【契約/消滅時効】最判平成10年4月24日・平成7年(オ)2472
【契約/消滅時効】最判平成10年4月24日・平成7年(オ)2472 契約に基づく債務につき、債務者の責めに帰すべき債務の履行不能によって生ずる損害賠償請求権の消滅時効は、本来の債務の履行を請求し得る時からその進行を開始す […]
【論稿】英国における消尽(山田くみ子、別冊パテントNo.30)
【論稿】英国における消尽(山田くみ子、別冊パテントNo.30) 「UK+Regime」 欧州自由貿易連合(EEA)加盟国内で合法的に置かれた商品は、英国において消尽する。 英国に合法的に置かれた商品は、EEA圏内で消尽せ […]
【不競法j】令和5年(ネ)10048「ドクターマーチン」<宮坂>
【不競法j】令和5年(ネ)10048「ドクターマーチン」<宮坂> ①黄色のウェルトウェルト ②ソールエッジ ③ヒールループ の3点において顕著な特徴、強い出所識別力 +その他の形態 ⇒被告商品2も、特徴③は備えないが誤認 […]
【不競法2条1項1号】令和5年(ネ)10048<宮坂>『ドクターマーチン』事件 *特別顕著性あり
【不競法2条1項1号】令和5年(ネ)10048<宮坂>『ドクターマーチン』事件 *特別顕著性あり⇒権利者勝訴 Cf.令和5年(行ケ)10003<本多>は、イエローステッチの位置商標につき、同じ位置にイエローステッチを有す […]
【不競法】令和5年(ネ)10012<東海林> アストラゼネカの気管支喘息用の吸入器の形態 ⇒「商品等表示」非該当は仕方ない 医療用医薬品の主たる需要者が医師及び薬剤師であり、患者行は従たる需要者であるとして「混同のおそれ […]
【パブリシティ権】東京地判令和5年(ワ)3171<中島> 所属タレントを紹介するHPで、所属する事実を示し、人物情報を補足するために、本件写真を使用した。 ⇒商品等として使用されず、商品等の差別化を図るものでもなく、商品 […]
【特許行政年次報告書2024年版】 特許の『分割出願』急増!! ⇒出願数30万件回復!!
【特許行政年次報告書2024年版】 特許の『分割出願』急増!! これはバブルではない。実体経済。 ⇒出願数30万件回復!! 2014年-27878件 2015年-28242件 2016年-29717件 2017年-275 […]
【不競法/品質等誤認惹起行為】東京地判令和4年(ワ)14148<杉浦>
【不競法/品質等誤認惹起行為】東京地判令和4年(ワ)14148<杉浦> ヘアドライヤー「髪の潤い1.9倍」等の広告 ⇒原告実験1~5は信頼性に疑義あり ⇒請求棄却 具体的態様の明示義務(6条)は「濫用的・探索的な提訴等を […]
【論稿】不正競争防止法2条1項21号 (虚偽事実告知流布行為)適用に係る 学説と裁判例の最新動向
【論稿】不正競争防止法2条1項21号 (虚偽事実告知流布行為)適用に係る 学説と裁判例の最新動向(パテント2023 No.76 No.5、2023)(妹尾恵里) <判決に影響を与える要素> 専門家意見書 告知後の係争 競 […]
【不競法】令和4年(ワ)14148<杉浦> ⇒具体的態様の明示義務違反なし
【不競法】令和4年(ワ)14148<杉浦> ⇒具体的態様の明示義務違反なし 「…具体的態様の明示を求め得るためには、濫用的・探索的な提訴等を抑止する観点から、当該事案の性質・内容等を踏まえつつ、提訴等を一応合理的といい […]
【論稿】職務発明規定に基づき相当の利益を与える際の「不合理性の判断」について(藤田達郎、知財管理Vol.74 No.1 2024)
【論稿】職務発明規定に基づき相当の利益を与える際の「不合理性の判断」について(藤田達郎、知財管理Vol.74 No.1 2024) 平成25年(ワ)6158は、「協議の状況」「開示の状況」「意見聴取」の不備 […]
【論稿】[インド]特許付与前の補正に関する前向きな判決(山口晶子、知財管理2024)
【論稿】[インド]特許付与前の補正に関する前向きな判決(山口晶子、知財管理Vol.74 No.1 2024) NIPPON事件<デリー高裁> PBPを方法に変更する補正が,「補正前の明細書のクレームの範囲内」とされた。 […]
【論稿】不正競争防止法上の諸要件立証のための需要者アンケート(2023、井上由里子)
【論稿】不正競争防止法上の諸要件立証のための需要者アンケート(2023、井上由里子) 「わからない」の選択肢を設けるなど推測による回答を抑制する措置が必要である。 周知性、混同のおそれ、普通名称化について、それぞれ複数の […]
【論稿】全世界同時公開による先行技術及び時差の関係と、グレースピリオド(パテント誌2023年12月号,ジャニス・ローガン等)
【論稿】全世界同時公開による先行技術及び時差の関係と、グレースピリオド(パテント誌2023年12月号,ジャニス・ローガン等) 新規性判断を「時刻」で判断するのは、日本及び韓国 日本の出願時刻を特許法186条1項の請求で確 […]
【不競法/営業秘密】大阪地判平成27年(ワ)11753 「自ら原告の顧客情報を秘密とする措置を採っていた…上,代表取締役の退任後…在任中に取得した…情報を漏洩しない旨を約している」 ⇒秘密管理性〇 「代表取締役として記憶 […]
【書籍】「戦略コンサルが知らない 最強の知財経営」(林力一、渋谷高弘)『攻めのオープンな知財戦略
【書籍】「戦略コンサルが知らない 最強の知財経営」(林力一、渋谷高弘) 『攻めのオープンな知財戦略』 ①強者(技術力高)が系列外と提携、エコシステム構築 ②弱者(コスト競争力高)がクロスライセンスで事業自由化 高度経済成 […]
【契約締結上の過失】東京地判平成8年(ワ)20909 共同開発契約締結に至らず ~Xは開発したが、Yは失敗 ~期限付き協定書締結、販売を前提とした営業活動、Yの詫び状、Yのハードウェア選定ミス、1年半の交渉 ⇒Xの期待は […]
【契約】令和2年(ネ)10016<高部> ABCD4者の共同出願契約~「事前の協議・許可なく,本件の各権利を新たに取得し,又は生産・販売行為を行った場合,本件の各権利は剥奪される。」 ⇒Aが勝手に販売した~Aは持分権を喪 […]
【論稿】グルタミン酸ナトリウム事件/東京地判令2・9・24(平28ワ25436)(平井祐希、パテント2021年9月号)
【論稿】グルタミン酸ナトリウム事件/東京地判令2・9・24(平28ワ25436)(平井祐希、パテント2021年9月号) 国外で外国子会社が譲渡も、日本向けであった事情から「譲渡の申出」成立 ⇒損害論では、外国子会社の利益 […]
【パブリシティ権】東京地判令和5年(ワ)70056<中島> ※パブリシティ権侵害成立
【パブリシティ権】東京地判令和5年(ワ)70056<中島> パブリシティ権侵害成立 「日本一稼いだ伝説のキャバクラ嬢として、世の中に広く認知されている…原告名称又は原告肖像には…商品の販売等を促進する顧客吸引力がある」 […]
【不競法】大阪高判令和4年(ネ)2081<森崎> 需要者が棒うき、円錐うき等の種類を商品形態で見分けるとしても、微細な商品形態の差に依拠して商品選択しない「うき」の商品形態に「特別顕著性」があるといえるためには、「他のう […]
【統計】特許の無効審判、異議の件数推移 ~無効(一部含む)審決は20%弱
【統計】特許の無効審判、異議の件数推移 2018年以降、無効審判は80件程度 無効(一部含む)審決は20%弱 取り下げが30%以上 ⇒侵害訴訟絡みだけが残り、和解とともに取り下げられている。 異議は平均1200件 取消決 […]
『先使用権 – 大激論』(田村、井関、髙部、佐藤、梶並、森田)
『先使用権 – 大激論』(田村、井関、髙部、佐藤、梶並、森田、別冊パテント2024) 森田弁理士以外(P89)は、特許法79条の「その発明」を、公然実施「発明」と異なって解釈していると思われる。 ⇒特許法上の […]
【論稿】民法不法行為による不正競争の補完性(2023、上野達弘教授)
【論稿】民法不法行為による不正競争の補完性(2023、上野達弘教授) 北朝鮮最判以降、知財法で保護されない場合に不法行為を認めた裁判例はない。 ⇒商品形態模倣、ドメイン、限定提供データ等、法的保護を要する場合について、立 […]
【論稿】混同の判断における類似性の程度(2023、佐藤俊司)
【論稿】混同の判断における類似性の程度(2023、佐藤俊司) 商標法4条1項10号、11号、15号の対比表は超有用!! 欧米のポラロイドテスト、デュポンテストも要確認!! 15号(商標非類似だが混同)が適用されるケースの […]
【不競法】東京地判令和4年(ワ)4104<中島> 「商品等表示」に該当しない!
【不競法】東京地判令和4年(ワ)4104<中島> 独占的に20年以上販売したガスバルブ 本件事情では形状に着目して取引されない。 ⇒「商品等表示」に該当しない! 二次的意味(secondary […]
【不競法】主要事案※平成30年~令和2年<経産省> ※一覧表が秀逸です!!
【不競法】主要事案※平成30年~令和2年<経産省> ※一覧表が秀逸です!! 周知表示混同惹起行為 (民事) 著名表示冒用行為 (民事) 形態模倣品提供行為 (民事) 営業秘密侵害行為 (民事)(刑事) 技術的 […]
【論稿】商品形態と機能性(2023、宮脇正晴教授) <米国>機能上有利な点がないのにあえて特定の形態にしたことは、機能性を否定する有力な事情として考慮される。 特許がある場合は、原告形態と非類似で充足する選択肢が確保され […]
【論稿】判例から見た先使用権(髙部眞規子) 平成29年(ネ)10090<高部裁判長> ⇒(水分含量に係る)数値が技術的意義を有するものと先使用者が認識している必要があるとする判例評釈もあるが、同判決は、認識まで要求したつ […]
<損害論>特許法102条2項と3項重適用の可否 実施能力を超える部分~〇R2(ネ)10024 市場の非同一性~〇R2(ネ)10024 競合品の存在~×大地R2(ワ)4913(特許庁資料では〇) 侵害者の営業努力~〇H30 […]
【論稿】特許明細書の品質向上のための発明提案書(石橋克之、知財管理Vol.73, 2023)
【論稿】特許明細書の品質向上のための発明提案書(石橋克之、知財管理Vol.73, No.7 2023) 発明提案書において、課題解決原理に関する素材(文章および具体例/データ)を提供する。自社で採用予定があるか否かに関わ […]
【論稿】米国特許法の域外適用について(パテント2023 Vol. 76 No. 13、龍野文)
【論稿】米国特許法の域外適用について(パテント2023 Vol. 76 No. 13、龍野文) 米国外で製品引き渡し 米国内で価格設定+契約交渉~271(a)否定(Hallo判決) 米国内での活動により,271(a)肯定 […]
【論稿】日本企業の特許出願における米国特許法 112 条に関する近年の米国審決例(2023)
【論稿】日本企業の特許出願における米国特許法 112 条に関する近年の米国審決例(パテントVol.76 No.4 2023、山田信太郎) UPSTOで審査官×⇒審判(Appeal)で逆転〇<近時5年> 記載要 […]
【論稿】記載要件違反による取消理由に対する実験成績証明書の参酌可否に関する考察(知財管理Vol.73 No.12 2023)
【論稿】記載要件違反による取消理由に対する実験成績証明書の参酌可否に関する考察(知財管理Vol.73 No.12 2023) 異議で特許権者が実験成績証明書を提出して参酌された件数 29条 51/62(82%) 36条 […]
【論稿】IPR審理開始の判断基準「NHK-Finitvルール」の運用指針が明らかに(岸本芳也、知財管理Vol.73 No.12 2023)
【論稿】IPR審理開始の判断基準「NHK-Finitvルール」の運用指針が明らかに(岸本芳也、知財管理Vol.73 No.12 2023) 裁判期日が近いとPTABが裁量不開始できる。 連邦最高裁が是非を判断せず(上告不 […]
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)33583<國分> 「樹脂製宅配ボックス」事件
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)33583<國分> 「樹脂製宅配ボックス」事件 PW設定無かったが、原告被告間で機密保持契約が締結され、別の秘密表示がないデータを受領した被告従業員が秘密を前提とする行動(他社 […]
【論稿】ドワンゴ知財高裁大合議判決(パテント誌2023年12月号、高石秀樹)
【論稿】ドワンゴ知財高裁大合議判決(パテント誌2023年12月号、高石秀樹) 「プログラムの提供」の「有体物の譲渡」への敷衍 (2)商標に関する関連裁判例 (2-1)オンラインショップのサーバが日本国外 (2-2)有体物 […]
【論稿】限定提供データとAI(2023、林いづみ) 「…指針」令和4年5月改訂 「業として」事業の遂行/一環であればOK 「提供」意思だけでOK 「相当蓄積性」投資も考慮できる。 「(秘密として管理されているものを除く) […]
【論稿】裁判例等から見たノウハウ・営業秘密の法的保護―民事上の救済と刑事罰―(2023、外川英明)
【論稿】裁判例等から見たノウハウ・営業秘密の法的保護―民事上の救済と刑事罰―(2023、外川英明) 「技術情報」は退職者の故意による漏洩が主流。 リバースエンジニアリングが高額、長期間~非公知性は失われない。 競業会社へ […]
【論稿】不正競争防止法2条1項1号における「混同」と「営業上の利益」の関係性(2023、横山久芳教授)
【論稿】不正競争防止法2条1項1号における「混同」と「営業上の利益」の関係性(2023、横山久芳教授) post-sales confusion~将来の商品等の選択に不合理な影響が及ぶおそれがあれば1号の適用あり。 ex […]
【不競法/営業秘密】大阪地判平成28年(ワ)5649 「就業規則でも対象となる秘密を特定しているわけではなく,被告P1自身も本件図面データが秘密であるとの認識を有していたとも認められず,他に…営業秘密であることを認識でき […]
【不競法/営業秘密】大阪高判平成29年(ネ)442 =大阪地判平成27年(ワ)7288 =大阪地判平成25年(ワ)12149 他に漏らしてはならない営業上の情報であると認識できた。 本来施錠されたキャビネットに保管するべ […]
【不競法/営業秘密】知財高判平成29年(ネ)10031<森>
【不競法/営業秘密】知財高判平成29年(ネ)10031<森> 「設計木型情報」~就業規則+誓約書+通常は従業員が取り扱えないように厳重管理していた。 ⇒秘密管理性〇 「取引先受託業者情報」~就業規則のみ,営業秘密の内容を […]
【不競法/営業秘密】令和1年(ネ)10044<大鷹> =東京地判平成29年(ワ)29604<山田>
【不競法/営業秘密】令和1年(ネ)10044<大鷹> =東京地判平成29年(ワ)29604<山田> 「機密保持規程に基づき,本件技術情報を含む電磁鋼板工場の全設備について…機密性が著しく高い…扱いとし,被告に対しても秘密 […]
【不競法/営業秘密】大阪地判平成28年(ワ)648 「就業規則において顧客情報の開示等を禁止する…など,規範的な管理がなされていた…加え,配置販売業者…にとっての顧客情報の重要性に鑑みれば,従業員らにとっても,それが秘密 […]
【論稿】特許法第38条の2(鈴木守、知財管理Vol.73, No.8, 2003)
【論稿】特許法第38条の2(鈴木守、知財管理Vol.73, No.8, 2003) 平成27年改正法で導入された。 請求項が無くても、出願日を確保できる。 米国仮出願と異なり、それ自体が審査対象であり、記載要件を満たす必 […]
【不競法/営業秘密侵害罪/刑事】名古屋地判平成29年(刑ワ)427
【不競法/営業秘密侵害罪/刑事】名古屋地判平成29年(刑ワ)427 被告人は、愛知製鋼の元従業員であり、マグネデザイン社を起業した。 ⇒無罪(検察官は控訴断念) 被告人の第三者への説明は抽象化、一般化され過ぎていて、あり […]
【不競法2条1項3号】東京地判平成29年(ワ)21145<佐藤>
【不競法2条1項3号】東京地判平成29年(ワ)21145<佐藤> *不競法上の「商品」の概念は無体物も含む 原告ソフトウェアは,タブレットとは別個に経済的価値を有し,独立して取引の対象となる…「商品」というこ […]
【不競法/営業秘密】平成26年(ワ)1397 『靴木型事件』
【不競法/営業秘密】平成26年(ワ)1397 『靴木型事件』 「靴の皮革は柔軟性を有するため,市場に出回っている革靴から,その靴の製造に用いた木型と全く同一の形状・寸法の木型を再現しその設計情報を取得…でき […]
【論稿】不正競争防止法2条1項1号における「混同」と「営業上の利益」の関係性(横山久芳教授)
【論稿】不正競争防止法2条1項1号における「混同」と「営業上の利益」の関係性(パテント2023、横山久芳教授) 「購買後の混同(post-sale confusion)」 (直接の)購買者以外の者に混同が生じることを契機 […]
【論稿】民法不法行為による不正競争の補完性(別冊パテント2023、上野達弘教授)
【論稿】民法不法行為による不正競争の補完性(別冊パテント2023、上野達弘教授) 北朝鮮最高裁判決(H23.12.8)は、著作権法上保護されない映画の利用が問題となった事案であるが、事実として、その後、著作権、不競法、意 […]
【論稿】侵害警告と不競法上の虚偽事実告知に係る裁判例(別冊パテント2023、金子敏哉教授)
【論稿】侵害警告と不競法上の虚偽事実告知に係る裁判例(別冊パテント2023、金子敏哉教授) Amazon等のプラットフォーマーへの侵害申し立て 平成28年(ワ)12829=平成30年(ネ)10068 ⇒主観的な認識の表明 […]
【肖像権】令和3年(ワ)28420《本訴》<中島> 「白昼路上において…原告が警察官により片手に手錠を掛けられ、…現行犯逮捕の状況等を撮影したものである。…本件逮捕動画の内容が社会通念上受忍すべき限度を超えて原告を侮辱す […]
※当事者とその補助参加人の代理人弁護士共通でOK 東地令和4年4月27日 被告と被告補助参加人 東地令和元年5月29日 原告と原告補助参加人 知高平成30年12月18日 被 […]
【不競法】形態模倣<損害論>令和4年(ネ)10095、10112<本多>
【不競法】形態模倣<損害論>令和4年(ネ)10095、10112<本多> 侵害論は、平成31年(ネ)10002で確定 原判決・令和2年(ワ)17626<杉浦> ⇒Y販売が全てX商品と誤認混同によるとは考え難い ⇒4割覆滅 […]
【論稿/米国】異業種間における「標準必須特許」のライセンス供与に関する控訴審判決(知財管理73)
【論稿/米国】異業種間における「標準必須特許」のライセンス供与に関する控訴審判決 (知財管理Vol.73 No.6 2023、阪和之) 第5巡回区控訴裁判所 標準必須特許をサプライヤーにライセンスしなくても、自動車メーカ […]
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)35263「2WAY対応型酸素チャンバー」
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)35263「2WAY対応型酸素チャンバー」 不競法2条6項の営業秘密に該当する(秘密管理性、有用性、非公知) 「目的がその検査・点検にあったとの…主張は不自然・不合理…。しかし […]
【不競法】東京地判平成30年(ワ) 29036「毛穴ケア用化粧水」事件
【不競法】東京地判平成30年(ワ) 29036「毛穴ケア用化粧水」事件 ⇒不競法2条1項1号請求認容 「…店頭で販売される場合には,外箱の正面が需要者から見える形で陳列されることが通常である…自他識別機能又は出所識別機能 […]
【論稿】「知的財産ローカルベンチマーク」(乾智彦)(パテント2020 Vol.73 No.9)
【論稿】「知的財産ローカルベンチマーク」(乾智彦)(パテント2020 Vol.73 No.9)平成28年3月 ①知財増加率(知財持続性) ②知財貢献率(貢献性) ③知財生産性(生産性) ④ライセンス収支バランス(健全性) […]
知財高判大合議平成31年(ネ)10003【美容器】 <損害論>推定覆滅事情~102条1項但書5割
知財高判大合議平成31年(ネ)10003【美容器】 <損害論>推定覆滅事情~102条1項但書5割 価格差~原告製品24000円,被告製品3000~5000円 原/被告製品双方に当てはまる事情 ⇒覆滅事情でない 原告製品は […]
【論稿】米国判例に見る「使用」に基づくロイヤルティ算定手法(高橋弘史、パテント2022)
【論稿】米国判例に見る「使用」に基づくロイヤルティ算定手法(高橋弘史、パテント2022 Vol. 75 No. 13) 日本の特許訴訟における損害論において、販売数量はなく「使用」を前提としたものは見当たらない。 ⇒米国 […]
【論稿】グループ会社が特許製品を販売…特許法102条2項の適用を認めた知財高裁判決(高石秀樹)
【論稿】『グループ会社が特許製品を販売していることを理由に特許法102条2項の適用を認めた知財高裁判決』(知財管理Vol.73 No.7 2023、高石秀樹) 「特許権者に,侵害者による特許権侵害行為がなかったならば利益 […]
【論稿】レーザ加工装置事件(知財管理Vol.73 No.6 2023。高橋政治、右田俊介)
【論稿】レーザ加工装置事件ー①除くクレームと新規事項追加、特許請求の範囲の減縮、進歩性 ②図面の記載に基づく補正・訂正ー(知財管理Vol.73 No.6 2023。高橋政治、右田俊介) 筆者らの肌感として、図面に基づく補 […]
【不競法/形態模倣】大阪地判令和元年(ワ)11484 ~「依拠」認定⇒不競法2条1項3号違反
【不競法/形態模倣】大阪地判令和元年(ワ)11484 ~「依拠」認定⇒不競法2条1項3号違反 「被告は、被告商品を製作…前に原告商品の形態を知ることができた…、中国の製造業者に希望する機能やイメージを電話で伝え…た…から […]
知財高判(大合議)平成30年(ネ)第10063号 令和元年6月7日判決(高部裁判長)<損害論>
知財高判(大合議)平成30年(ネ)第10063号 令和元年6月7日判決(高部裁判長)<損害論> 【二酸化炭素含有粘性組成物】 <損害論>102条2項の推定覆滅否定 <一般論> 「侵害者が得た利益と特許権者が […]
知財高判(大合議)平成24年(ネ)第10015号 平成25年2月1日判決(飯村裁判長)<損害論>
知財高判(大合議)平成24年(ネ)第10015号 平成25年2月1日判決(飯村裁判長)<損害論> 【ごみ貯蔵カセット及びごみ貯蔵機器】 <損害論>102条2項の推定覆滅否定 ・原告(外国企業)はコンビ社を通じて原告製カセ […]
【不競法/虚偽事実の告知流布】令和3年(ワ)18135 ⇒請求棄却
【不競法/虚偽事実の告知流布】令和3年(ワ)18135 ⇒請求棄却 「納期の迫った栗原市案件について、関係者に迷惑をかけることがなく速やかに作業を進めるために考えられる協力を…求めるところに要点がある。…取引先が誰である […]
【論稿】近年の審決取消訴訟における逆転事例の分析(知財管理Vol.73 No.7 2023)
【論稿】近年の審決取消訴訟における逆転事例の分析(知財管理Vol.73 No.7 2023) <2018~2020年の取消判決率> 不服審決 22%(19/85) 異議決定 72%(18/25) 無効成立 21%( […]
【論稿】進歩性判断における「予測できない顕著な効果」の意義(前田健教授)(パテント2021)
【論稿】進歩性判断における「予測できない顕著な効果」の意義(前田健教授)(パテント2021 Vol.74, No.7) 前訴判決の拘束力があるので…用途に適用することは容易想到であるとの判断を前提…とすると…ヒト結膜肥満 […]
【不競法2条1項3号】令和3年(ワ)3418<國分> 「最初に販売された日」
【不競法2条1項3号】令和3年(ワ)3418<國分> 「最初に販売された日」 シェード部分の形状の開発に費用及び労力の殆どが投下された ⇒電球をLEDに置き換えても特段の費用及び労力なし ⇒保護を求める商品形態を具備した […]
【論稿】「用途発明の新規性と効果」(パテント2021、3月号)(大須賀滋元裁判官)
【論稿】「用途発明の新規性と効果」(パテント2021、3月号)(大須賀滋元裁判官) 用途発明の新規性及び技術的範囲について、重要裁判例を考察するとともに、有力な学説を紹介している。 PDを踏まえて、公知でな […]
【論稿】分割出願の戦略的活用事例(鈴木守弁理士、安井友章弁護士)(パテント2020 Vol.73, No.1)
【論稿】分割出願の戦略的活用事例(鈴木守弁理士、安井友章弁護士)(パテント2020 Vol.73, No.1) 事例2:兄弟分割して、チャレンジと安全な分割ツリーとを確保している。 事例5:途 […]
【論稿/一般】「私の書棚(特許実務に有用な書籍、日本語の発信)」会社法務AtoZ2023年6月号
【論稿/一般】「私の書棚(特許実務に有用な書籍、日本語の発信)」(会社法務AtoZ2023年6月号)※私の執筆記事を、第一法規の許諾を得て転載します。 筆者の専門分野は特許及び意匠であり、それぞれについて重 […]
【論稿】医薬品特許紛争の和解と独占禁止法(鞠山尚子、2021.9)
【論稿】医薬品特許紛争の和解と独占禁止法(鞠山尚子、2021.9) 米国Activis最高裁判決~リバースペイメントが正当化される例は、想定される訴訟費用、後発が先発に提供するサービスの対価。 ⇒日本では争われた裁判例が […]
【肖像権】令和2年(ワ)33192<中島> 肖像等侵害は、①私的領域の撮影、又は、②公的領域の撮影で、社会通念上受忍すべき限度を超えて侮辱or平穏な日常生活を害する撮影。 「原告が社会的に強い非難の対象とされる行為を犯し […]
【人格権】令和3年(ワ)30051 ~「平穏な日常生活が害されたということはできない」
【人格権】令和3年(ワ)30051 被告(NHK)が原告(個人)のウェブサイトの文章に依拠してナレーション等を作成したことは不適切であったが、放送の4日後に謝罪文を掲載した。 ⇒損害賠償請求可能な程度に、原告の平穏な日常 […]
【専属管轄違反】大阪高判令和4年(ネ)1273 一審は神戸地裁平成31年(ワ)488 研究委託契約の債務不履行に基づく損害賠償請求 ⇒民訴6条1項の「特許権…に関する訴え」は、特許を受ける権利に関する訴えも含む。 ⇒被告 […]
【論稿】公知の用途と区別ができないとして 用途発明が特許無効とされた事例(田広志教授)
【論稿】「公知の用途と区別ができないとして 用途発明が特許無効とされた事例」(𠮷田広志教授、2023.3) <公知物、方法、用途、効果との区別> パブリックドメインとの区別という観点から、用途、効果のクレームアップ、内在 […]
【論稿】特許権の越境侵害(愛知靖之教授,2022.9) ネットワークで接続されたサーバ…日本市場に向けて行われることで,我が国の特許発明に対する需要が奪われるのであれば,実施行為自体がどの地で行われていようとも…差止め・ […]
【論稿】事業譲渡、買収及び倒産時のライセンス契約の対応について(知財管理Vol.64, No.9, 2014)
【論稿】事業譲渡、買収及び倒産時のライセンス契約の対応について(知財管理Vol.64, No.9, 2014) ライセンサーが倒産しても、日本は破産法53条、米国は連邦倒産法365条(a)で、ライセンシーが保護される方策 […]
知財高判(大合議)平成28年(ネ)10046【エルプラット事件】⇒上告不受理
知財高判(大合議)平成28年(ネ)10046【エルプラット事件】⇒上告不受理 「からなる」というクレーム文言が、他の添加剤等の成分が含まれる場合も包含されるのか否かが、特許請求の範囲の記載自体からは,いずれの解釈も可能で […]
【契約/違約金】大阪地判令和3年(ワ)4467 違約金⇒損害額と同額の違約金の限度で有効。
【契約/違約金】大阪地判令和3年(ワ)4467 形態模倣⇒告知⇒依拠認定 輸入時に「模倣」を知っていたと認定。 前回の侵害/和解時に違約金2000万円を定めていた。 ⇒金額設定自体は有効。 ⇒損害と著しく均衡を欠く過大な […]
2022年「審判実務者研究会報告書」 私個人としては、弁理士会特許委員会を6-8ルールで強制引退させられて、9年連続で途絶えたかと残念に思っていたところ、特許庁から一本釣りしてもらえたため、判事以外で唯一の […]
中村合同特許法律事務所のHPに「標準化の戦略的な活用」について記事をアップしました。
中村合同特許法律事務所のHPに「標準化の戦略的な活用」について記事をアップしました。 当所では、標準必須特許に関するワールドワードの裁判、必須判定、標準化作業における助言を行っており、ノウハウが蓄積しています。 標準化で […]
【論稿】「学習済みプログラムのパラメータを物の発明として把握できるのか」(松下正弁理士)
【論稿】「学習済みプログラムのパラメータを物の発明として把握できるのか」(松下正弁理士) 製造方法で学習済みモデルを特定するスキームを超えた考察 パラメータの最適値では狭過ぎる ⇒パラメータの範囲指定 ⇒一部のパラメータ […]
【論稿】データ(構造)の特許法における保護(下萩原勉) データ関連発明は,「プログラムに準ずるもの」として保護される。 データのどのような「構造」がコンピュータのどのような「処理」を規定しているかを明確にする必要があり, […]
中村合同特許法律事務所のHPに「スポーツ法」を掲載しました。
中村合同特許法律事務所のHPに「スポーツ法」を掲載しました。 スポーツ法は、事故・トラブルをはじめとして、競技団体のガバナンス、ドーピング規制、プロ野球やオリンピックを含むスポーツビジネスの世界に至るまで様々な領域を含み […]
中村合同特許法律事務所のHP~「知財ミックス~複数の知的財産権による多面的保護と権利行使~」
中村合同特許法律事務所のHPに「知財ミックス~複数の知的財産権による多面的保護と権利行使~」の記事が掲載されました。 特に、創作物の機能的特徴が構造として描写できる場合は、機能が意匠の要部と認定されやすいため、特許と意匠 […]
【不競法】令和2年(ワ)19889 「原告は…システム開発の業務に従事する技術者を派遣して、被告会社はその業務委託料を支払っているから、その当時,両社は良好な関係にあった…。…メールの『グループ会社(株式会社ソフトユージ […]
【不競法2条1項1号】令和3年(ネ)10025 打ち消し表示と認定して混同しないと判断した。
【不競法2条1項1号】令和3年(ネ)10025 「タカギ社製」「浄水蛇口の交換用カートリッジを」「お探しの皆様へ」との3段書き。 ⇒「純正カートリッジより浄水の流量が少ないですが、当社製品は…」という文章を打ち消し表示と […]
【不競法】令和3年(ネ)10018 オリゴ糖100%と唄っていた。
【不競法】令和3年(ネ)10018 品質誤認表示成立~損害論で推定覆滅91% 信用毀損行為成立~損害論で推定覆滅99% 被告製品はオリゴ糖配合割合53%なのに100%と唄っていた。 アフィリエーター対象のイベントで、原告 […]
【論稿】仲裁合意が法人代表者に及ぶとして、法人代表者に対する訴訟が却下された事例(JCAジャーナル69巻8号)
【論稿】仲裁合意が法人代表者に及ぶとして、法人代表者に対する訴訟が却下された事例(JCAジャーナル69巻8号) 渉外【リング・リング・サーカス事件】最判平成9.9.4 国内~名古屋地判平成7.10.27 実質的に法人に対 […]
中村合同特許法律事務所のHPに「知的財産権の価値評価」をアップしました。
中村合同特許法律事務所のHPに「知的財産権の価値評価~グループ内の移転…時の客観的評価の担保~」をアップしました。 「会社としての説明責任、又は、取締役個人としての善管注意義務を果たすことができます。」 (近時、特許権侵 […]
「知的財産権の価値評価~グループ内の移転…時の客観的評価の担保~」
中村合同特許法律事務所のHPに「知的財産権の価値評価~グループ内の移転…時の客観的評価の担保~」をアップしました。 「会社としての説明責任、又は、取締役個人としての善管注意義務を果たすことができます。」 (近時、取締役の […]
<論稿>訂正の再抗弁を主張するために訂正審判の提起は不要であるとした知財高裁判(田広志教授)
<論稿>「訂正の再抗弁を主張するために訂正審判の提起は不要であるとした知財高裁判決」(2021.4、𠮷田広志教授) 訂正の再抗弁~法律上訂正審判/請求できないタイミングでは、不要とする判決が多い。 【光学情報読取装置事件 […]
★知財訴訟で、取締役の会社法429条1項の責任が肯定・否定された裁判例
大阪地裁平成31年(ワ)3277【地盤強化工法】【ナビゲーション装置】 *(名目)取締役の会社法429条1項の責任を肯定した。 「名目上の取締役であっても,代表取締役…に対する監視 […]
東京地判平成31年(ワ)2034<佐藤> 事業譲渡契約に定める競合避止義務違反⇒差止め
東京地判平成31年(ワ)2034<佐藤> 被告が原告へ事業譲渡後に同種事業を再開。 ⇒事業譲渡契約に定める競合避止義務違反 (競業避止義務の範囲に争いがあった。) ⇒被告の事業の […]
【発信者情報開示請求】大阪地判令和2年(ワ)1995 侵害情報投稿後のログイン記録に基づく発信者情報開示請求が認められた!! ⇒これまでは裁判例が分かれていたが、本判決も指摘する必要性、4条の […]
「欧州特許条約83条」-パラメータ発明- 佐伯奈美 知財管理Vol.71 No.1 2021
「欧州特許条約83条」-パラメータ発明- 佐伯奈美弁理士 知財管理Vol.71 No.1 2021 欧州では、実施可能要件違反(83条)は取消事由であるが、サポート要件・明確性要件違反(84条)は拒絶理由の […]
「特許権の共有に対する国内外の法的制約について」 長谷川洋弁理士、三宅俊男弁理士 知財管理
「特許権の共有に対する国内外の法的制約について」 長谷川洋弁理士、三宅俊男弁理士 知財管理Vol.70 No.7 2020 *米国は、同意なくても持分譲渡可能 *米国・中国は、同意なくても、非 […]