令和1年(行ケ)10159【X線透視撮影装置】<菅野> *副引用発明の抽象化,拡大化の限界 「審決は…という構成を捨象して…という技術事項(技術事項2)を認定したものであり,技術事項の範囲を不 […]
令和2年(ネ)10004<大鷹> 大阪地裁平成29年(ワ)7532<杉浦> 【光照射装置】
令和2年(ネ)10004<大鷹> 大阪地裁平成29年(ワ)7532<杉浦> 【光照射装置】 *「食い込み」による先使用権は不成立(一般論) ⇒訂正前発明の範囲内であっても、訂正後発明の範囲外で […]
令和1年(行ケ)10128【低鉄損一方向性電磁鋼板】<高部>
令和1年(行ケ)10128【低鉄損一方向性電磁鋼板】<高部> *課題の認定は明細書の記載が原則 *「発明の課題」を明細書に限定的に記載した。 ⇒鉄損減少 ⇒渦電流損減少 ⇒特に、磁区細分化による渦電流損減少 […]
平成2年(行ケ)10106【読取装置】<森> *引用発明適格否定(「甲1発明2」) ~単独で用いられることが想定されないと引用発明適格× 甲1発明2は,「防壁」が存在しない状態で […]
米国(一般) 2005.07CAFC ALFRED SALAZAR vs. P&G
米国(一般) 2005.07CAFC ALFRED SALAZAR vs. P&G 審査官の許可通知に権利範囲を限定する理由が付されていても、権利範囲が限定されない。均等論も妨げられない。 ⇒審査官 […]
論点別・特許裁判例事典「第3版」予約開始しました!! 皆様のご意見をお聴きして、1,600件に索引を入れました。 第2版は早々に売り切れましたが、旬の内容であり、次の版がでるため、重版されませ […]
米国 2006.05連邦最高裁 eBay v. MercExchange (差止制限)
米国 2006.05連邦最高裁 eBay v. MercExchange 終局的差止(Permanent Injunction)を得る為に、衡平(Equity)の原則に従い、特許権者は以下の4点を立証する必 […]
米国 2007.01連邦最高裁 Medimmune v. Genentech
米国 2007.01連邦最高裁 Medimmune v. Genentech 契約に従ってライセンス料を支払っているライセンシーによる、契約対象特許の無効、非充足の判断を求める確認訴訟が認められた。 &nb […]
米国 2010.06CAFC Avid Identification v. The Cr
米国 2010.06CAFC Avid Identification v. The Crystal Import 情報開示義務(IDS)が、発明者でない上司にまで及んだ事例。 ⇒権利行使×(不公正行為(in […]
米国 2009.07CAFC Gemtron v. Saint-Gobain
米国 2009.07CAFC Gemtron v. Saint-Gobain 製造直後のイ号製品は「弾性」があり特許発明の技術的範囲に属するが、米国への輸入時のイ号製品は属しない ⇒特許侵害成立。 &nbs […]
米国 2011.07CAFC en banc Therasense
米国 2011.07CAFC en banc Therasense ①不公正行為(inequitable conduct)の「意図」及び「重要性」の2要件を相関的に検討せず、別個独立に判断する […]
米国 2012.08CAFC LaserDynamics v, Quanta
米国 2012.08CAFC LaserDynamics v, Quanta 複数の部品から構成される対象製品における損害額の算定は、原則として、最小の販売可能な特許実施単位(smallest salabl […]
米国 2014.04連邦最高裁 Octain Fitness v. Icon
米国 2014.04連邦最高裁 Octain Fitness v. Icon 例外的な場合に認められる弁護士費用敗訴者負担の基準を下げた. ⇒「当事者の訴訟上の立場の他方当事者に比べた実質的な強さ、又は訴訟 […]
東京地判平成28年(ワ)25436「L-グルタミン酸の製造方法」<矢野>
東京地判平成28年(ワ)25436「L-グルタミン酸の製造方法」<矢野> ①進歩性欠如の拒絶理由通知に対応する補正で除かれた方法につき均等侵害成立(Flexible barの柔軟な運用は世界的傾向) &nb […]
Summary of 83 Japanese Design Law Case (English)
I prepared summary of 83 important Japanese Design Law Cases in English. Please share this with everyone who n […]
米国 2016.06連邦最高裁 Halo v. Pulse 米国特許法第284 条は損害賠償金増額に対して明確な制限または条件を定めておらず、また、Seagate 事件判決における2段階テストは過度に厳格で […]
著作権「ミニタコ」 東京地判令和元年(ワ)21993(國分)
著作権 東京地判令和元年(ワ)21993(國分) 建築物としての実用目的を達成するために必要な機能に係る構成と分離して,美術鑑賞の対象となり得る美的特性を備えている部分を把握できない。 ⇒タコ […]
米国 2018.01CAFC Exmark Mfg v. Briggs & Stratton
米国 2018.01CAFC Exmark Mfg v. Briggs & Stratton 「故意侵害」は裁判官でなく陪審員が判断する。 ※本稿の内容は,一般的な情報を提供するも […]
2017.03連邦最高裁 SCA Hygiene v. First Quality
2017.03連邦最高裁 SCA Hygiene v. First Quality statute of limitationsの期間内(6年)の請求がlachesを理由に制限されない(著作権侵害訴訟のPe […]
米国 2017.05連邦最高裁 TC Heartland v. Kraft Foods
米国 2017.05連邦最高裁 TC Heartland v. Kraft Foods 裁判管轄は、被告が米国企業である場合は、 ①設立準拠州 又は ②被告が「恒常的かつ確立された事業拠点を持つ地域」 &n […]
米国 2017.05連邦最高裁 Water Splash v. Menon
米国 2017.05連邦最高裁 Water Splash v. Menon 米国外の被告に対する送達はハーグ条約に従わなければならないが、受領国が拒否宣言をしない限り、受領国の法律に準拠して適正である限り、 […]
令和2年(ネ)10004【光照射事件】<大鷹> =大阪地判平成29年(ワ)7532<杉浦>
令和2年(ネ)10004【光照射事件】<大鷹> =大阪地判平成29年(ワ)7532<杉浦> 【特許★★】「食い込み」による先使用権は不成立という、一般論を初めて判示した裁判例 ⇒この裁判例によ […]
2017.06 米国連邦最高裁 Sandoz v. Amgen
2017.06 米国連邦最高裁 Sandoz v. Amgen バイオロジックス価格競争及びイノベーション262(1)-(8)(A)に規定される「商業的マーケティングの意図をReference Produc […]
知財実務ONLINEライトニングトーク「特許出願戦略(当初明細書の記載とクレーム文言の工夫)」
知財実務オンライン(第4回)LIVEライトニングトーク に出演しました!! タイトル:「特許出願戦略(当初明細書の記載とクレーム文言の工夫<10選>」 私のパートは、1:23:00辺りから10 […]
米国 2018.02CAFC IN RE: NORDT DEVELOPMENT
米国 2018.02CAFC IN RE: NORDT DEVELOPMENT USPTOはプロダクト・バイ・プロセスであると判断し、「射出成型」を相違点として認めなかった CAFC は、クレ […]
米国 2011.04 CAFC en banc In Re Kats Interactive
米国 2011.04 CAFC en banc In Re Kats Interactive Call <means plus functionクレーム(米国特許法第112 条(f))の記載要件> &nbs […]
米国2015.6CAFC enbanc Williamson v. Citrix Online
米国 2015.6CAFC enbanc Williamson v. Citrix Online <means plus functionクレームの明瞭性> means が使用されていない場合 […]
「特許出願とブラックボックス化」(JMAマネジメント2017年10月号)
もう4年前ですが、JMAマネジメント2017年10月号で、「特許出願とブラックボックス化」という記事を執筆しました。 「オープンクローズ戦略」の一種です。 実事案で参考資料として依頼者に提供し […]
米国 2017.07 CAFC IPCOM v. HTC USPTOにおける特許性判断は、通常は、Broadest Reasonable Interpretation。 means plus […]
米国 1950 連邦最高裁判決 Graver Tank v. Linde Air 「均等論」
米国 1950 連邦最高裁判決 Graver Tank v. Linde Air ※「均等論」について、2つの判断基準を示し、どちらを用いるかを下級審裁判所に委ねた。 ①実質的差異テスト(in […]
米国 1997 連邦最高裁判決 Warner-Jenkinson v. Hilton Davis
米国 1997 連邦最高裁判決 Warner-Jenkinson v. Hilton Davis 均等論は、個別の構成要件に適用できず、クレーム全体に適用する。(“element by element” r […]
米国 2002.05 連邦最高裁 Festo (Flexible Bar)
米国 2002.05 連邦最高裁 Festo v. Shoketsu Kinzoku Flexible Bar 出願経過禁反言が適用された場合の反駁3要件 ①対象物が補正時に予測 […]
意匠権の範囲は、出願後狭くなる? 東高平成9年(ネ)404 大高令和2年(ネ)211
意匠権の範囲は、出願後狭くなる? 東京高判平成9年(ネ)404は、原審(東京地判平成5年(ワ)3966)を引用して,「本件意匠の要部及び類似の範囲は…出願された時点で観念的に定まっているのであり、本件意匠出 […]
令和3年(ネ)10040【学習用具】<菅野> 均等成立 第2要件
令和3年(ネ)10040【学習用具】<菅野> 均等成立 第2要件 =大阪地裁平成31年(ワ)3273 「均等の第2要件における『作用効果』は,基本的には,明細書の『発明の効果』の項の記載に基づいて確定される […]
<商標権>知財高判令和3年(行ケ)第10026号「SANKO」事件(森裁判長)
<商標権>知財高判令和3年(行ケ)第10026号「SANKO」事件(森裁判長) 【商標法★★】図形部分と文字部分から成る結合商標について,分離・要部観察により文字部分のみによって商標の類否を判断することが許 […]
<著作権>知財高判令和3年(ネ)10024「グッドコア」事件(森裁判長)
知財高判令和3年(ネ)10024「グッドコア」事件(森裁判長) 【著作権法★】応用美術の著作物性について分離把握可能性説が 採用され,同説に基づき姿勢保持具の著作物性が否定された事例 (判旨抜 […]
【特許・実案・意匠・商標】令和3年特許法等改正の概要(施行日決定)
【特許・実案・意匠・商標】令和3年特許法等改正の概要(施行日決定) 特許法等の一部を改正する法律案が5月14日に可決・成立しました(5月21日公布)。 今回の法改正の主なポイントは以下の3点で […]
【特許】公然実施発明を主引例とする新規性、進歩性欠如の無効主張
【特許】公然実施発明を主引例とする新規性、進歩性欠如の無効主張 公然実施<論点整理> ①★進歩性判断時の,公知文献との違い(大鷹判事の論文) ② 「公然」性 ~ N […]
【商標法】令和2年(行ケ)10050「農口」事件(大鷹裁判長)
【商標法】令和2年(行ケ)10050「農口」事件(大鷹裁判長) 【商標法★】「農口」の標準文字からなる登録商標の商標権者である農口酒造株式会社(旧商号山本酒造本店株式会社)が草書体又は楷書体で「農口」の文字 […]
知財高判令和2年(行ケ)第10076(鶴岡裁判長) 「焼き肉のたれ」の包装容器 事件 【商標法★】商品の包装容器の形状に係る位置商標である本願商標は,商品等の形状を普通に用いられる方法で表示す […]
知財高判令和元年(行ケ)10170「BULLPULU TAPIOCA」事件(大鷹裁判長)
知財高判令和元年(行ケ)10170「BULLPULU TAPIOCA」事件(大鷹裁判長) 【商標法★】「BULLPULU TAPIOCA」の文字と図柄から成り,第29類「タピオカ入りの乳製品」等を指定商品等 […]
知財高判令和元年(行ケ)10166(大鷹裁判長) 【商標法★】防護標章登録の要件に係る商標法64条1項の「需要者の間に広く認識されている」とは,原登録商標の指定商品の全部又は一部の需要者の間において,原登録 […]
【譲渡の申出】全論点網羅 <論点整理> ①「譲渡の申出」行為は、日本国内である必要があるか? ②「譲渡」が外国であっても、「譲渡の申出」が成立するか? ※結局、“国内” 「譲渡」の意義が問題と […]
最判令和3年3月1日(平成30年(あ)第10号) 【不正競争防止法★★】暗号化方式での「技術的制限手段」それ自体を無効化せず,これと共に用いられたソフトウェアによる復号後の影像の記録・保存を防止する機能を無 […]
【商標法】「Q&A 商標法律相談の基本」(中村合同特許法律事務所[編著])(第一法規, 2019)の抜粋
【商標法】「Q&A 商標法律相談の基本」(中村合同特許法律事務所[編著])(第一法規, 2019)の抜粋 2.商品化段階における法的アドバイスと手続 (Q10)「商標登録出願の検討」 (Q)商標調査をした結果、登録及び使 […]
東京地判平成15年(ワ)9215【止め具及び紐止め装置】<三村>
東京地判平成15年(ワ)9215【止め具及び紐止め装置】<三村> *分割と補正は、同じ範囲!! 特許第3367651号 分割出願をすることができる範囲についても,もとの出願につい […]
令和2年(行ケ)10092【マイクロニードルパッチ…】<鶴岡>
令和2年(行ケ)10092【マイクロニードルパッチ…】<鶴岡> *本件発明の要旨を、明細書の記載等から限定的に解釈した。 ⇒相違点あり ⇒進歩性〇 引用技術2の「油性ゲル状粘着製剤」は,本願発 […]
知財高判令和3年(ネ)第10007号「含硫化合物と微量金属元素を含む輸液製剤」事件<本多>
<ディスカッション希望!!> 知財高判令和3年(ネ)第10007号「含硫化合物と微量金属元素を含む輸液製剤」事件<本多> (原審・東京地判平成30年(ワ)第29802号<田中>) 複数の「室」というクレーム文言解釈~「連 […]
令和2年(行ケ)10075【包装体】<森> *技術分野の共通性のみを根拠として、引用発明同士の組合せの動機付けを認められない。 *引用発明の課題を具体的に認定した。 「…技術分野 […]
★★★令和2年(行ケ)10041【止痒剤】<森> 引用例は「技術的裏付けの乏しい一つの仮説」にすぎないものであり、「本件優先日当時において研究の余地が大いに残されていた」 ⇒本件発明の「用途」に用いる動機付 […]
平成25年(行ケ)10209【血管内膜の肥厚抑制剤】<清水>
平成25年(行ケ)10209【血管内膜の肥厚抑制剤】<清水> 血管内膜の肥厚抑制剤というクレームでない!! (効果のクレームアップ) ⇒人体に摂取する意味で用途発明であるが、技術的範囲は医薬品に限られないか […]
東京地判平成29年(ワ)22010【…空調服】<山田> 先使用権×
東京地判平成29年(ワ)22010【…空調服】<山田> 先使用権× 手書き図面が作成され,その試作品を作成して,社内でその試着をしたからといって,…即時実施が可能な状況にあったかは必ずしも明ら […]
東京地判平成15年(ワ)19324【分岐鎖アミノ酸含有医薬用顆粒製剤とその製造方法】<三村>
東京地判平成15年(ワ)19324【分岐鎖アミノ酸含有医薬用顆粒製剤とその製造方法(ブラニュート顆粒)】<三村> 「事業として医薬品の製造を行うためには,溶出試験,安定性試験,生物学的同等性試験を行い,厚生 […]
令和2年(行ケ)10043【架橋アクリル系樹脂粒子】<森> *臨界的意義を認めた *本件発明の課題が知られていたことは証拠上認められない 「加熱減量の上限値1.5%を超える比較例 […]
東京地判平成28年(ワ)25436<矢野> 【L-グルタミン酸の製造方法】
令和2年9月24日東京地判平成28年(ワ)25436<矢野>【L-グルタミン酸の製造方法】 *課題を解決できない部分を含むからサポート要件× ⇒訂正の再抗弁で〇 「訂 […]
平成30年(行ケ)10057【二次元コード…読み取り装置】<高部>
平成30年(行ケ)10057【二次元コード…読み取り装置】<高部> *共同審判請求人の一人に対し審決取消訴訟を提起しないと訴えの利益× 「被告及び訴外会社が共同審判請求人となり,原告らを被請求 […]
東京地判平成24年(ワ)8221【履物装着用ヒールローラー】<大須賀>
東京地判平成24年(ワ)8221【履物装着用ヒールローラー】<大須賀> *廃棄請求の範囲 「被告製品から取り外された後は,侵害行為の必然的内容をなすものとはいえず,被告製品に用いら […]
知財高判(大合議)平成30年(ネ)10063【二酸化炭素含有粘性組成物】
知財高判(大合議)平成30年(ネ)10063【二酸化炭素含有粘性組成物】 *特許権侵害:共同不法行為 製造業者が小売業者に製品を販売し,これを小売業者が消費者に販売するという取引形態は…共同不 […]
平成31年(ネ)10053【二重瞼形成用テープ】<大鷹> *無効審判請求を禁止する不争条項を含む和解契約 ⇒利害関係人でない (判旨抜粋) …本件和解契約2条には,被告が3条に規定する「本件商 […]
令和1年(行ケ)10076【炎症性疾患および自己免疫疾患の処置の組成物】<森>
令和1年(行ケ)10076【炎症性疾患および自己免疫疾患の処置の組成物】<森> *効果のクレームアップ *引用発明に内在する効果を、出願日後の実験で立証することはできない。 「出 […]
令和2年(行ケ)10015【免疫原性組成物を安定化させ,沈殿を阻害する新規製剤】<鶴岡>
令和2年(行ケ)10015【免疫原性組成物を安定化させ,沈殿を阻害する新規製剤】<鶴岡> *クレームアップされた効果が発明特定事項であるとした上で、容易想到でないとした ⇒特定の目的の為にある […]
東京地判平成29年(ワ)36506<佐藤> (LINEふるふる事件)
東京地判平成29年(ワ)36506<佐藤> (LINEふるふる事件) ①副引例から「GPS検索機能」のみを抽出して主引例に適用するロジックが否定され、同適用は阻害要因があるとして進歩性が認められた事例。 ② […]
東京地判平成29年(ワ)29228【流体供給装置及び…プログラム】<柴田>
東京地判平成29年(ワ)29228【流体供給装置及び…プログラム】<柴田> *均等成立 「流体の供給の終了後の精算に当たり,当初に入金した額と実際に供給された油に相当する額との差額をどのように計算するかにつ […]
令和2年(ネ)10044【流体供給装置及び…プログラム】<鶴岡>
令和2年(ネ)10044【流体供給装置及び…プログラム】<鶴岡> <*課題が生じない物は非充足> 「発明の構成によって課題を解決するという効果が発揮されたことにならない…本件発明の『記憶媒体』 […]
自白② 平成31年(ネ)10010【導光板】 *「自白」不成立 (技術的事項の細部~主要事実でない。) 「特許発明の技術的範囲に関する技術的事項の細部にわたる主張とその認否は,主 […]
自白③ 平成20年(行ケ)10235【・・・の共沸混合物様組成物】
自白③ 平成20年(行ケ)10235【ペンタフルオロエタンとジフルオロメタンの共沸混合物様組成物】 *「自白」の成否 「…との文言の意味内容,解釈等に関する主張が審決取消訴訟にお […]
東京地判令和元年(ワ)31214【塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム】<田中><充足論>
東京地判令和元年(ワ)31214【塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム】<田中> <充足論>(※進歩性、サポート要件の別投稿も超重要!!) *数値限定発明~充足 *原告の測定は適切、被告の測定は不適切 &nb […]
東京地判令和元年(ワ)31214【塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム】<田中> <進歩性>
東京地判令和元年(ワ)31214【塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム】<田中> <進歩性>(※充足論、サポート要件の別投稿も超重要!!) *パラメータに着目することの容易性否定!! *本件発明の課題が知られ […]
東京地判令和元年(ワ)31214【塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム】<田中> サポート要件
東京地判令和元年(ワ)31214【塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム】<田中> <サポート要件>(※充足論、進歩性の別投稿も超重要!!) *組成値に加えて物性値も満たすことで課題解決 ⇒サポー […]
令和2年(行ケ)10058【ベッド等におけるフレーム構造】<森>
令和2年(行ケ)10058【ベッド等におけるフレーム構造】<森> *使用目的が発明特定事項とされた。 ⇒新規性〇(進歩性は×) 公然実施発明の「フレームの一部を異なった長さの交換装着用フレーム […]
平成27年(行ケ)10077【水洗便器】<清水> *引用発明の上位概念化の限界 (引用発明の構成の一部を独立して抽出できない事例) 「一連の技術の一面だけに着目し,ひとまとまりの技術事項の一部 […]
平成18年(行ケ)10499【無線式ドアロック制御装置】<篠原>
平成18年(行ケ)10499【無線式ドアロック制御装置】<篠原> *引用文献中に複数の技術が記載されていた。 ⇒下位概念を抽出できた一事例(相違点が減る) ⇒進歩性× 「引用例2には,1つの技 […]
東京地判平成28年(ワ)25436【L-グルタミン酸の製造方法】*補正で追加された要件に均等成立
令和2年9月24日・東京地判平成28年(ワ)25436【L-グルタミン酸の製造方法】<矢野> *補正で追加された要件につき均等侵害が認められた。 ①「従来技術に見られない特有の技術的思想(課題 […]
令和2年(ネ)第10044号「流体供給装置及び…プログラム」事件(鶴岡裁判長)
-知財高判令和2年(ネ)第10044号「流体供給装置及び…プログラム」事件・令和3年6月28日判決言渡(鶴岡裁判長)- 【特許★★】原審答弁書で「認める」と認否した構成要件につき自白が成立せず、争いが無いと […]
令和2年(行ケ)10126(大鷹) 【商標法★★】「マツモトキヨシ」の歌詞を含む音商標が商標法4条1項8号の「他人の氏名」を含む商標に当たらないと判断され,これに当たると判断した特許庁の拒絶審決が取り消され […]
令和3年(行ケ)10029(本多裁判長) 「HIRUDOMILD」事件
令和3年(行ケ)10029(本多裁判長) 「HIRUDOMILD」事件 【商標★★】 標準文字からなる「HIRUDOMILD」の商標を「HIRUDO」部分と「MILD」部分からなる結合商標とみ […]
令和3年(ネ)10029【手摺の取付方法】<東海林> =大阪地判平成29年(ワ)10716
令和3年(ネ)10029【手摺の取付方法】<東海林> =大阪地判平成29年(ワ)10716 「…施工業者は,被告製品を使用して,被告の指定した被告方法により,被告の作業に引き続いて取付作業を行った…。…被告 […]
令和2年(ネ)10019【油冷式スクリュ圧縮機】<鶴岡> *控訴審における新たな無効主張 ~「日本語特許文献」に基づく進歩性欠如 ⇒進歩性×(特許権者逆転負け) 相違点1及び2は […]
令和2年(行ケ)第10005号「ガラス板用合紙」事件<髙部裁判長>
令和2年(行ケ)第10005号「ガラス板用合紙」事件<髙部裁判長> 【特許★★】先願発明(特許法29条の2)の発明該当性(引用例適格)が認められた事例~「抽象的であり,あるいは当業者の有する技術常識を参酌し […]
東京地判平成28年(ワ)11475【第Ⅸ因子/第Ⅸa因子の抗体および抗体誘導体】<嶋末>
東京地判平成28年(ワ)11475【第Ⅸ因子/第Ⅸa因子の抗体および抗体誘導体】<嶋末> 「凝血促進活性を増大させる」というクレームアップした効果を、明細書に基づいて、具体的な数値範囲を認定した   […]
平成31年(ネ)10014【PCSK9に対する抗原結合タンパク質】(アムジエンv.サノフィ)<高部>
平成31年(ネ)10014【PCSK9に対する抗原結合タンパク質】(アムジエンv.サノフィ)<高部> *機能的クレームでも充足論の判断手法は同じ 「本件各発明をいわゆる『機能的クレーム』と呼ぶ […]
「パラメータ発明のサポート要件」 (パテント誌2021年5月号、Vol. 74 No. 5)
「パラメータ発明のサポート要件」 -(令和元年(行ケ)第 10173 号〔両面粘着テープ事件〕を契機として)- (パテント誌2021年5月号、Vol. 74 No. 5) 偏光フィルム知財高裁大合議判決は, […]
東京地判平成28年(ワ)11475【第Ⅸ因子/第Ⅸa因子の抗体および抗体誘導体】<嶋末>
東京地判平成28年(ワ)11475【第Ⅸ因子/第Ⅸa因子の抗体および抗体誘導体】<嶋末> *効果を機能と捉え、機能的クレームが本件発明とは異なる課題解決手段により効果が齎されるから非充足とされた事例 &nb […]
《二審》平成31年(ネ)10009【薬剤分包用ロールペーパ】<大鷹>
《二審》平成31年(ネ)10009【薬剤分包用ロールペーパ】<大鷹> =原審H28(ワ)6494 ⇒別被告の平成31年(ネ)10031<森>同旨 *維持審決に対し審決取消訴訟を提起せずに確定さ […]
東京地判平成29年(ワ)44053【抗CD20抗体の投与を含むB細胞リンパ腫の併用療法】<山田>
東京地判平成29年(ワ)44053【抗CD20抗体の投与を含むB細胞リンパ腫の併用療法】<山田> ①サポート要件× *明細書中の記載が、発明の用途に対応するとは認められなかった。 ⇒課題云々ではなく、発明の […]
東京地判平成30年(ワ)13400【アンテナ】<佐藤> *「~用」というクレーム文言は、実際に用いられるものと、解釈された。⇒非充足 Cf. サブコンビネーション発明のH31(ネ)10009「 […]
東京地判 平成28年(ワ)42833 平成29年(ワ)21803等 【磁気記録媒体】<沖中>
東京地判 平成28年(ワ)42833 平成29年(ワ)21803 平成30年(ワ)27979 【磁気記録媒体】<沖中> ①充足 *数値限定発明~充足 *原告の測定は適切、被告の測定は不適切。 ⇒被告の測定は […]
東京地判平成29年(ワ)28189【シール状物の積層体】<佐藤>
東京地判平成29年(ワ)28189【シール状物の積層体】<佐藤> *「略1/2」というクレーム文言の充足性を否定した。 *被告製品の極一部は範囲内であったが、非充足と判断された。 […]
東京地判平成24年(ワ)15612【疲労特性に優れたCu-Ni-Si系合金部材】<高野>
東京地判平成24年(ワ)15612【疲労特性に優れたCu-Ni-Si系合金部材】<高野> *下限値なし ⇒0個も含み充足であるが、実施可能違反 「被告製品の直径4μm以上の大きさ […]
東京地判平成24年(ワ)15614【電子材料用銅合金】<長谷川>
東京地判平成24年(ワ)15614【電子材料用銅合金】<長谷川> *下限値なし ⇒0個の場合は課題がないから非充足 仮に0個を含むならば新規性× (*0個の場合を含まない旨を意見書で言明したことも判示された […]
平成27年(ネ)10036【ピタバスタチンカルシウム塩の結晶】<高部>
平成27年(ネ)10036【ピタバスタチンカルシウム塩の結晶】<高部> *結晶多形の構造を15個の回析角(小数点第2位)で特定した ⇒±0.2°の誤差は許容されず、非充足 (=原審・平成26年(ワ)3343 […]
大阪地判平成13年(ワ)6924【純粋二酸化塩素液剤】 *経時変化する製品の直接侵害〇 「1日置いて十分賦活させた場合には、当該水溶液中には二酸化塩素ガスが発生し、液剤中において、二酸化塩素が […]
東京地判平成19年(ワ)32845【記録紙】<岡本> *経時変化する製品の数値で、数値限定充足! *他の構成要件を非充足 「構成要件aの『膜厚』とは,着色原紙に塗布した塗布液が乾 […]
平成29年(ネ)10049 中間判決 【チューブ状ひも本体を備えたひも】<森>
平成29年(ネ)10049 中間判決 【チューブ状ひも本体を備えたひも】<森> *特許法70-2「別段の定め」が認められた!! ⇒共有特許権者勝訴 「共有者が…生産又は販売をすることについて, […]
東京地判平成30年(ワ)6962 【音声入力イヤーマイク】 (不正競争差止請求)
東京地判平成30年(ワ)6962【音声入力イヤーマイク】(不正競争差止請求) 報告義務違反も、消尽した。 =控訴審H31(ネ)10023 「契約上の義務違反をいうものにすぎず,本件知的財産権を […]
平成31年(ワ)1409<佐藤> 先発医薬品の承認のための試験・研究も、69条1項に該当する。
東京地判平成31年(ワ)1409<佐藤> ⇒「先発」医薬品の承認のための試験・研究も、69条1項に該当する。 ⇒控訴審同旨 https://courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/ […]
平成25年(ネ)10051 【印刷物の品質管理装置(オフセット輪転機版胴)】
平成25年(ネ)10051 【印刷物の品質管理装置(オフセット輪転機版胴)】 <損害論> *譲渡以外でも販売機会喪失なら102-1適用OK 「生産」に当たる… 顧客 […]
平成20年(ネ)10085【インターネットサーバのアクセス管理およびモニタシステム】
平成20年(ネ)10085【インターネットサーバのアクセス管理およびモニタシステム】<滝澤> <損害論> *無償で提供した物についても、特許法102-3の損害発生を認めた。105-3適用。 & […]
東京地判平成28年(ワ)10759【スクラブ石けんの製造方法】<佐藤>
東京地判平成28年(ワ)10759【スクラブ石けんの製造方法】<佐藤> 証拠保全で立証した。 *消滅時効の起算点は証拠保全時。 「被告製品を市場で入手可能であるとしても…分析によ […]
東京地判平成28年(ワ)25436「L-グルタミン酸の製造方法」事件<矢野>
東京地判平成28年(ワ)25436「L-グルタミン酸の製造方法」事件<矢野> <損害論> *譲渡人と申出者とが異なっても、一定の関係にある場合は、「譲渡の申出」成立!! *「譲渡 […]