【著作権/職務著作】平成22年(ネ)10081 ⇒職務著作否定(「法人等の発意」否定)
【著作権/職務著作】平成22年(ネ)10081 ①出版社から従業員個人に執筆依頼 ②会社議事録に執筆依頼の記載なし ③退職者の執筆担当部分は、他の従業員に引き継ぎなし ④出版社が企画したシリーズ ⑤出版社から従業員個人に […]
【著作権等管理事業法16条「正当な理由」】令和3年(ネ)10047<菅野>
【著作権等管理事業法16条「正当な理由」】令和3年(ネ)10047<菅野> ライブハウス経営者がJASRACと楽曲の利用許諾契約を締結せず。 ⇒JASRAC勝訴したが、支払わなかった。 ⇒JASRAC許諾拒否 ⇒「正当な […]
【著作権】大阪高判令和5年(ネ)1384 単語帳~原審と異なり、著作物性を認めた!!
【著作権】大阪高判令和5年(ネ)1384 単語帳~原審と異なり、著作物性を認めた!! 「2枚目以降の単語カード…わずかに各写真が垣間見えるように広げることによって各単語カードにそれぞれ異なる写 […]
【意匠】東京地判令和4年(ワ)17015【スチーム調理用蓋付きトレー】<柴田>
【意匠】東京地判令和4年(ワ)17015【スチーム調理用蓋付きトレー】<柴田> 「円形ドーム状を前提とする蓋部の各部位における曲率等の具体的な形状、蓋部の頂上に取手部が存在することを前提とする、取手部の具体的な形状等の具 […]
【著作権】『TRIPP TRAPP』事件~著作物性の判断基準 東京地判令和3年(ワ)31529
【著作権】『TRIPP TRAPP』事件~著作物性の判断基準 東京地判令和3年(ワ)31529<中島> 「実用目的に係る機能と分離して、それ自体独立して美術鑑賞の対象となる創作性を備えている場合」 ⇒著作物性検討せず、非 […]
【著作権/出版権】令和3年(ワ)13720<國分> 「被告は…別の著作物である被告表紙等を創作したものであるから、原告表紙を翻案したものといえる。… 原告表紙を『原作のまま …複製』(著作権法80条1項1号)したものとは […]
【著作権/プロバイダ責任法】令和4年(ネ)10102 ⇒逆転開示命令
【著作権/プロバイダ責任法】令和4年(ネ)10102 ⇒逆転開示命令 「…本件特有の事情を総合勘案すると、本件ログイン1より本件ツイートに時間的に近接した本件ログイン2が存在するとの理由で…発信者情報の開 […]
【論稿/著作権】現実空間と仮想空間・デジタル空間 における著作権法の働き方の比較(知財管理)
【論稿/著作権】現実空間と仮想空間・デジタル空間 における著作権法の働き方の比較(知財管理Vol.73 No.6 2023) リアル空間でのダンス=実演 メタバース空間 ⇒モーションデータ取得時のリアル空間での踊りは実演 […]
【著作権】令和2年(ネ)10018<鶴岡> 同人作品の無断コピーは著作権侵害 「原著作物に対する著作権侵害が…認められる場合であっても…二次的著作権が成立し得る部分に基づき…各漫画の著作権侵害を主張し,損害賠償等を求める […]
【著作権】大阪高判令和1年(ネ)1735「金魚電話ボックス」事件
【著作権】大阪高判令和1年(ネ)1735「金魚電話ボックス」事件 ~著作物性〇 「非日常的な情景を表現している…,受話器の受話部から気泡が発生することも本来あり得ない…。…通話をしている状態がイメージされており,鑑賞者に […]
【著作権】令和4年(ネ)10059 音楽事務所と実演家(バンドグループ)との間の専属的マネージメント契約における、契約終了後の競業避止義務条項 ⇒競業避止期間は6カ月であったが、先行投資回収と無関係 ⇒公序良俗違反 ※退 […]
【著作権/取締役の個人責任】令和3年(ワ)20472<中島>
【著作権/取締役の個人責任】令和3年(ワ)20472<中島> 「少なくとも…無断複製防止措置なく…掲載するような態様についてまで、クリエイターに利用許諾を求めない慣行」は認められない。 +代表取締役の個人責 […]
【著作権/プ】令和4年(ネ)10019 発信者情報開示請求 ⇒違法性阻却事由の存在を窺わせる事情を要立証 ⇒適法な引用 タイムライン上の表示が画像の一部のみとなることは、ツイッター仕様から「やむを得ないと認められる改変」 […]
【著作権】ツイートの書籍への掲載が著作権法32条1項の適法な引用とされた例 : KuToo事件
【論稿】ツイートの書籍への掲載が著作権法32条1項の適法な引用とされた例 : KuToo事件(平澤卓人著) 引用を否定した裁判例が理由とした要件については、 「正当な範囲内」要件否定が多い! 「公正な慣行」のみ否定は、1 […]
【著作権】法61条2項の推定が覆された事例① 大阪高決平成23年3月31日「ひこにゃん事件」
【著作権】法61条2項の推定が覆された事例① 大阪高決平成23年3月31日「ひこにゃん事件」 彦根城築城400年祭のイメージキャラクターとして広く利用されることを予定して採用された。 契約書に、立体物については自由に作成 […]
【著作権】大阪地判令和3年(ワ)5086 著作物性〇 「桜のイラストにみられるごく一般的な表現であり,ありふれたもの…本質的特徴に当たらない。…アイデアなど表現それ自体でない部分又は表現上創作性がない部分において…同一性 […]
【著作権】東京地判平成31年(ワ)8969 インラインリンクの設定は、複製権、公衆送信権侵害の幇助ではない。 ①有形的に再製しない。 ②リンク設定行為が動画投稿者による複製・公衆送信を容易にしたとは言い難い。 <私見>限 […]
【著作権】福岡地判令和元年(わ)1181<漫画村/刑事> ※リバースプロキシは送信可能化権侵害
【著作権】福岡地判令和元年(わ)1181<漫画村/刑事> ⇒リバースプロキシ(リクエストを受け取ると、第三者のサーバから画像データを取得して、閲覧者に送信する)は送信可能化権侵害 東京地判平成31年(ワ)89 […]
【著作権/出版権】東京地判令和3年(ヮ)13720<國分> 出版権=「原作のまま…複製」する権利(著作権法80条1項1号) ⇒同人誌、二次創作作品に及ばない。 https://www.courts.go.jp/app/f […]
【著作権】大阪地判令和3年(ワ)5086 著作物性〇 「桜のイラストにみられるごく一般的な表現であり,ありふれたもの…本質的特徴に当たらない。…アイデアなど表現それ自体でない部分又は表現上創作性がない部分において…同一性 […]
【著作権】大阪地判令和4年(ワ)2064 欠席裁判であったが、 損害論で、日本写真家ユニオンの規定で計算されなかった。 ⇒文化庁の裁定時は業界団体の規定が重視されるが… また、虚偽告知の無形損害が、請求額1000万円、認 […]
【著作権】大阪地判令和2年(ワ)9992 「原画を純粋美術の著作物と主張した」が、著作物性×
【著作権】大阪地判令和2年(ワ)9992 時計は応用美術⇒著作物性× 時計の原画を純粋美術の著作物と主張したが、原画に基づき商品化された時計を量産販売していたことから、「原画は、実用に供する目 […]
【著作権】令和3年(ワ)1333<田中> 公衆送信権侵害の幇助と認定された。
【著作権】令和3年(ワ)1333<田中> インターネット上の海賊版サイト(漫画村)に掲載する広告主を募って、広告掲載料を募った行為が、公衆送信権侵害の幇助と認定された。(広告主が幇助と認定された訳ではない。) ⇒広告掲載 […]
【著作権】東地令和2年(ワ)19840<中島> ロゴタイプにした会社名(商号)の著作物性否定
【著作権】東京地判令和2年(ワ)19840<中島> ロゴタイプにした会社名(商号)の著作物性否定 被告には,原告の知名度や信用を利用しようとする意思も必要もなかった。 ⇒被告商号を独自に考案した。 ⇒会社法8条1項の「不 […]
【著作権】大阪地判令和2年(ワ)9992 時計の「原画の」著作物性が否定された。
【著作権】大阪地判令和2年(ワ)9992 時計の「原画の」著作物性が否定された。 「本件原画は,実用に供する目的で制作されたものであり,いわゆる応用美術に当たる」 ⇒時計の実用目的に必要な構成と分離して美的鑑賞の対象とな […]
【著作権】令和3年(ワ)3208 海賊版販売⇒著作権法114条3項の損害額
【著作権】令和3年(ワ)3208 海賊版販売⇒著作権法114条3項の損害額 「原告製品の永久ライセンス版の定価をもって,…著作権の行使につき受けるべき価額」「得られたであろう永久ライセンス版の定価の額に相当する額を得られ […]
【著作権】令和3年(ネ)10028「放置系RPG」事件<大鷹>
【著作権】令和3年(ネ)10028「放置系RPG」事件<大鷹> ゲームのデータをコピーしたが…複製・翻案に当たらない 「被告ソースコードの大部分が原告ソースコードと共通しているとしても,原告ソースコードに係る […]
【著作権】東京地判令和3年(ワ)4491<佐藤> 口頭弁論陳述前の訴状をインターネットで公表 ⇒著作者人格権(公表権)侵害で慰謝料認容 未陳述前の訴状の公表に、著作権法40条1項(公開して行われた…裁判手続… […]
<著作権>平成30年(ワ)38486<國分> 使用許諾契約違反 ⇒違約金請求 6609万円認容!! 「…このような事情からすれば,本件違約金合意における違約金額が通常のライセンス料の10倍という額であったことを考慮しても […]
【著作権法~「建築」の著作物性×】令和3年(ネ)10044<大鷹>
【著作権法~「建築」の著作物性×】令和3年(ネ)10044<大鷹> 「原告滑り台が該当する『建築』は,応用美術に類することから,その著作物性の判断は,応用美術に係る基準と同様の基準による…。」 […]
【著作権法~「建築」の著作物性×】平成15年(ネ)3575「グルニエ・ダイン事件」
【著作権法~「建築」の著作物性×】平成15年(ネ)3575「グルニエ・ダイン事件」 「一般住宅が著作権法上の『建築の著作物』として保護されるには,…独立して美的鑑賞の対象となり、…造形芸術としての美術性を備 […]
著作権「ミニタコ」 東京地判令和元年(ワ)21993(國分)
著作権 東京地判令和元年(ワ)21993(國分) 建築物としての実用目的を達成するために必要な機能に係る構成と分離して,美術鑑賞の対象となり得る美的特性を備えている部分を把握できない。 ⇒タコ […]
<著作権>知財高判令和3年(ネ)10024「グッドコア」事件(森裁判長)
知財高判令和3年(ネ)10024「グッドコア」事件(森裁判長) 【著作権法★】応用美術の著作物性について分離把握可能性説が 採用され,同説に基づき姿勢保持具の著作物性が否定された事例 (判旨抜 […]