【米国/意匠特許】2024.05 CAFC en banc LKQ v. GM Global
【米国/意匠特許】2024.05 CAFC en banc LKQ v. GM Global Tech. 40年続いたRosen-Durling test(意匠特許の自明性を判断する際に,primary […]
【意匠】令和5年(行ケ)10072<清水響> ※意匠法46条2項
【意匠】令和5年(行ケ)10072<清水響> ※意匠法46条2項「その責めに帰することができない理由」否定。 *在外者が管理人を選任しなかった。 ⇒意匠法68条5項が引用する特許法192条3項によれば、現実に受領していな […]
【意匠】令和5年(行ケ)10066<宮坂> 「瓦」事件 ⇒ 類似(新規性×)
【意匠】令和5年(行ケ)10066<宮坂>「瓦」事件 ⇒類似(新規性×) 「…最終的には施主の満足を得させる施工後の外観が最も重視されるものと考えられる。そうすると、瓦を葺いた施工後の状態から看取できない構成態様が意匠の […]
【意匠】令和5年(行ケ)10008(東海林) *共同出願違反(原告従業員の創作者性)否定
【意匠】令和5年(行ケ)10008(東海林) *共同出願違反(原告従業員の創作者性)否定 「意匠の創作者…といえるためには、当該意匠における美観の創作行為に現実に加担したこと、すなわち、美観の創作行為、とりわけ従前の意匠 […]
【審判実務者研究会2023】(意匠)「物品」「創作容易性判断における当業者の知識と資料の範囲
【審判実務者研究会2023】事例5(意匠)「意匠に係る物品」の認定 「意匠に係る物品」の類比判断においては、用途・機能の共通性に基づき形態が類似する可能性があれば、広く認めてよい。 意匠法24条2項の「需要者」は、物品で […]
【論稿】意匠権と商標権の重畳的保護に関する考察(村上画里、東京造形大学[研究報]24)
【論稿】意匠権と商標権の重畳的保護に関する考察(村上画里、東京造形大学[研究報]24) *意匠と商標を同時期に権利化した例 ①ヘアアイロン(立体商標) ②織物地(平面の模様) ⇒物品を織物地として意匠登録を受けておき、原 […]
【意匠】令和5年(行ケ)10001<東海林> 創作容易性否定
【意匠】令和5年(行ケ)10001<東海林> 創作容易性否定 「本件意匠の本体部の上端の形状、本体部開口端部及び本体部底面の形状並びに把手部の形状は…ありふれた手法により変更可能なものあるいは軽微な改変又は […]
【意匠/禁反言】令和3年(行ケ)10067<本多> 意匠登録出願についての拒絶理由の存否は,審査官が職権により判断すべきものであって、自白の拘束力が働くものではない。 権利設定の適否が問題となる審決取消訴訟において,禁反 […]
【論稿/意匠】「創作非容易性の判断に関する考察」(佐々木 眞人弁理士)(パテント2021 Vol.74No.3)
【論稿/意匠】「創作非容易性の判断に関する考察」(佐々木 眞人弁理士)(パテント2021 Vol.74No.3) 複数の相違点を通じて把握される「意匠の着想の新しさないし独創性」に基づいてそれぞれ創作非容易性を判断してい […]
【意匠】平成30年(ワ)38585等(意匠の創作者性⇒否定)
【意匠】平成30年(ワ)38585等(意匠の創作者性⇒否定) 「原告が設計した当該ヒンジの形状は,…蓋に上記のような機能を持たせるために…不可欠と認めるのが相当である。したがって,原告が設計した入れ歯入れ容器のヒンジ部分 […]
【意匠】令和3年(行ケ)10067~本件意匠と引用意匠とは物品が異なる。⇒新規性〇
【意匠】令和3年(行ケ)10067 審決~物品・意匠ともに類似 判決~本件意匠の「インジェクターカートリッジ」は、引用意匠の「注射器用シリンジ」と物品が異なる⇒審決取消 ※意匠法3条2項の創作容易性(物品の転用)が問題と […]
<論稿>【意匠】「意匠の類否判断は何故分かりにくいのか」(2021.1、工藤由里子)
<論稿>【意匠】「意匠の類否判断は何故分かりにくいのか」(2021.1、工藤由里子) 冷蔵庫の具体的意匠から、審査基準の類否判断方法とグッドデザイン賞の評価に矛盾はないが、評価対象が、製品そのものか,抽象化された「意匠」 […]
Summary of 83 Japanese Design Law Case (English)
I prepared summary of 83 important Japanese Design Law Cases in English. Please share this with everyone who n […]
意匠権の範囲は、出願後狭くなる? 東高平成9年(ネ)404 大高令和2年(ネ)211
意匠権の範囲は、出願後狭くなる? 東京高判平成9年(ネ)404は、原審(東京地判平成5年(ワ)3966)を引用して,「本件意匠の要部及び類似の範囲は…出願された時点で観念的に定まっているのであり、本件意匠出 […]
Q60 意匠権と並行輸入 (1)並行輸入の適法性が判断された意匠権の裁判例はありませんが、特許権と同様に考えられますから、BBS最判が妥当し、「我が国の意匠権者又はこれと同視し得る者が国外において意匠製品を […]
Q92 意匠権侵害と損害賠償 (1)令和元年改正以前は、意匠法39条1項により「実施の能力」を超えるとして、また、「販売することができないとする事情」に相当するとして控除された部分について、重畳的に同3項に […]
Q93 立証のための各種制度 文書提出命令とは、侵害(充足)立証又は損害立証のために、裁判所が、相手方ないし第三者が所持する文書の提出を命ずる制度です。これまでの運用は、「必要性」要件を厳格に適用し、侵害( […]
【損害論(意匠)】大阪地判平成30年(ワ)6029〔データ記憶機事件〕
【損害論(意匠)】大阪地判平成30年(ワ)6029〔データ記憶機事件〕 ⇒意匠法39条2項に基づく推定覆滅部分に同3項を重畳適用した。(特に議論なし) ※令和元年改正法は1項のみを改正し、3項の重畳適用を明文化したが、2 […]
【意匠裁判例事典】PickUp (1) ⇒ 【意匠の説明】における記載は、意匠の「美感」に影響し、類否判断に影響を及ぼす‼ ⇒意匠は図面(画像を含む)により特定することが原則であり、 【意匠の説明】の記載に […]
【意匠裁判例事典】PickUp (2) ※関連意匠(新・意匠法10条1項) 本意匠の出願から10年間、同一出願人であれば、9条1項にかかわらず、本意匠または関連意匠と類似する意匠について、意匠登録できる。 […]
【意匠裁判例事典】PickUp (3) ※画像の意匠(物品に記録・表示される必要なし)(新・意匠法2条1項) 「・・・画像(機器の操作の用に供されるもの。又は機器がその機能を発揮した結果として表示されるもの […]
【論点別・意匠裁判例事典】29頁 新規性判断時も、侵害判断時も、類否判断の前提として、意匠の「美感」を認定するために、「要部」認定を行う。 ⇒要部認定では5W1Hを検討するが、特に、… 「WHO」【需要者~取 […]
【論点別・意匠裁判例事典】30頁、31頁 ※出願人が公知意匠を積極に提示する新規性主張戦略 ⇒意匠の出願人は、「出願意匠と引用意匠との共通点を有する公知意匠」を敢えて提出することで、当該共通点を“希釈化”し、「要部」でな […]
【論点別・意匠裁判例事典】32頁、33頁 東京高判昭和63年(行ケ)130「ゴルフボール」事件 ~引用意匠が技術文献の代表図 ⇒公報全体が引用意匠… ⇒★引用文献中の一つの写真が類似でも諦めてはいけない!! […]
意匠権侵害訴訟・意匠権者勝訴 大阪地判平成30年(ワ)第2439号 「食品包装用容器」事件(谷裁判長) →被告意匠はX字状の中央部分を欠くが、本件意匠と類似すると判断された。 被告は、X字状の中央部分を欠くことによる […]
「論点別・意匠裁判例事典」3頁 意匠権の登録要件(新規性)も、侵害要件も「物品」及び「意匠」の類否が問題となる。⇒「意匠」の類否は、物品も考慮される。 最判昭和45(行ツ)45「可撓伸縮ホース」は、新規性の判断主体は […]
「論点別・意匠裁判例事典」7頁 「意匠の説明」における記載は、意匠の「美感」に影響し、類否判断に影響を及ぼす。 ⇒意匠は図面(画像を含む)により特定することが原則であり、意匠権の類似範囲が限定され得ることから、「色彩」以 […]
「論点別・意匠裁判例事典」10頁 ※部分意匠~独立して取引対象でない、部分の意匠 ⇒破線は、部分意匠の位置と大きさを示す。 ⇒破線も、類否判断に影響する。 ※画像の意匠~物品に記録・表示される必要が無くなった ①クラウ […]
論点別・意匠裁判例事典」12頁 ※分割出願(意匠法10条の2) ⇒「一意匠一出願」の原則により、意匠出願中に複数の「意匠」が含まれると認められにくい。 ・1個の意匠を構成する物の一部を分割出願× ・参考図に含まれる意匠に […]
「論点別・意匠裁判例事典」13頁 ※間接侵害(新・意匠法38条) ⇒特許法101条に概ね対応するようになった。 ※新規性喪失の例外(意匠法4条)~“1年間” 東京高判平成7年(行ケ)第159号「端子盤」事件 ⇒立法趣旨か […]
「論点別・意匠裁判例事典」17頁 最判昭和45年(行ツ)45「可撓伸縮ホース」事件 ・新規性の「類似」(3条1項3号) ⇒判断主体は、「一般需要者」(近時の裁判例では「需要者」とされている。実事案では、「需要者」の認定が […]
「論点別・意匠裁判例事典」18頁 意匠の要部は、公知意匠を含むことがある。 何故なら、意匠は以下の3パターンがあり、 ①新規意匠のみからなる ②公知意匠と新規意匠の組み合わせ ③公知意匠同士の組み合わせ ⇒③の意匠 […]
「論点別・意匠裁判例事典」19頁 <意匠権侵害訴訟>創作容易性と、被告製品非類似の緊張関係 登録意匠の「要部」は、公知意匠を参酌して認定される。 ⇒創作容易性を主張するために、登録意匠と被告製品とが非類似である部分に […]
「論点別・意匠裁判例事典」20頁 平成17年(ネ)10079「カラビナ」事件 ⇒「物品が非類似」で非侵害とされた、唯一の意匠権侵害訴訟 →→「意匠に係る物品の説明」に「キーホルダー…等の装飾用」と記載されていたが、 […]
「論点別・意匠裁判例事典」21頁 《意匠の類似》~新規性と侵害判断時の公知意匠の影響 相違点が「公知意匠に見られない」ことが、 ~新規性判断では、意匠権者有利 ~侵害判断では、意匠権者不利 ⇒意匠の要部となる「公知意匠に […]
「論点別・意匠裁判例事典」21頁、22頁 大阪地判平成16年(ワ)6262「化粧用パフ」事件 東京地判平成18年(ワ)19650「増幅器」事件、等 ⇒物品の類否は、用途・機能の類否で判断される。 ⇒過去の裁判例を見る […]
「論点別・意匠裁判例事典」24頁 ※審査基準・裁判例共通~意匠の類否(新規性)の判断主体は、「需要者(取引者を含む)」である。 <意匠法第24条第2項も同じ(2006年改正)> 最判昭和45年(行ツ)45「可撓伸縮ホース […]