平成18年(行ケ)10053【ティッシュペーパー収納箱】<篠原>
平成18年(行ケ)10053【ティッシュペーパー収納箱】<篠原> *機械分野の発明につき「各押し上げ片側に食い込む係止用凹み(係止用凹みの最奥部で相互に押し合うもの)が形成される」という作用効果、機能自体をクレームアップ […]
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)35263「2WAY対応型酸素チャンバー」
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)35263「2WAY対応型酸素チャンバー」 不競法2条6項の営業秘密に該当する(秘密管理性、有用性、非公知) 「目的がその検査・点検にあったとの…主張は不自然・不合理…。しかし […]
【商標】令和3年(行ケ)10047「福米」事件 商標法50条1項~黙示の使用許諾が認定された
【商標】令和3年(行ケ)10047「福米」事件 商標法50条1項~黙示の使用許諾が認定された 「本件ステッカーには…本件商標の商標登録証が表示されていることからすると、原告は…本件ステッカーが米袋の包装に貼付された『福米 […]
【著作権】大阪高判令和1年(ネ)1735「金魚電話ボックス」事件
【著作権】大阪高判令和1年(ネ)1735「金魚電話ボックス」事件 ~著作物性〇 「非日常的な情景を表現している…,受話器の受話部から気泡が発生することも本来あり得ない…。…通話をしている状態がイメージされており,鑑賞者に […]
【不競法】東京地判平成30年(ワ) 29036「毛穴ケア用化粧水」事件
【不競法】東京地判平成30年(ワ) 29036「毛穴ケア用化粧水」事件 ⇒不競法2条1項1号請求認容 「…店頭で販売される場合には,外箱の正面が需要者から見える形で陳列されることが通常である…自他識別機能又は出所識別機能 […]
【商標】令和2年(行ケ)10025「空調服」事件<高部> 商標法51条1項の「他人の業務に係る商品若しくは役務と混同を生ずるもの」に当たるためには、商標の具体的表示態様が他人の業務に係る商品等との間で具体的に混同を生ずる […]
【商標】令和2年(行ケ)10126「マツモトキヨシ」事件<大鷹>
【商標】令和2年(行ケ)10126「マツモトキヨシ」事件<大鷹> 取引の実情に照らし、商標登録出願時において、音商標に接した者が、普通は、音商標を構成する音から人の氏名を連想、想起するものと認められないときは…商標法4条 […]
【論稿】「知的財産ローカルベンチマーク」(乾智彦)(パテント2020 Vol.73 No.9)
【論稿】「知的財産ローカルベンチマーク」(乾智彦)(パテント2020 Vol.73 No.9)平成28年3月 ①知財増加率(知財持続性) ②知財貢献率(貢献性) ③知財生産性(生産性) ④ライセンス収支バランス(健全性) […]
【商標】令和元年(行ケ)10167「GUZZILLA」事件<髙部>
【商標】令和元年(行ケ)10167「GUZZILLA」事件<髙部> 商標権の分割がされないまま,異議申立てや無効審判の手続が進行すればするほど,商標登録の無効を主張した相手方には,商標権の分割がされないとの信頼が生じる。 […]
【商標】令和2年(行ケ)10108「寿司ざんまい」事件 「すしざんまい」の文字部分は,取引者,需要者に対し商品,役務の出所識別標識として強く支配的な印象を与える部分である。 ⇒文字部分を要部として抽出し,類否を判断できる […]
東京地判平成24年(ワ)35757【水消去性書画用墨汁組成物】
東京地判平成24年(ワ)35757【水消去性書画用墨汁組成物】 <損害論>特許法102条2項推定覆滅なし、寄与度減額なし 被告製品は、「洗濯で落ちる墨液」という商品名を付し,広告に洗濯試験の比較写真を掲載し,「誤って付い […]
東京地判令和3年26762【地盤安定化薬液用硬化剤】<國分>
東京地判令和3年26762【地盤安定化薬液用硬化剤】<國分> 「本件硬化剤発明は…本件特許発明に包含される…ところBi及びCiが…相違点に係る構成を着想し,それを具体化して本件特許発明を完成させるための…創作 […]
大阪地判令和3年(ワ)10032【チップ型ヒューズ】<武宮>
大阪地判令和3年(ワ)10032【チップ型ヒューズ】<武宮> 「特許発明の構成要件の一部を欠く場合であっても、当該一部が特許発明の本質的部分ではなく…他の要件を充足するときは、均等侵害が成立し得る」 ⇒本件では均等不成立 […]
平成28年(ネ)10082【生海苔異物分離除去装置】102条2項推定覆滅事情なし、寄与度100%
平成28年(ネ)10082【生海苔異物分離除去装置】 <損害論>102条2項推定覆滅事情なし、寄与度100% 原告は単なる製造業者であり,アフターサービスをする人材を配置していないとしても,本件発明の顧客吸引力にもかかわ […]
東京地判平成27年(ワ)16829【防蟻用組成物】 <損害論>102条2項推定覆滅事由~3割
東京地判平成27年(ワ)16829【防蟻用組成物】 <損害論>102条2項推定覆滅事由~3割 本件発明の作用効果は,防蟻用組成物である被告製品にとって最も重要な効果の一つである。 被告製品の需要者は建築物の施工業者等であ […]
東京地判平成27年(ワ)23843【生海苔異物除去機】 <損害論>102条2項の推定覆滅なし
東京地判平成27年(ワ)23843【生海苔異物除去機】 <損害論>102条2項の推定覆滅なし 本件発明は,共回り現象の発生を回避してクリアランスの目詰まりをなくし,効率的・連続的な異物分離を実現するものであって,生海苔異 […]
大阪地判平成29年(ワ)7576【基礎パッキン用スペーサ】 102条2項の推定覆滅事由~7割
大阪地判平成29年(ワ)7576【基礎パッキン用スペーサ】 <損害論>102条2項の推定覆滅事由~7割 被告カタログでは,本件発明以外が強調されている(強度や換気性能,供給・品質・価格の安定性,カットしやすい独自の形状を […]
東京地判平成29年(ワ)29228【流体供給装置】 <損害論>102条2項の推定覆滅~4割
東京地判平成29年(ワ)29228【流体供給装置】 <損害論>102条2項の推定覆滅~4割 ガソリンスタンドの設定器をめぐる市場の事情に、「被告と旧EMG系列ガソリンスタントとの営業上の関係等が強いものであったこと」 ⇒ […]
知財高判大合議平成31年(ネ)10003【美容器】 <損害論>推定覆滅事情~102条1項但書5割
知財高判大合議平成31年(ネ)10003【美容器】 <損害論>推定覆滅事情~102条1項但書5割 価格差~原告製品24000円,被告製品3000~5000円 原/被告製品双方に当てはまる事情 ⇒覆滅事情でない 原告製品は […]
【商標】令和元年(行ケ)10151「CORE ML」事件 本願商標:CORE ML 引用商標:CORE MLはMachine Learningの略語 ⇒商品の品質を表す語として認識される。 ⇒前半の「CORE」の文字部分 […]
令和2年(ネ)10004【光照射装置】<大鷹> ※共有者も実施していた場合の損害論 (先使用権の食い込みの論点も重要!!) 「…侵害者が,他の共有者が特許発明を実施していることを主張立証したときは,同条2項による推定は他 […]
平成30年(ネ)10034【ソレノイド】<菅野> <共有特許の損害論> *特許法102条2項による損害算定 ~共有者が3項で受ける実施料相当額を控除する。 *特許法102条1項による損害算定 ~同条2項による損害の推定に […]
大阪地判令和2年(ワ)7486【魚体内の血液の瞬間除去装置】⇒共同発明者性肯定
大阪地判令和2年(ワ)7486【魚体内の血液の瞬間除去装置】 ⇒共同発明者性肯定 「課題を解決するための着想及びその具体化の過程において、発明の特徴的部分の完成に創作的に寄与したことを要する。発明の特徴的部分とは…従来技 […]
大阪地判平成30年(ワ)5189【養殖魚介類への栄養補給体及びその製造方法】<谷>
大阪地判平成30年(ワ)5189【養殖魚介類への栄養補給体及びその製造方法】<谷> *共有者による実施で、特許権が消尽した。 ⇒製造方法も消尽!! =控訴審R1(ネ)10065 「共有特許発明の実施品として被告製品を製造 […]
【商標】令和4年(行ケ)10073<菅野> 『zhiyun』事件
【商標】令和4年(行ケ)10073<菅野>『zhiyun』事件 4条1項7号違反(公序良俗違反) 「先願主義に名を借りて…出所識別機能とは関係なく、剽窃的な商標出願を大量にした上、金銭的利益を得る…事案であって、単なる特 […]
【商標】令和4年(行ケ)10090 「HEAVEN」事件 本願~43類「ホストクラブにおける飲食物の提供…」 引用商標~43類「インドカレー・インド料理の提供」 ホストクラブでもカレー等のインド料理が除かれると解すべき特 […]
【論稿】米国判例に見る「使用」に基づくロイヤルティ算定手法(高橋弘史、パテント2022)
【論稿】米国判例に見る「使用」に基づくロイヤルティ算定手法(高橋弘史、パテント2022 Vol. 75 No. 13) 日本の特許訴訟における損害論において、販売数量はなく「使用」を前提としたものは見当たらない。 ⇒米国 […]
【商標/審決2件】 不服2022-10002 、無効2022-890031
【商標/審決2件】 不服2022-10002 本願「チョコモ~モ~」 引用「モーモーチョコ」 ⇒非類似 無効2022-890031 本願「Swan Angel」 引用「ANGEL SWAN」 […]
【商標】令和2年(行ケ)10224 和解契約上の不争義務(will not interfere)
【商標】令和2年(行ケ)10224 和解契約上の不争義務あり(will not interfere) ⇒不使用取消審判請求(商標法50条)は信義則違反 ⇒不使用取消しを認めた審決取消し 被告は出頭せず。 もっとも、第三者 […]
第1 改正の経緯 不正競争防止法等の一部を改正する法律(令和5年法律第51号)が、2023年6月7日に成立し、同月14日に公布されました。主な改正点及び施行日は、第2に説明するとおりです。 第2 主な改正点 […]
第1 改正の経緯 著作権法の一部を改正する法律(令和5年法律第33号)が、2023年5月17日に成立し、同月26日に公布されました。主な改正点及び施行日は、第2に説明するとおりです。 第2 主な改正点及び施 […]
【特許★★】機能的に表現されたリーチスルークレームにつき、前訴確定判決と異なり、効果のクレームアップでサポート要件を充たすという考え方が否定された事例。
-令和3年(行ケ)第10093号「PCSK9に対する抗原結合タンパク質」事件(アムジエンv. リジェネロン)<菅野裁判長>- (前訴確定判決は、平成29年(行ケ)第10225号等。無効審判請求人はサノフィであった。) […]
【特許★】共通する最終親会社の100%子会社であるグループ会社が特許製品を販売していることを理由に、特許法102条2項の適用を認めた事案。
-知財高判令和3年(ネ)第10091号「骨折固定システム」事件<本多裁判長>- ◆判決本文 【本判決の要旨、若干の考察】 1.本判決の概要 本判決は、特許法102条2項の適用範囲につき、「特許権者に、侵害者による […]
【論稿】グループ会社が特許製品を販売…特許法102条2項の適用を認めた知財高裁判決(高石秀樹)
【論稿】『グループ会社が特許製品を販売していることを理由に特許法102条2項の適用を認めた知財高裁判決』(知財管理Vol.73 No.7 2023、高石秀樹) 「特許権者に,侵害者による特許権侵害行為がなかったならば利益 […]
【論稿】レーザ加工装置事件(知財管理Vol.73 No.6 2023。高橋政治、右田俊介)
【論稿】レーザ加工装置事件ー①除くクレームと新規事項追加、特許請求の範囲の減縮、進歩性 ②図面の記載に基づく補正・訂正ー(知財管理Vol.73 No.6 2023。高橋政治、右田俊介) 筆者らの肌感として、図面に基づく補 […]
東京地判平成30年(ワ)1130【印刷された再帰反射シート】
東京地判平成30年(ワ)1130【印刷された再帰反射シート】<損害論>102条2項の推定覆滅~2割覆滅 原告製品が低価格であることで推定覆滅するが,原告の販売数量が大きくなる可能性もあるから,大幅な推定覆滅は相当でない。 […]
大阪地判平成28年(ワ)4815【油冷式スクリュ圧縮機】 102条2項の推定覆滅~9割覆滅
大阪地判平成28年(ワ)4815【油冷式スクリュ圧縮機】 <損害論>102条2項の推定覆滅~9割覆滅 約13.8億円認容 原告の宣伝広告物において,本件発明の作用効果について、直接的な記載も示唆もない。 原 […]
東京地判平成31(ワ)2675【吹矢の矢】 <損害論>102条2項の推定覆滅~65%覆滅
東京地判平成31(ワ)2675【吹矢の矢】<損害論>102条2項の推定覆滅~65%覆滅 <推定覆滅事由> 被告製品は,そのほとんどが吹矢協会と関係がある需要者により、吹矢協会の公認用具であることを理由として購入された割合 […]
東京地判平成29年(ワ)7207【真空洗浄装置】 <損害論>102条2項の推定覆滅~5割覆滅
東京地判平成29年(ワ)7207【真空洗浄装置】<損害論>102条2項の推定覆滅~5割覆滅 <推定覆滅事由> 本件発明は真空洗浄装置の乾燥工程に関する。真空洗浄装置の主目的はワーク洗浄。被告製品全体において、本件特許の寄 […]
東京地判平成28年(ワ)25436【アミノ酸生産菌の構築方法】<損害論>
東京地判平成28年(ワ)25436【アミノ酸生産菌の構築方法】<損害論> <102条2項の推定覆滅~50%覆滅> 競合品(シェアで按分) <推定覆滅事由> 競合品の販売(シェアに応じた減額) ⇒原告以外の業者によるインド […]
令和4年(行ケ)10003【海生生物の付着防止方法】<菅野>
令和4年(行ケ)10003【海生生物の付着防止方法】<菅野> 「甲1発明…という課題…を前提として…塩素剤を特定の濃度で添加するという…塩素剤の使用を前提として同課題を解決しているものであるから,当業者が塩素剤をあえて二 […]
【不競法/形態模倣】大阪地判令和元年(ワ)11484 ~「依拠」認定⇒不競法2条1項3号違反
【不競法/形態模倣】大阪地判令和元年(ワ)11484 ~「依拠」認定⇒不競法2条1項3号違反 「被告は、被告商品を製作…前に原告商品の形態を知ることができた…、中国の製造業者に希望する機能やイメージを電話で伝え…た…から […]
【商標】大阪地判令和2年(ワ)4272 設定登録から5年経過後は、商標権侵害訴訟の相手方が同項11号該当性に係る「他人の登録商標」の商標権者であるなどの特段の事情がない限り権利濫用の抗弁を主張できない。 *エマックス最高 […]
令和3年(行ケ)10150【船舶】<東海林>=R3(行ケ)10151 ⇒除くクレームで進歩性〇
令和3年(行ケ)10150【船舶】<東海林>=R3(行ケ)10151 ⇒除くクレームで進歩性〇 ①「本件明細書等には、浸水防止部屋としてタンクの機能を兼ねるもののみが記載されていると解すべき理由はない」 +「除くクレーム […]
令和4年(行ケ)10029【防眩フィルム】<東海林> ①実施例がクレームに入らない形状・構造を含んでいても、実施可能性〇(サポート要件も〇) ②測定条件には自ずと制限があり、当業者は合理的に測定する。⇒明確性要件〇 ③2 […]
令和4年(ワ)9716【5-アミノレブリン酸リン酸塩】<柴田>
令和4年(ワ)9716【5-アミノレブリン酸リン酸塩】<柴田>R5.7.28 <充足論> 新規物質の発明~単離されなくても、濃度が低くても充足!! Cf.東京高判平成15年(ネ)3034<篠原> 【形態学的に均質型のチア […]
令和4年(行ケ)10059【ガラス】<菅野> *発明の課題を物性要件と異なると認定し、組成要件を満たす物が物性要件を満たす蓋然性は不要とした。 ⇒組成要件を満たすが物性要件を満たさないガラスは、特許請求の範囲に含まれない […]
【商標】令和2年(ネ)10017「守半」事件<本多> 「守半」~40年以上権利行使無し。被告も信用蓄積に貢献してきた。 ⇒権利濫用!! 「守半総本舗」~被告は2018年から使用開始。被告商標出願も拒絶(商標法4条1項11 […]
大阪地判平成27年(ワ)4292(大合議判決の原審)【二酸化炭素含有粘性組成物】
大阪地判平成27年(ワ)4292(大合議判決の原審)【二酸化炭素含有粘性組成物】 <損害論>102条2項の推定覆滅否定 ①原告製品と被告製品において,二酸化炭素の皮膚への効果・効能が相当程度異なることを認め […]
知財高判(大合議)平成30年(ネ)第10063号 令和元年6月7日判決(高部裁判長)<損害論>
知財高判(大合議)平成30年(ネ)第10063号 令和元年6月7日判決(高部裁判長)<損害論> 【二酸化炭素含有粘性組成物】 <損害論>102条2項の推定覆滅否定 <一般論> 「侵害者が得た利益と特許権者が […]
知財高判(大合議)平成24年(ネ)第10015号 平成25年2月1日判決(飯村裁判長)<損害論>
知財高判(大合議)平成24年(ネ)第10015号 平成25年2月1日判決(飯村裁判長)<損害論> 【ごみ貯蔵カセット及びごみ貯蔵機器】 <損害論>102条2項の推定覆滅否定 ・原告(外国企業)はコンビ社を通じて原告製カセ […]
東京地判令和2年(ワ)19221【洗濯用洗浄補助用品】<國分>
東京地判令和2年(ワ)19221【洗濯用洗浄補助用品】<國分> *「純度99.95%」が「実質的に100重量%」に該当すると判断した。 *本件各発明の実施にのみ用いる場合を含む。 ⇒「単なる規格品や普及品」ではない。 ⇒ […]
令和4年(ネ)10008【情報管理プログラム】<大鷹> 原審で進歩性×であったが、無効審判で維持審決だったため、特許権者は控訴審の最初から訂正の再抗弁を主張せず、第1回口頭弁論期日で訂正の再抗弁を主張した。 ⇒時機後れ却 […]
令和3年(ネ)10099【生体用水素ガス供給装置】<菅野> イ号と本件発明との相違点が本質的部分(発生した水素ガスに着目し…により水素ガスを爆発限界外の一定濃度未満に維持する)でないが、動機付け無し ⇒均等論第3要件のみ […]
【著作権】令和4年(ネ)10059 音楽事務所と実演家(バンドグループ)との間の専属的マネージメント契約における、契約終了後の競業避止義務条項 ⇒競業避止期間は6カ月であったが、先行投資回収と無関係 ⇒公序良俗違反 ※退 […]
【商標】令和4年(行ケ)10067<菅野> *特許庁 「OLYMPIAD」「オリンピアード」の引用標章との関係で4条1項6号に違反として、本件商標(OLYMBEER)を取消決定 *裁判所 非類似と判断して決定取消 OLY […]
【論稿/外国】欧州統一UPC条約発効後の欧州特許戦略-日本企業のための有効なドイツ特許制度の活用
【論稿/外国】欧州統一特許裁判所(UPC)条約発効後の欧州特許戦略-日本企業のための有効なドイツ特許制度の活用-(知財管理Vol.73 No.5 2023)(竹中俊子、クリストフ・カール) ドイツの特許権者 […]
【著作権/取締役の個人責任】令和3年(ワ)20472<中島>
【著作権/取締役の個人責任】令和3年(ワ)20472<中島> 「少なくとも…無断複製防止措置なく…掲載するような態様についてまで、クリエイターに利用許諾を求めない慣行」は認められない。 +代表取締役の個人責 […]
【特許】同一特許、同一引用文献で、同日同ヶ部の新規性判断が分かれた。訂正の再抗弁が時機後れ却下。
【特許】同一特許、同一引用文献で、同日同ヶ部の知財高裁判決(審決取消訴訟と侵害訴訟控訴審)で、新規性判断が分かれた事例。訂正の再抗弁が時機後れ却下された事例。 (1)新規性ありとした、審決取消訴訟判決⇒進歩 […]
【特許/実案】東京地判令和2年(ワ)15955<柴田> 実用新案技術評価書提示前は、実用新案権侵害の故意・過失なしとされた。 (侵害自体は成立している。補償金請求と異なる。権利自体は知っていたが…) ⇒不当利得返還請求権 […]
【不競法】東京地判令和2年(ワ)21047<國分> 原告従業員は余った販促用USBを自由に使っていた。 ⇒所有権は被告(元従業員) 現時点までに被告が秘密情報を使用・開示した証拠無し ⇒秘密保持契約に基づく請求は「あらか […]
【論稿/外国】「欧州におけるコンピュータ実装発明の特許要件-『技術的特徴』の考察-」(パテント2019 Vol.72 No.10)
【論稿/外国】「欧州におけるコンピュータ実装発明の特許要件-『技術的特徴』の考察-」(パテント2019 Vol.72 No.10) 「相違点があり,しかもその相違点が技術的な貢献をもたらす場合には,その技術的効果に基づく […]
【論稿】「地理的表示制度 商標法との比較の視点から」(外村玲子)(パテント2020 Vol.73 No.2)
【論稿】「地理的表示制度 商標法との比較の視点から」(外村玲子)(パテント2020 Vol.73 No.2) *地域団体商標では出願人に法人格が必要 *地理的表示制度では周知性は不要 *地域ブランドとして多種多様なバリ […]
ドワンゴv.米国FC2知財高裁大合議判決(外国サーバ問題、先行事件判決との対比を含む)
ドワンゴv.米国FC2大合議判決(先行事件との対比を含む) -(先行事件)知財高判平成30年(ネ)第10077号<本多裁判長>- 国外に所在するサーバから日本のユーザにプログラムを送信する行為が、日本国内の行為と評価 […]
【不競法/虚偽事実の告知流布】令和3年(ワ)18135 ⇒請求棄却
【不競法/虚偽事実の告知流布】令和3年(ワ)18135 ⇒請求棄却 「納期の迫った栗原市案件について、関係者に迷惑をかけることがなく速やかに作業を進めるために考えられる協力を…求めるところに要点がある。…取引先が誰である […]
令和4年(行ケ)10010【治療薬のCNS送達】<本多> 請求項1の文言から、本件発明1の薬学的組成物が「リン酸塩を含」むものであることは明らかで、50mMまでのリン酸塩であれば、どれほどわずかの量を含む場合であっても、 […]
【論稿】特許法の先使用権に関する一考察 (2)(田村善之教授)
【論稿】特許法の先使用権に関する一考察 (2)(田村善之教授) 公然実施でなく先使用権のみが頼りとなる場面 =後行特許が選択発明で併存し、蹴り合いとなったとき ⇒このとき、「食い込み」が認められないと、先行特許権者は先使 […]
【論稿】近年の審決取消訴訟における逆転事例の分析(知財管理Vol.73 No.7 2023)
【論稿】近年の審決取消訴訟における逆転事例の分析(知財管理Vol.73 No.7 2023) <2018~2020年の取消判決率> 不服審決 22%(19/85) 異議決定 72%(18/25) 無効成立 21%( […]
【論稿】進歩性判断における「予測できない顕著な効果」の意義(前田健教授)(パテント2021)
【論稿】進歩性判断における「予測できない顕著な効果」の意義(前田健教授)(パテント2021 Vol.74, No.7) 前訴判決の拘束力があるので…用途に適用することは容易想到であるとの判断を前提…とすると…ヒト結膜肥満 […]
令和2年(行ケ)10143【塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム】<大鷹>
令和2年(行ケ)10143【塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム】<大鷹> *明細書中に、特定の測定装置+「JIS準拠」の記載 ⇒当該測定装置の取扱説明書に従って測定し、記載が無い項目をJISに従ったことを述べたと解するの […]
令和4年(行ケ)10012【接触操作型入力装置】<菅野> *周知技術も組合せの動機付け等が必要 ⇒主引例と周知技術の其々の技術分野を上位概念化した上で組み合わせたことを咎めた。 ※特許権者が、同特許で原告Apple相手に […]
令和4年(行ケ)10007【熱搬送システム】<東海林>課題が大きく異ならない限り主引用例適格OK
令和4年(行ケ)10007【熱搬送システム】<東海林> *解決課題が大きく異なるものでない限り,主引用例適格OK 「主引用例の選択の場面では、そもそも請求項に係る発明と主引用発明との間で、解決すべき課題が大きく異なるもの […]
令和4年(行ケ)10007【熱搬送システム】<東海林> *「請求項に係る発明と主引用発明との間で、解決すべき課題が大きく異なるものでない限り、」主引用例適格OK ⇒…解決すべき課題が大きく異なると、日本でも主引用例適格が […]
【論稿】「商標権に基づく不当な権利行使による法的責任‐日本法の観点から」(金子敏哉教授)
【論稿】「商標権に基づく不当な権利行使による法的責任‐日本法の観点から」(金子敏哉教授) 虚偽事実の告知流布類型は、正当行為としての違法性阻却は2011年以降1件しかない。過失否定も減少。 (令和4年度知的財産に関する日 […]
大阪地判令和2年(ワ)3473【照明器具】 <損害論>102条2項の推定覆滅~8割覆滅 ①製品として当然に担保されるべき機能及び要素 ②コスト削減の程度が不明 ③競合品 ④代替技術の存在~原告後継品が本件発明と異なる技術 […]
令和4年(ネ)10093【乳がんの処置におけるエリブリンの使用】<大鷹>
令和4年(ネ)10093【乳がんの処置におけるエリブリンの使用】<大鷹> *控訴棄却 本件特許の存在により厚生労働省が”製造販売承認”しないから製造販売する蓋然性なし。 ⇒確認の利益を欠く ①承認 […]
「分割出願に対する審査中止」 令和5年4月1日以降に審査請求がされた審査着手前の分割出願であって、以下の(1)~(3)の全ての要件を満たす分割出願が、審査中止の対象となり得ます。 (1)原出願 […]
「期間徒過後の救済規定に係る回復要件の緩和」 令和5年4月1日以降に手続期間を徒過した手続について救済される場合の要件が、これまでの「正当な理由があること」から「故意によるものでないこと」へと緩和されました […]
令和3年(行ケ)10136【半田付け装置】<本多> 「フラックスの含有量を1wt%とする半田は、本件出願日当時、やに入り半田の市場において普通に流通していなかった…。…1wt%の半田をわざわざ採用し…得ることが容易になし […]
【米国特許】2023.05米国連邦最高裁判決Amgen v. Sanofi ⇒実施可能要件×
【米国特許】2023.05米国連邦最高裁判決Amgen v. Sanofi ⇒実施可能要件× 本件特許発明のクレームは、明細書で示されたの例示的な抗体よりも遥かに広範囲に及び、(発明の性質と基礎とな技術により)合理的な量 […]
平成31年(ネ)10007【…ラダー回路を表示する装置】<菅野>
平成31年(ネ)10007【…ラダー回路を表示する装置】<菅野> 既存部品を組み合わせた発明において、其々の既存部品が、不可欠品と判断された!! ⇒101条2号の間接侵害成立 ⇒25%が直接侵害に用いられる ⇒全部差止め […]
【商標】令和4年(行ケ)10023【ベガスベガス事件】 1次審決〜チラシ1及び2で使用成立 1次判決〜チラシ1及び2で使用不成立(チラシ3及び4も言及) 2次審決〜チラシ1〜4で使用不成立 2次判決〜チラシ3及び4で使用 […]
東京地判令和2年(ワ)29897<國分>「職務発明対価請求事件」
東京地判令和2年(ワ)29897<國分>「職務発明対価請求事件」 「登録報奨金請求権」及び「相当の対価請求権」を別の請求権として観念した。 発明規定に、登録報償を超える対価の規定なし ⇒消滅時効の起算点は、特許を行ける権 […]
令和4年(行ケ)10030【ポリエステル樹脂組成物の積層体】<菅野>
令和4年(行ケ)10030【ポリエステル樹脂組成物の積層体】<菅野> *「除くクレーム」は発明の課題に影響が及ばなければ、新たな技術的事項の導入に当たらない。 ⇒訂正要件〇(訂正後の進歩性判断せず) ★差し戻し後の異議決 […]
令和4年(行ケ)10037【空調服の空気排出口調整機構】<本多>
令和4年(行ケ)10037【空調服の空気排出口調整機構】<本多> *4つの特許公報から、本件出願当時に「周知かつ自明な課題」が存在したことを認定した。 「そうすると…本件公然実施発明に接した本件出願日当時の当業者は、上記 […]
平成28年(行ケ)10152【電荷制御剤】<森> *発明の課題 ⇒「電荷制御剤の表層の無機塩量のみに起因する電気伝導度を測定できるよう,可能な限り電気伝導度の小さいものを意味する」 ⇒「イオン交換水」の明確性〇 【請求項 […]
【商標】令和3年(行ケ)19987(不使用取消)「I R O PARIS」
【商標】令和3年(行ケ)19987(不使用取消) 登録第5623868号商標「I R O PARIS」が、指定商品「フランス製の被服」等に使用されていない。 ⇒不使用取消審決が維持(フランスでデザインされていて×) 審査 […]
東京高判平成11年(行ケ)230【磁気テープ用ガイド】<山下>
東京高判平成11年(行ケ)230【磁気テープ用ガイド】<山下> *出願後に権利移転で、共同出願違反の瑕疵が治癒された。 「正当な権利者に権利が与えられたか否かが問題…、出願人が実用新案登録の時までに実用新案登録を受ける権 […]
令和3年(行ケ)10093「PCSK9に対する抗原結合タンパク質」2次判決(アムジエン v. リジェネロン)<菅野>
令和3年(行ケ)10093「PCSK9に対する抗原結合タンパク質」2次判決(アムジエン v. リジェネロン)<菅野> =令和3年(行ケ)10094 1次判決と異なり、機能的に表現されたリーチスルークレームにつき、前訴確定 […]
令和3年(行ケ)第10140号【電鋳管事件】<菅野> PBPクレームの明確性要件×
令和3年(行ケ)第10140号【電鋳管事件】<菅野> 製造方法により特定された物の発明の明確性要件について、「不可能・非実際的事情」を要求し、明確性要件違反と判断した初めて且つ唯一の下級審裁判例。(規範は他の知財高判と同 […]
令和3年(行ケ)10096【光源】<本多> 引用文献中の複数の段落から一まとまりの技術思想を抽出可能、データがない数値限定を設計事項として、進歩性を否定した事案。 「本願明細書に…10重量%を超える場合の実験結果について […]
【商標】令和4年(行ケ)10002<東海林> 第44類… 「おんじゃくきゅう」と「温石灸」の文字を二段併記した商標 ①役務の質を普通に用いられる方法で表示する ②「温めた石を用いた灸(施術)」以外に使用された場合には,役 […]
大阪地判平成17年(ワ)10821【台車固定装置】 *「使用」とは,発明の目的を達するような方法で当該発明に係る物を用いることをいう。 ⇒単に,台車固定装置の点検,修理及び部品の交換をしただけでは「使用」にあたらない。 […]
令和3年(行ケ)10144【ドットパターン】<菅野> *特許請求の範囲に文言を追加したが、減縮でない。 ⇒訂正要件× =R3(行ケ)10146<菅野> 訂正前~任意の45°間隔による8方向をドットの配置に利用 […]
【著作権/プ】令和4年(ネ)10019 発信者情報開示請求 ⇒違法性阻却事由の存在を窺わせる事情を要立証 ⇒適法な引用 タイムライン上の表示が画像の一部のみとなることは、ツイッター仕様から「やむを得ないと認められる改変」 […]
【不競法2条1項3号】令和3年(ワ)3418<國分> 「最初に販売された日」
【不競法2条1項3号】令和3年(ワ)3418<國分> 「最初に販売された日」 シェード部分の形状の開発に費用及び労力の殆どが投下された ⇒電球をLEDに置き換えても特段の費用及び労力なし ⇒保護を求める商品形態を具備した […]
【論稿/意匠】「創作非容易性の判断に関する考察」(佐々木 眞人弁理士)(パテント2021 Vol.74No.3)
【論稿/意匠】「創作非容易性の判断に関する考察」(佐々木 眞人弁理士)(パテント2021 Vol.74No.3) 複数の相違点を通じて把握される「意匠の着想の新しさないし独創性」に基づいてそれぞれ創作非容易性を判断してい […]
【論稿】「用途発明の新規性と効果」(パテント2021、3月号)(大須賀滋元裁判官)
【論稿】「用途発明の新規性と効果」(パテント2021、3月号)(大須賀滋元裁判官) 用途発明の新規性及び技術的範囲について、重要裁判例を考察するとともに、有力な学説を紹介している。 PDを踏まえて、公知でな […]
【論稿】分割出願の戦略的活用事例(鈴木守弁理士、安井友章弁護士)(パテント2020 Vol.73, No.1)
【論稿】分割出願の戦略的活用事例(鈴木守弁理士、安井友章弁護士)(パテント2020 Vol.73, No.1) 事例2:兄弟分割して、チャレンジと安全な分割ツリーとを確保している。 事例5:途 […]
【商標/論稿】色彩のみからなる商標に係る審決取消訴訟の現状(大塚理彦)(パテント2021 Vol.74, No.4)
【商標/論稿】色彩のみからなる商標に係る審決取消訴訟の現状(大塚理彦)(パテント2021 Vol.74, No.4) 新しいタイプの商標において,登録例が現れていないものは,色彩のみからなる商標のうち「単色」「位置特定」 […]