<WIPO⽇本事務所ウェビナー>過去動画+資料がアップされています。
<WIPO⽇本事務所ウェビナー>過去動画+資料がアップされています。 外国関係の特許、商標、意匠等について、多数のトピックについて動画+資料を提供して頂いており、非常に有益です!! 私は、先ずは全ての資料を読みました。 […]
【米国意匠】2021.10 CAFC In re Surgisil, Peter, Scott
【米国意匠】2021.10 CAFC In re Surgisil, Peter, Scott 米国Design Patentにおけるanticipate(新規性)判断時に、先行文献に記載された「クレーム文言」と「図面」 […]
東京高判平成9年(行ケ)87【仮撚加工法】事件<伊藤> *主引例と副引例とを逆にした進歩性否定の審決は、拘束力違反 「主たる引用例を引用例1とした点で本件前審決と異なるものの、本件前判決の拘束力(行政事件訴訟法三三条一項 […]
平成24年(行ケ)10328<芝田>【臭気中和化および液体吸収性廃棄物袋】
平成24年(行ケ)10328<芝田>【臭気中和化および液体吸収性廃棄物袋】 *主引例と副引例とを逆にした進歩性否定の審決は拘束力なし 「審決は,主引用例を入れ替えたことにより,前訴判決とは判断の対象を異にするものと認めら […]
大阪地判令和1年(ワ)9113【情報通信ユニット】<杉浦> <損害論> 消費税算入 為替差益は算入 2項と3項の重畳適用は、競合製品による控除に適用無し 「2項…推定を覆滅すべき事情…競合製品…のみ…被告製品の販売実績等 […]
2004.8.16 米国CAFC Fisher-Price v. Safety 1st, Inc
2004.8.16 米国CAFC Fisher-Price v. Safety 1st, Inc. 当初クレームは「シート後面に固定する」という限定があったが、審査段階で削除された。 ⇒「シート後面に固定する」ことは本件 […]
令和3年(行ケ)10082【電気絶縁ケーブル】<東海林> 引用発明が既に実現した課題達成のため副引例を組み合わせる動機付けなし。 =H19(行ケ)10238【…コンクリートブロック】 =H24 […]
【著作権】大阪地判令和2年(ワ)9992 時計の「原画の」著作物性が否定された。
【著作権】大阪地判令和2年(ワ)9992 時計の「原画の」著作物性が否定された。 「本件原画は,実用に供する目的で制作されたものであり,いわゆる応用美術に当たる」 ⇒時計の実用目的に必要な構成と分離して美的鑑賞の対象とな […]
【意匠】平成30年(ワ)38585等(意匠の創作者性⇒否定)
【意匠】平成30年(ワ)38585等(意匠の創作者性⇒否定) 「原告が設計した当該ヒンジの形状は,…蓋に上記のような機能を持たせるために…不可欠と認めるのが相当である。したがって,原告が設計した入れ歯入れ容器のヒンジ部分 […]
東京地判令和1年(ワ)14314【…骨折固定システム】<柴田> 「原告は…グループの知的財産権の一部を管理する法人なのであって…その管理を超えて、何らかの製品の販売等をしていない。…特許法102条2項を適用することはでき […]
平成28年(行ケ)10118【高効率プロペラ】<清水> 29条1項3号の「刊行物」
平成28年(行ケ)10118【高効率プロペラ】<清水> 29条1項3号の「刊行物」 *特許法29条1項3号の「刊行物」とは、当業者が特別な思考を要することなく実施できる程度でOK。 (判旨抜粋) …原告は,図 […]
「最高裁判例にみる商標の類否の本質」(宍戸充元判事) 商標に関する最高裁判決11件を紹介
【論稿/商標】「最高裁判例にみる商標の類否の本質」(宍戸充元判事) 商標に関する最高裁判決11件を簡潔に紹介しており、有益な論稿!! <類否> コカコーラ 蛇の目 シンガー 三桝 リラ宝塚 しょうざん 保土谷化学工業 大 […]
大阪地判令和2年(ワ)3474【照明器具】<谷> 原告は,各被告製品の存在を知り,その外観から本件特許権侵害の疑いを持った時点で,各被告製品の構造等を容易に検討することができた。 ⇒その時点で,損害賠償請求をすることが可 […]
【論稿】「特許ライセンス契約の実務」(石田正泰教授) 関連する諸論点を考察しており、実務上有益! 共同研究開発の成果に関する知的財産問題 ライセンス契約における保証問題 ライセンシーの改良技術の取扱い 実施契約における許 […]
東京地判平成26年(ワ)17797【草質材圧着物】<沖中> 数値範囲外のものが相当量ある⇒非充足
東京地判平成26年(ワ)17797【草質材圧着物】<沖中> *カサ比重を0.15~0.25以下の範囲に調整するとの数値限定がされる一方,明細書中に数値範囲を外れることを許容する記載なし ⇒安定的に上記範囲内においてされて […]
令和3年(行ケ)10111【レーザ加工装置】<菅野> 除くクレームの訂正⇒進歩性〇
令和3年(行ケ)10111【レーザ加工装置】<菅野> 明細書中の図面から溝の不存在を看取し、除くクレームの訂正が認められた。引用発明は溝が必須であるから、阻害事由がある。 ⇒進歩性〇 29の2(拡大先願違反)回避のための […]
東京地判令和元年(ワ)33246【(続)事件】<國分>⇒前訴の侵害訴訟追行は、不法行為ではない。
東京地判令和元年(ワ)33246【(続)事件】<國分> 自らの過去製品に「間隙」があるとは認識していなかったとしても不自然とはいえない。 ⇒前訴の侵害訴訟追行は、不法行為ではない。 <前訴> 東地平成29年( […]
令和2年(ネ)10004<大鷹> 【光照射装置】 =大阪地判平成29年(ワ)7532<杉浦>
令和2年(ネ)10004<大鷹> 【光照射装置】 公然実施品を含む、製品ラインナップ(2004年~LED照明総合カタログ)を容易想到性否定の理由とした 「食い込み」による先使用権は不成立。 ⇒訂正前発明の範 […]
平成26年(行ケ)10059石井 ヨードホールを含有する乾燥リポソーム製薬組成物を含むパッケージ
平成26年(行ケ)10059【ヨードホールを含有する乾燥リポソーム製薬組成物を含むパッケージ】<石井> *構成が容易想到 ⇒相違点(A)に係る本願発明の構成とすれば、自動的にクレームアップされた効果(「保存安定性」)も達 […]
東京地判令和2年(ワ)8506【…作業用手袋】<佐藤> 原告は…「凹凸」が意図して形成されたものであることを要するとした上で,当該凹凸は,製造上不可避に生じる「表面粗さ」にすぎないと主張する。しかし,…乙1手袋の表面には […]
【商標】大阪地判令和2年(ワ)3646 「被告ら標章により販売することにより,原告…商品よりも優れたものであることを表示した…事案ではなく,原告は,商品名を原告標章から被告ら標章に変更したことをもって,原告標章を剥離する […]
東京地判平成30年(ワ)1130【印刷された再帰反射シート】<田中> 損害論
東京地判平成30年(ワ)1130【印刷された再帰反射シート】<田中> 原告は,本訴訟提起前に,被告らを含む3Mグループに対し5%を提案した。 … 被告3Mジャパンらは,原告に提起した特許権侵害訴訟において10%と主張して […]
令和3年(ネ)10088等【情報通信ユニット】~競合製品による控除には、2項と3項の重畳適用無し
控訴審・令和3年(ネ)10088等【情報通信ユニット】<菅野>も、競合製品による控除には、2項と3項の重畳適用無しと判断した(一審判決と同じ) 一審・大地令和1年(ワ)9113 「為替差益は…仕入額と合わせて原価と評価す […]
【著作権】令和3年(ワ)3208 海賊版販売⇒著作権法114条3項の損害額
【著作権】令和3年(ワ)3208 海賊版販売⇒著作権法114条3項の損害額 「原告製品の永久ライセンス版の定価をもって,…著作権の行使につき受けるべき価額」「得られたであろう永久ライセンス版の定価の額に相当する額を得られ […]
令和2年(ワ)13326,13331【エルデカルシトールを含有する前腕部骨折抑制剤】<柴田>
令和2年(ワ)13326,13331【エルデカルシトールを含有する前腕部骨折抑制剤】<柴田> 用途発明の新規性欠如 「橈骨の骨折予防を用途とする構成については、乙1文献に記載された発明と同一であるというべきで […]
令和2年(ネ)10048<鶴岡> ⇒ノウハウについて、職務発明の対価請求が認められなかった事例
令和2年(ネ)10048<鶴岡> 原審・東京地判平成30年(ワ)36424 ⇒ノウハウについて、職務発明の対価請求が認められなかった事例 *ノウハウの特許性が否定された。 ⇒逆に言えば、ノウハウに特許性があれば、職務発明 […]
平成22年(ネ)10001【モータ】<中野> *国際裁判管轄
平成22年(ネ)10001【モータ】<中野> *国際裁判管轄 「譲渡の申出行為」について,申出の発信行為又はその受領という結果の発生が客観的事実関係として日本国内においてなされたか否かにより,日本の国際裁判管轄の有無が決 […]
【米国特許】2022.06 CAFC Novartis v. Accord Healthcare
【米国特許】2022.06 CAFC Novartis v. Accord Healthcare 除くクレーム(negative limitation)は,112条(a)の記述要件(Written Description […]
<商標>令和3年(行ケ)10013「リンガフランカ」 不使用取消
<商標>令和3年(行ケ)10013「リンガフランカ」 不使用取消 要証期間前に終了し、商標権者が引き継いでいないサービスに関する広告の動画は、業として行われている役務について使用されているものではないから,そこに本件商標 […]
平成13年(行ケ)489【バネ構体】<塚原> *従来公知物が、偶然充足しても特許性×。
平成13年(行ケ)489【バネ構体】<塚原> *従来公知物が、偶然充足しても特許性×。 従来公知のバネ構体においてはD/hという概念に着目されていなかったとしても…偶然にその数値範囲に含まれる […]
【特許★★】ドワンゴ知財高裁大合議判決(外国サーバ問題、先行事件判決との対比を含む)
-(先行事件)知財高判平成30年(ネ)第10077号<本多裁判長>- 国外に所在するサーバから日本のユーザにプログラムを送信する行為が、日本国内の行為と評価された事例。逆転充足で特許権者逆転勝ち。 -(後行事件) […]
東京地判平成31年(ワ)7038,9618<國分> グラフェン前駆体として用いられる黒鉛系炭素材
東京地判平成31年(ワ)7038,9618<國分> 【グラフェン前駆体として用いられる黒鉛系炭素素材】 本件特許出願日前から、①品名/品番が同じ、②製造工程に大きな変更はなく,製品の規格にも変更なし、③出願日前サンプルに […]
令和1年(ネ)10078<菅野> 【屋根煙突貫通部の施工方法及び屋根煙突貫通部の防水構造】
令和1年(ネ)10078<菅野> 【屋根煙突貫通部の施工方法及び屋根煙突貫通部の防水構造】 外部から視認可能な状況で建築 ⇒公然実施 「A邸の屋根からストーブの煙突が突出している側…の隣地は…A邸より高いのであって…同駐 […]
平成31年(行ケ)10043「高コントラストタイヤパターン」<鶴岡>
平成31年(行ケ)10043「高コントラストタイヤパターン」<鶴岡> *主引例と異なる課題を解決した副引例を組み合わせることが、「別の理由から、」容易想到とされた事例 ⇒数値限定発明の、進歩性×   […]
東京地判平成25年(ワ)30271<職務発明の対価請求事件>
東京地判平成25年(ワ)30271<職務発明の対価請求事件> *本件発明と引用例の課題が異なっても、新規性判断を左右しない 「別異の技術的課題を解決するための発明であったとしても,結果として開示されている技術的事項が同一 […]
【著作権】令和3年(ネ)10028「放置系RPG」事件<大鷹>
【著作権】令和3年(ネ)10028「放置系RPG」事件<大鷹> ゲームのデータをコピーしたが…複製・翻案に当たらない 「被告ソースコードの大部分が原告ソースコードと共通しているとしても,原告ソースコードに係る […]
【不競法】大阪地判平成30年(ワ)8708 特許権行使~非充足 「特許権…行使が認められない…場合に,構成や充足に争いのない…一般的な構成,形状に属する部分が共通であることを理由に,不正競争防止法に基づく権利行使を認める […]
大阪地判平成30年(ワ)5037 カネカ~特許権者 ヒラノ~実施権者 ピーアイ~ヒラノからの購入した機械を用いてフィルムを製造し、米国でカネカに特許権侵害訴訟敗訴 米国訴訟と異なり,ヒラノがカネカの競合に機械を販売しない […]
大阪地判平成30年(ワ)5037 カネカ~特許権者 ヒラノ~実施権者 ピーアイ~ヒラノからの購入した機械を用いてフィルムを製造し、米国でカネカに特許権侵害訴訟敗訴 米国訴訟と異なり,ヒラノがカネカの競合に機械を販売しない […]
東京地判平成15年(ワ)19324【ブラニュート顆粒の製造方法】<三村>
東京地判平成15年(ワ)19324【ブラニュート顆粒の製造方法】<三村> 出願経過も考慮して、 「…30℃~0℃に調節」 とは、 「何らかの手段によって押出造粒機に供給する練合物の温度を30ないし0℃にするような積極的な […]
東京高判平成14年(ネ)2457【生コンスラッジの再使用方法】<山下>
東京高判平成14年(ネ)2457【生コンスラッジの再使用方法】<山下> 「被告方法中に,たまたま…20.2重量%以下であり調整行為が必要でない場合が含まれている点において本件発明と一致する点があるとしても,…『調整』がな […]
令和3年(行ケ)10059【電子レンジ加熱食品用容器】<東海林>
令和3年(行ケ)10059【電子レンジ加熱食品用容器】<東海林> *適切に水蒸気を逃がすために孔の大きさと個数を定めることは設計的事項 「容器内の食品から発生し得る水蒸気の量を勘案し,適切に水蒸気を逃がすため […]
平成29年(ワ)24942【ウェブページ閲覧方法…装置】<佐藤>
平成29年(ワ)24942【ウェブページ閲覧方法…装置】<佐藤> (原告主張) 繋ぎやすい遠隔地のアクセスポイントに接続する場合も相当数に上る (判決) ダイヤルアップ接続でも,ユーザ端末の所在地の最寄りのアクセスポイン […]
【著作権】東京地判令和3年(ワ)4491<佐藤> 口頭弁論陳述前の訴状をインターネットで公表 ⇒著作者人格権(公表権)侵害で慰謝料認容 未陳述前の訴状の公表に、著作権法40条1項(公開して行われた…裁判手続… […]
令和1年(ワ)23407【…吊張り…装置】<柴田> 「調整手段」の文言解釈 ⇒クレームアップされていないが、差分が認識された上で予め調整することが課題解決原理として明細書に記載されており、他の手段で解決する方策が記載無か […]
令和1年(ワ)23164【画像形成装置】<田中> *子出願が分割要件違反 ⇒孫出願の出願日は、子出願の現実の出願日までしか遡及しない =大高H14(ネ)2776 =東高H15(行ケ)65 *明細書の追加記載が分割要件違反 […]
令和3年(行ケ)10006【X線検査装置】<菅野> 主副引用例の課題を抽象的に把握して、課題同一 ⇒容易想到 「食品等の異物検査を行うX線検出装置である引用発明1…,医療検査や荷物検査を行う引用文献2技術事項…は,X線検 […]
米国特許2016 CAFC Shaw Industries v. Automated Creel
【米国特許】2016.03 CAFC Shaw Industries v. Automated Creel 「主張し、または合理的に主張できたはず(raised or reasonably could have rais […]
【米国特許】2016.06 米国連邦最高裁Cuozzo Speed v. Lee
【米国特許】2016.06 米国連邦最高裁Cuozzo Speed v. Lee IPR手続におけるクレーム解釈も、「合理的な最も広い解釈(Broadest Reasonable Interpretation)」(=BR […]
令和2年(ワ)33027【有料自動機の制御システム】<中島>
令和2年(ワ)33027【有料自動機の制御システム】<中島> ※上位概念化の補正が、当初明細書等から「自明」でないとして補正要件違反。 ⇒削除する発明特定事項が、発明の課題と直接関係しないときは補正OKとする 審査基準付 […]
東京地判令和3年(ワ)13905【…エリブリンの使用】<柴田>
東京地判令和3年(ワ)13905【…エリブリンの使用】<柴田> *特許があるから厚労省の製造承認、薬価収載の蓋然性は高くない ⇒後発品に対する”将来”の差止不存在確認請求は、訴えの利益なし * […]
2018.05 CAFC Gsk v. Teva スキニーラベルの後発品の販売~誘引侵害を認めた
2018.05 CAFC Glaxosmithkline v. Teva スキニーラベル(特許方法を除いたラベル)のジェネリック医薬品の販売について誘引侵害を認めた。 うっ血性心不全に効く旨のマーケティングを行っており、 […]