東京地判平成22年(ワ)26341【油性液状クレンジング用組成物】事件<大須賀>
東京地判平成22年(ワ)26341【油性液状クレンジング用組成物】事件<大須賀> *当業者が配合割合を適宜変更して実施可能とした当てはめ例 (サポート要件も同様) * […]
米国 2004.06 CAFC Honeywell v. Hamilton
米国 2004.06 CAFC Honeywell v. Hamilton 審査経過で、独立クレームを削除し、従属クレームを独立クレームとした場合、禁反言が推定され、原則として均等論を主張できない。 ⇒Fe […]
英国最高裁UKSC48 独国最高裁X ZR Actavis v. Eli Lilly
英国最高裁[2017]UKSC48 Actavis v. Eli Lilly 英国で初めて均等論を認めた最高裁判決。 欧州出願手続においてクレームが減縮補正されたが、この補正は、許容できない中間概念化に基 […]
米国 2002.03CAFC en banc Johnson & Johnston v. R.E
米国 2002.03CAFC en banc Johnson & Johnston v. R.E. Service (Dedicationの法理) 明細書中に記載されているが、特許クレームに記載され […]
米国 2007.01CAFC DePuy Spine v. Medtronic
米国 2007.01CAFC DePuy Spine v. Medtronic (Vitiationの法理) 構成要件の一部を置換すると当該構成要件が無価値化(vitiated)される場合、均 […]
米国 2009.06 CAFC Crown Packaging v. Rexam
米国 2009.06 CAFC Crown Packaging v. Rexam 同一の方法もたらす(Way)で同一の効果(Result)をもたらす場合は均等成立。 方法の発明及び物の発明が両 […]
米国 2017.05 CAFC Mylan v. Aurobindo Pharma
米国 2017.05 CAFC Mylan v. Aurobindo Pharma Graver Tank連邦最高裁(1950)の基準のうち、実質的差異テスト(insubstantial differenc […]
2017.05 米国連邦最高裁 TC Heartland 【特許権侵害訴訟の裁判管轄】
2017.05 米国連邦最高裁 TC Heartland v. Kraft Foods 【特許権侵害訴訟の裁判管轄】 被告が米国企業である場合は, ①設立準拠州 又は ②被告が「恒常的かつ確立 […]
2017.05 米国連邦最高裁 Water Splash v. Menon
2017.05 米国連邦最高裁 Water Splash v. Menon 受領国が拒否宣言をしない限り、郵便送達もハーグ条約に従った許容される送達手続きである。 ⇒2018年12月に、日本政 […]
令和2年(行ケ)10044【脂質含有組成物】<大鷹> *刊行物に数値は記載されていたが、それ以下に限定する示唆は無かった。 刊行物5の記載は、「脂肪の摂取量」が「一日当り40g」に増加したこと […]
論点別「特許裁判例事典」第三版が、本日発刊されました。(経済産業調査会)
論点別「特許裁判例事典」第三版が、本日発刊されました。(経済産業調査会) 第二版から裁判例400個追加!! 100ページ増量!! 索引完備!! 事典としての使い方に加えて、★★★の裁判例をつま […]
令和2年(行ケ)10132【骨粗鬆症治療剤】<菅野> *予測できない顕著な作用効果 当該発明の構成に近い構成を有するものとして選択された引用発明の奏する効果や技術水準において達成されていた同種 […]
平成2年(行ケ)10106【読取装置】<森> *引用発明適格否定(「甲1発明2」) ⇒単独で用いられることが想定されないと、引用発明適格× 甲1発明の「読取り/書込みモジュール200」が単体で […]
平成2年(行ケ)10115【美容器】<菅野> 「球,あるいは他のあらゆる任意の形状とすることが可能である。」との記載ぶりからすれば,まずは「球」が念頭に置かれていると理解するのが自然である。 […]
令和2年(行ケ)10134【…デジタル・アート配信および鑑賞の制御…のためのシステム】<森>
令和2年(行ケ)10134【インターネットを介したデジタル・アート配信および鑑賞の制御ならびに画像形成のためのシステム】<森> *主引例と副引例は技術分野が異なる 広い技術分野に属することから […]
大阪地判令和1年(ワ)5444【二酸化炭素含有粘性組成物】被告取締役の会社法429条1項責任肯定
大阪地判令和1年(ワ)5444【二酸化炭素含有粘性組成物】 *大合議判決後、被告破産 ⇒被告取締役の会社法429条1項の責任肯定 Cf.東京地裁平成28年(ワ)2720【生海苔異 […]
大阪地裁令和2年(ワ)3247【水道配管における漏水位置検知装置】<杉浦>
大阪地裁令和2年(ワ)3247【水道配管における漏水位置検知装置】<杉浦> *特許権侵害訴訟提起が不法行為とされた!! ⇒50万円認容 「原告は,本訴の提起に先立ち,被告の使用する漏水探査方法 […]
大阪地判平成29年(ワ)10082【手摺の取付装置】<杉浦>
大阪地判平成29年(ワ)10082【手摺の取付装置】<杉浦> ※特許法102-2~2割の覆滅 *102-2の「利益」は、消費税相当分も含む。 =平成28年(ネ)10082<鶴岡> 【生海苔異物 […]
大阪地判平成30年(ワ)60<杉浦> *特許権譲渡に伴い、ライセンシーの地位も承継した ⇒ライセンス契約上の特許維持義務違反を理由に、ライセンシーが契約解除 ⇒原状回復請求認容/8857万円 […]
平成26年(ネ)10109【経皮吸収製剤,経皮吸収製剤保持シート…】<大鷹>
平成26年(ネ)10109【経皮吸収製剤,経皮吸収製剤保持シート…】<大鷹> *実質的変更の判断基準として、間接侵害の成立範囲を考慮した 「このような…訂正が許されるとすれば,…間接侵害…が成 […]
令和2年(ネ)10145【ドットパターン】<菅野> *相容れない2つの実施例を組み合わせてclaim up ⇒新規事項追加 「両ドットパターンは,相容れない情報の定義方法を用いているのであり, […]
平成25年(行ケ)10346【水晶発振器の製造方法】<石井>
平成25年(行ケ)10346【水晶発振器の製造方法】<石井> *明細書中で、2つの段落に独立に記載した事項を併せた追加⇒新規事項追加 ⇒訂正要件× 「各記載に係る構成の態様は,それぞれ独立した […]
平成28年(行ケ)10257【携帯情報通信装置】<森> *明細書中で、2つの段落に独立に記載した事項を併せた追加⇒新規事項追加 「段落【0143】には,段落【0117】,【0118】に記載され […]
令和2年(行ケ)10027【体液用センサーアッセンブリ】<森>
令和2年(行ケ)10027【体液用センサーアッセンブリ】<森> *数値は設計事項 引用例…の各記載及び一般的に,…標本サイズ,標本量等によってスペーサの溝の寸法を変更することは,当業者が適宜行 […]
令和1年(ワ)30991【…または2,3,3,3-テトラフルオロプロペンを含む組成物】<田中>
令和1年(ワ)30991【…または2,3,3,3-テトラフルオロプロペンを含む組成物】<田中> *当初明細書において個別に記載されている特定の3種類の化合物の組み合わせが必然である根拠は記載無し。 ~これら […]
【気体溶解装置】 0.8≦L≦1.4の場合に、課題を解決できると当業者が認識できるか?
【気体溶解装置】0.8≦L≦1.4の場合に、課題を解決できると当業者が認識できるか? ①東地平成29年(ワ)13797<佐藤> *数値の全範囲で課題を解決できると認識できる必要がある ⇒サポー […]
大阪地判平成27年(ワ)5869【水中構造物の洗堀防止剤】<森崎>
大阪地判平成27年(ワ)5869【水中構造物の洗堀防止剤】<森崎> *公然実施品が数値に入れば、認識がなくても公然実施成立!! 「原告は…数値限定が認識されないと主張するが,公然実施されたOB […]
令和2年(行ケ)10147【ゲームプログラム】<森> 当初明細書に接した当業者は,「特定のアイテム」は,「アイテムボックスに収納して保持する」ものではないと理解する ⇒「『特定のアイテム』を『アイテムボック […]
令和1年(行ケ)10159【X線透視撮影装置】<菅野> 新たに課題として取り上げたことに意義があるとの評価も十分に可能… こうした課題があることを前提として,引用発明との相違点の構成にする動機 […]
東京地判平成23年(ワ)27781【タッチスクリーンディスプレイ…】中間判決<大須賀>
東京地判平成23年(ワ)27781【タッチスクリーンディスプレイにおけるリストのスクローリング,ドキュメントの並進移動,スケーリング及び回転】中間判決<大須賀> *米国USC1782の対象物~証拠調べの必要 […]
令和2年(行ケ)10030【排水栓装置】<鶴岡> 周知技術も組み合わせの動機付けが必要 ⇒動機付けなし(進歩性〇) ※清水元判事は、周知技術は技術分野が同じであれば動機付け不要と述べたが、「周 […]
大阪地判平成19年(ワ)2076【組合せ計量装置】 *海外顧客への売上を損害額の基礎とした (一般論も判示した) Cf.知財高裁大合議H24(ネ)10015「ごみ貯蔵機器」判決も、原告(外国法 […]
令和2年(行ケ)10037「遊技機」<大鷹> 審決の拒絶理由を訴訟で変更するものであり,拒絶理由の変更を認めることは,拒絶査定不服審判の審判手続における請求人の防御の機会を奪うものであるから, […]
(譲渡の申出)東京地判平成28年(ワ)25436<矢野> 【L-グルタミン酸の製造方法】
(譲渡の申出)令和2年9月24日 東京地判平成28年(ワ)25436【L-グルタミン酸の製造方法】<矢野> 譲渡人と申出者とが異なっても、一定の関係にある場合は「譲渡の申出」成立 「譲渡」が外国 […]
平成31年(行ケ)10041【創傷被覆材】<菅野> *副引用発明の一部のみを取り出して、主引用発明に適用する動機付けなし 「一体化させた構造を有することにより,創傷面の湿潤状態を保つ技術的意義 […]
平成2年(行ケ)10066【2軸ヒンジ】<森> *副引用発明の一部のみを取り出して、主引用発明に適用する動機付けなし⇒進歩性〇 「機能的に連動しており、…一体的に構成された部材から…のみを取り […]
令和1年(行ケ)10159【X線透視撮影装置】<菅野> *副引用発明の抽象化,拡大化の限界 「審決は…という構成を捨象して…という技術事項(技術事項2)を認定したものであり,技術事項の範囲を不 […]
令和2年(ネ)10004<大鷹> 大阪地裁平成29年(ワ)7532<杉浦> 【光照射装置】
令和2年(ネ)10004<大鷹> 大阪地裁平成29年(ワ)7532<杉浦> 【光照射装置】 *「食い込み」による先使用権は不成立(一般論) ⇒訂正前発明の範囲内であっても、訂正後発明の範囲外で […]
令和1年(行ケ)10128【低鉄損一方向性電磁鋼板】<高部>
令和1年(行ケ)10128【低鉄損一方向性電磁鋼板】<高部> *課題の認定は明細書の記載が原則 *「発明の課題」を明細書に限定的に記載した。 ⇒鉄損減少 ⇒渦電流損減少 ⇒特に、磁区細分化による渦電流損減少 […]
平成2年(行ケ)10106【読取装置】<森> *引用発明適格否定(「甲1発明2」) ~単独で用いられることが想定されないと引用発明適格× 甲1発明2は,「防壁」が存在しない状態で […]
米国(一般) 2005.07CAFC ALFRED SALAZAR vs. P&G
米国(一般) 2005.07CAFC ALFRED SALAZAR vs. P&G 審査官の許可通知に権利範囲を限定する理由が付されていても、権利範囲が限定されない。均等論も妨げられない。 ⇒審査官 […]
論点別・特許裁判例事典「第3版」予約開始しました!! 皆様のご意見をお聴きして、1,600件に索引を入れました。 第2版は早々に売り切れましたが、旬の内容であり、次の版がでるため、重版されませ […]
米国 2006.05連邦最高裁 eBay v. MercExchange (差止制限)
米国 2006.05連邦最高裁 eBay v. MercExchange 終局的差止(Permanent Injunction)を得る為に、衡平(Equity)の原則に従い、特許権者は以下の4点を立証する必 […]
米国 2007.01連邦最高裁 Medimmune v. Genentech
米国 2007.01連邦最高裁 Medimmune v. Genentech 契約に従ってライセンス料を支払っているライセンシーによる、契約対象特許の無効、非充足の判断を求める確認訴訟が認められた。 &nb […]
米国 2010.06CAFC Avid Identification v. The Cr
米国 2010.06CAFC Avid Identification v. The Crystal Import 情報開示義務(IDS)が、発明者でない上司にまで及んだ事例。 ⇒権利行使×(不公正行為(in […]
米国 2009.07CAFC Gemtron v. Saint-Gobain
米国 2009.07CAFC Gemtron v. Saint-Gobain 製造直後のイ号製品は「弾性」があり特許発明の技術的範囲に属するが、米国への輸入時のイ号製品は属しない ⇒特許侵害成立。 &nbs […]
米国 2011.07CAFC en banc Therasense
米国 2011.07CAFC en banc Therasense ①不公正行為(inequitable conduct)の「意図」及び「重要性」の2要件を相関的に検討せず、別個独立に判断する […]
米国 2012.08CAFC LaserDynamics v, Quanta
米国 2012.08CAFC LaserDynamics v, Quanta 複数の部品から構成される対象製品における損害額の算定は、原則として、最小の販売可能な特許実施単位(smallest salabl […]
米国 2014.04連邦最高裁 Octain Fitness v. Icon
米国 2014.04連邦最高裁 Octain Fitness v. Icon 例外的な場合に認められる弁護士費用敗訴者負担の基準を下げた. ⇒「当事者の訴訟上の立場の他方当事者に比べた実質的な強さ、又は訴訟 […]
東京地判平成28年(ワ)25436「L-グルタミン酸の製造方法」<矢野>
東京地判平成28年(ワ)25436「L-グルタミン酸の製造方法」<矢野> ①進歩性欠如の拒絶理由通知に対応する補正で除かれた方法につき均等侵害成立(Flexible barの柔軟な運用は世界的傾向) &nb […]
Summary of 83 Japanese Design Law Case (English)
I prepared summary of 83 important Japanese Design Law Cases in English. Please share this with everyone who n […]
米国 2016.06連邦最高裁 Halo v. Pulse 米国特許法第284 条は損害賠償金増額に対して明確な制限または条件を定めておらず、また、Seagate 事件判決における2段階テストは過度に厳格で […]
著作権「ミニタコ」 東京地判令和元年(ワ)21993(國分)
著作権 東京地判令和元年(ワ)21993(國分) 建築物としての実用目的を達成するために必要な機能に係る構成と分離して,美術鑑賞の対象となり得る美的特性を備えている部分を把握できない。 ⇒タコ […]
米国 2018.01CAFC Exmark Mfg v. Briggs & Stratton
米国 2018.01CAFC Exmark Mfg v. Briggs & Stratton 「故意侵害」は裁判官でなく陪審員が判断する。 ※本稿の内容は,一般的な情報を提供するも […]
2017.03連邦最高裁 SCA Hygiene v. First Quality
2017.03連邦最高裁 SCA Hygiene v. First Quality statute of limitationsの期間内(6年)の請求がlachesを理由に制限されない(著作権侵害訴訟のPe […]
米国 2017.05連邦最高裁 TC Heartland v. Kraft Foods
米国 2017.05連邦最高裁 TC Heartland v. Kraft Foods 裁判管轄は、被告が米国企業である場合は、 ①設立準拠州 又は ②被告が「恒常的かつ確立された事業拠点を持つ地域」 &n […]
米国 2017.05連邦最高裁 Water Splash v. Menon
米国 2017.05連邦最高裁 Water Splash v. Menon 米国外の被告に対する送達はハーグ条約に従わなければならないが、受領国が拒否宣言をしない限り、受領国の法律に準拠して適正である限り、 […]
令和2年(ネ)10004【光照射事件】<大鷹> =大阪地判平成29年(ワ)7532<杉浦>
令和2年(ネ)10004【光照射事件】<大鷹> =大阪地判平成29年(ワ)7532<杉浦> 【特許★★】「食い込み」による先使用権は不成立という、一般論を初めて判示した裁判例 ⇒この裁判例によ […]
2017.06 米国連邦最高裁 Sandoz v. Amgen
2017.06 米国連邦最高裁 Sandoz v. Amgen バイオロジックス価格競争及びイノベーション262(1)-(8)(A)に規定される「商業的マーケティングの意図をReference Produc […]
知財実務ONLINEライトニングトーク「特許出願戦略(当初明細書の記載とクレーム文言の工夫)」
知財実務オンライン(第4回)LIVEライトニングトーク に出演しました!! タイトル:「特許出願戦略(当初明細書の記載とクレーム文言の工夫<10選>」 私のパートは、1:23:00辺りから10 […]
米国 2018.02CAFC IN RE: NORDT DEVELOPMENT
米国 2018.02CAFC IN RE: NORDT DEVELOPMENT USPTOはプロダクト・バイ・プロセスであると判断し、「射出成型」を相違点として認めなかった CAFC は、クレ […]
米国 2011.04 CAFC en banc In Re Kats Interactive
米国 2011.04 CAFC en banc In Re Kats Interactive Call <means plus functionクレーム(米国特許法第112 条(f))の記載要件> &nbs […]
米国2015.6CAFC enbanc Williamson v. Citrix Online
米国 2015.6CAFC enbanc Williamson v. Citrix Online <means plus functionクレームの明瞭性> means が使用されていない場合 […]
「特許出願とブラックボックス化」(JMAマネジメント2017年10月号)
もう4年前ですが、JMAマネジメント2017年10月号で、「特許出願とブラックボックス化」という記事を執筆しました。 「オープンクローズ戦略」の一種です。 実事案で参考資料として依頼者に提供し […]
米国 2017.07 CAFC IPCOM v. HTC USPTOにおける特許性判断は、通常は、Broadest Reasonable Interpretation。 means plus […]
米国 1950 連邦最高裁判決 Graver Tank v. Linde Air 「均等論」
米国 1950 連邦最高裁判決 Graver Tank v. Linde Air ※「均等論」について、2つの判断基準を示し、どちらを用いるかを下級審裁判所に委ねた。 ①実質的差異テスト(in […]
米国 1997 連邦最高裁判決 Warner-Jenkinson v. Hilton Davis
米国 1997 連邦最高裁判決 Warner-Jenkinson v. Hilton Davis 均等論は、個別の構成要件に適用できず、クレーム全体に適用する。(“element by element” r […]
米国 2002.05 連邦最高裁 Festo (Flexible Bar)
米国 2002.05 連邦最高裁 Festo v. Shoketsu Kinzoku Flexible Bar 出願経過禁反言が適用された場合の反駁3要件 ①対象物が補正時に予測 […]
意匠権の範囲は、出願後狭くなる? 東高平成9年(ネ)404 大高令和2年(ネ)211
意匠権の範囲は、出願後狭くなる? 東京高判平成9年(ネ)404は、原審(東京地判平成5年(ワ)3966)を引用して,「本件意匠の要部及び類似の範囲は…出願された時点で観念的に定まっているのであり、本件意匠出 […]
令和3年(ネ)10040【学習用具】<菅野> 均等成立 第2要件
令和3年(ネ)10040【学習用具】<菅野> 均等成立 第2要件 =大阪地裁平成31年(ワ)3273 「均等の第2要件における『作用効果』は,基本的には,明細書の『発明の効果』の項の記載に基づいて確定される […]
<商標権>知財高判令和3年(行ケ)第10026号「SANKO」事件(森裁判長)
<商標権>知財高判令和3年(行ケ)第10026号「SANKO」事件(森裁判長) 【商標法★★】図形部分と文字部分から成る結合商標について,分離・要部観察により文字部分のみによって商標の類否を判断することが許 […]
<著作権>知財高判令和3年(ネ)10024「グッドコア」事件(森裁判長)
知財高判令和3年(ネ)10024「グッドコア」事件(森裁判長) 【著作権法★】応用美術の著作物性について分離把握可能性説が 採用され,同説に基づき姿勢保持具の著作物性が否定された事例 (判旨抜 […]
【特許・実案・意匠・商標】令和3年特許法等改正の概要(施行日決定)
【特許・実案・意匠・商標】令和3年特許法等改正の概要(施行日決定) 特許法等の一部を改正する法律案が5月14日に可決・成立しました(5月21日公布)。 今回の法改正の主なポイントは以下の3点で […]
【特許】公然実施発明を主引例とする新規性、進歩性欠如の無効主張
【特許】公然実施発明を主引例とする新規性、進歩性欠如の無効主張 公然実施<論点整理> ①★進歩性判断時の,公知文献との違い(大鷹判事の論文) ② 「公然」性 ~ N […]
【商標法】令和2年(行ケ)10050「農口」事件(大鷹裁判長)
【商標法】令和2年(行ケ)10050「農口」事件(大鷹裁判長) 【商標法★】「農口」の標準文字からなる登録商標の商標権者である農口酒造株式会社(旧商号山本酒造本店株式会社)が草書体又は楷書体で「農口」の文字 […]
知財高判令和2年(行ケ)第10076(鶴岡裁判長) 「焼き肉のたれ」の包装容器 事件 【商標法★】商品の包装容器の形状に係る位置商標である本願商標は,商品等の形状を普通に用いられる方法で表示す […]
知財高判令和元年(行ケ)10170「BULLPULU TAPIOCA」事件(大鷹裁判長)
知財高判令和元年(行ケ)10170「BULLPULU TAPIOCA」事件(大鷹裁判長) 【商標法★】「BULLPULU TAPIOCA」の文字と図柄から成り,第29類「タピオカ入りの乳製品」等を指定商品等 […]
知財高判令和元年(行ケ)10166(大鷹裁判長) 【商標法★】防護標章登録の要件に係る商標法64条1項の「需要者の間に広く認識されている」とは,原登録商標の指定商品の全部又は一部の需要者の間において,原登録 […]
【譲渡の申出】全論点網羅 <論点整理> ①「譲渡の申出」行為は、日本国内である必要があるか? ②「譲渡」が外国であっても、「譲渡の申出」が成立するか? ※結局、“国内” 「譲渡」の意義が問題と […]
最判令和3年3月1日(平成30年(あ)第10号) 【不正競争防止法★★】暗号化方式での「技術的制限手段」それ自体を無効化せず,これと共に用いられたソフトウェアによる復号後の影像の記録・保存を防止する機能を無 […]
【商標法】「Q&A 商標法律相談の基本」(中村合同特許法律事務所[編著])(第一法規, 2019)の抜粋
【商標法】「Q&A 商標法律相談の基本」(中村合同特許法律事務所[編著])(第一法規, 2019)の抜粋 2.商品化段階における法的アドバイスと手続 (Q10)「商標登録出願の検討」 (Q)商標調査をした結果、登録及び使 […]
東京地判平成15年(ワ)9215【止め具及び紐止め装置】<三村>
東京地判平成15年(ワ)9215【止め具及び紐止め装置】<三村> *分割と補正は、同じ範囲!! 特許第3367651号 分割出願をすることができる範囲についても,もとの出願につい […]
令和2年(行ケ)10092【マイクロニードルパッチ…】<鶴岡>
令和2年(行ケ)10092【マイクロニードルパッチ…】<鶴岡> *本件発明の要旨を、明細書の記載等から限定的に解釈した。 ⇒相違点あり ⇒進歩性〇 引用技術2の「油性ゲル状粘着製剤」は,本願発 […]
知財高判令和3年(ネ)第10007号「含硫化合物と微量金属元素を含む輸液製剤」事件<本多>
<ディスカッション希望!!> 知財高判令和3年(ネ)第10007号「含硫化合物と微量金属元素を含む輸液製剤」事件<本多> (原審・東京地判平成30年(ワ)第29802号<田中>) 複数の「室」というクレーム文言解釈~「連 […]
令和2年(行ケ)10075【包装体】<森> *技術分野の共通性のみを根拠として、引用発明同士の組合せの動機付けを認められない。 *引用発明の課題を具体的に認定した。 「…技術分野 […]
★★★令和2年(行ケ)10041【止痒剤】<森> 引用例は「技術的裏付けの乏しい一つの仮説」にすぎないものであり、「本件優先日当時において研究の余地が大いに残されていた」 ⇒本件発明の「用途」に用いる動機付 […]
平成25年(行ケ)10209【血管内膜の肥厚抑制剤】<清水>
平成25年(行ケ)10209【血管内膜の肥厚抑制剤】<清水> 血管内膜の肥厚抑制剤というクレームでない!! (効果のクレームアップ) ⇒人体に摂取する意味で用途発明であるが、技術的範囲は医薬品に限られないか […]
東京地判平成29年(ワ)22010【…空調服】<山田> 先使用権×
東京地判平成29年(ワ)22010【…空調服】<山田> 先使用権× 手書き図面が作成され,その試作品を作成して,社内でその試着をしたからといって,…即時実施が可能な状況にあったかは必ずしも明ら […]
東京地判平成15年(ワ)19324【分岐鎖アミノ酸含有医薬用顆粒製剤とその製造方法】<三村>
東京地判平成15年(ワ)19324【分岐鎖アミノ酸含有医薬用顆粒製剤とその製造方法(ブラニュート顆粒)】<三村> 「事業として医薬品の製造を行うためには,溶出試験,安定性試験,生物学的同等性試験を行い,厚生 […]
令和2年(行ケ)10043【架橋アクリル系樹脂粒子】<森> *臨界的意義を認めた *本件発明の課題が知られていたことは証拠上認められない 「加熱減量の上限値1.5%を超える比較例 […]
東京地判平成28年(ワ)25436<矢野> 【L-グルタミン酸の製造方法】
令和2年9月24日東京地判平成28年(ワ)25436<矢野>【L-グルタミン酸の製造方法】 *課題を解決できない部分を含むからサポート要件× ⇒訂正の再抗弁で〇 「訂 […]
平成30年(行ケ)10057【二次元コード…読み取り装置】<高部>
平成30年(行ケ)10057【二次元コード…読み取り装置】<高部> *共同審判請求人の一人に対し審決取消訴訟を提起しないと訴えの利益× 「被告及び訴外会社が共同審判請求人となり,原告らを被請求 […]
東京地判平成24年(ワ)8221【履物装着用ヒールローラー】<大須賀>
東京地判平成24年(ワ)8221【履物装着用ヒールローラー】<大須賀> *廃棄請求の範囲 「被告製品から取り外された後は,侵害行為の必然的内容をなすものとはいえず,被告製品に用いら […]
知財高判(大合議)平成30年(ネ)10063【二酸化炭素含有粘性組成物】
知財高判(大合議)平成30年(ネ)10063【二酸化炭素含有粘性組成物】 *特許権侵害:共同不法行為 製造業者が小売業者に製品を販売し,これを小売業者が消費者に販売するという取引形態は…共同不 […]
平成31年(ネ)10053【二重瞼形成用テープ】<大鷹> *無効審判請求を禁止する不争条項を含む和解契約 ⇒利害関係人でない (判旨抜粋) …本件和解契約2条には,被告が3条に規定する「本件商 […]
令和1年(行ケ)10076【炎症性疾患および自己免疫疾患の処置の組成物】<森>
令和1年(行ケ)10076【炎症性疾患および自己免疫疾患の処置の組成物】<森> *効果のクレームアップ *引用発明に内在する効果を、出願日後の実験で立証することはできない。 「出 […]
令和2年(行ケ)10015【免疫原性組成物を安定化させ,沈殿を阻害する新規製剤】<鶴岡>
令和2年(行ケ)10015【免疫原性組成物を安定化させ,沈殿を阻害する新規製剤】<鶴岡> *クレームアップされた効果が発明特定事項であるとした上で、容易想到でないとした ⇒特定の目的の為にある […]
東京地判平成29年(ワ)36506<佐藤> (LINEふるふる事件)
東京地判平成29年(ワ)36506<佐藤> (LINEふるふる事件) ①副引例から「GPS検索機能」のみを抽出して主引例に適用するロジックが否定され、同適用は阻害要因があるとして進歩性が認められた事例。 ② […]
東京地判平成29年(ワ)29228【流体供給装置及び…プログラム】<柴田>
東京地判平成29年(ワ)29228【流体供給装置及び…プログラム】<柴田> *均等成立 「流体の供給の終了後の精算に当たり,当初に入金した額と実際に供給された油に相当する額との差額をどのように計算するかにつ […]
令和2年(ネ)10044【流体供給装置及び…プログラム】<鶴岡>
令和2年(ネ)10044【流体供給装置及び…プログラム】<鶴岡> <*課題が生じない物は非充足> 「発明の構成によって課題を解決するという効果が発揮されたことにならない…本件発明の『記憶媒体』 […]