東京地判令和2年(ワ)8506【電気工事作業に使用する作業用手袋】<佐藤>
東京地判令和2年(ワ)8506【電気工事作業に使用する作業用手袋】<佐藤> 原告は…「凹凸」が意図して形成されたものであることを要するとした上で,当該凹凸は,製造上不可避に生じる「表面粗さ」にすぎないと主張 […]
令和2年(行ケ)10004【骨粗鬆症治療剤ないし予防剤】<菅野>
令和2年(行ケ)10004【骨粗鬆症治療剤ないし予防剤】<菅野> =令和2年(行ケ)10038<菅野> *投与対象患者の限定(50以上80未満)が容易想到 審議結果報告書は,腎機能障害の程度を […]
令和2年(行ケ)10123【燃料電池システム】<本多> *故障を検知する引用発明を、定期的に確認する構成に変更することは容易でない ⇒進歩性〇(拒絶審決取消) (相違点) 気体流動を調整する「 […]
<韓国> 先行文献記載に従って製造した場合に”必然的”に特許発明と同じ物が製造される⇒新規性×
<韓国> 先行文献記載の製造方法でに従って製造した場合に”必然的”に特許発明と同じ物が製造されることが証明された場合,新規性× 大法院2017フ1304 日本も同じだが […]
<商標>令和3年(行ケ)10113「睡眠コンサルタント」(東海林)
<商標>令和3年(行ケ)10113「睡眠コンサルタント」(東海林) 「睡眠コンサルタント」と横書きしてなる商標が指定役務の質を表示記述するものとして取引に際し必要適切な表示であり,取引者・需要者によって指定 […]
【米国特許】2022.01CAFC Nature Simulation v. Autodesk
【米国特許】2022.01 米国CAFC Nature Simulation v. Autodesk 特許出願を許可可能とする目的で審査官が入れたクレーム文言は、明確であると推定される。 ⇒不明確とした原審 […]
【米国特許】1961米国連邦最高裁 ARO v. Convertibl Top Replavem
【米国特許】1961米国連邦最高裁 ARO v. Convertibl Top Replavement ⇒同事案は「修理」と判断した *「再生産(reconstruction)」は、「such a true […]
【米国特許】2008.08 米国連邦最高裁Quanta v. LG Electronics
【米国特許】2008.08 米国連邦最高裁Quanta v. LG Electronics 方法発明に係る特許権も「消尽」する。 間接侵害品の譲渡では、特許を「実質的に具現化する(substa […]
【米国特許】2017.05 米国連邦最高裁LEXMARK v. IMPLESSION
【米国特許】2017.05 米国連邦最高裁LEXMARK v. IMPLESSION 特許権者がSingle-useの条件付きで譲渡後、インクを再充填する等して販売した。 ⇒消尽論成立(Quanta連邦最判 […]
【米国特許】2007.05 米国連邦最高裁KSR v. Teleflex
【米国特許】2007.05 米国連邦最高裁KSR v. Teleflex TSMテスト(教示(teaching)-示唆(suggestion)-動機(motivation)テスト)を支持しながらも、CAFC […]
【米国特許】2010.03 米国CAFC Jeffrey Griffin v. Heidi Marrin
【米国特許】2010.03 米国CAFC Jeffrey Griffin v. Heidi Marrin プリアンブルに「for permitting a user to write thereon wit […]
【米国特許】2010.07 米国CAFC In re Giacomini, et al.,
【米国特許】2010.07 米国CAFC In re Giacomini, et al., 米国特許法第102 条(e)は、優先日に公開されていない先願であっても、のちに公開又は特許されると後願排除効を有す […]
【米国特許】2012.11米国CAFC Voter Verified v. Premier
【米国特許】2012.11 米国CAFC Voter Verified v. Premier Electionインターネット上で公衆が利用可能な状態であった文書は、全く索引付けされていなかったとしても「刊行物」にあたり […]
令和2年(ネ)10057<大鷹>「リコー事件」⇒独占禁止法違反とした一審判決が変更された!!
令和2年(ネ)10057<大鷹>「リコー事件」⇒独占禁止法違反が認められ、差止請求、損害賠償請求が権利濫用とした一審判決が変更された!!「再生品が装着された原告プリンタにおいても,トナー残量表示に『?』と表示されるととも […]
【米国特許】2011.06 米国連邦最高裁 Microsoft v. i4i
【米国特許】2011.06 米国連邦最高裁 Microsoft v. i4i特許無効の抗弁において、侵害被疑者は明確かつ説得力ある証拠(Clear and convincing evidence)を提出し、無効理由の立証 […]
【米国特許】2015.04 米国CAFC INEOS v. BERRY PLASTICS
【米国特許】2015.04 米国CAFC INEOS v. BERRY PLASTICSクレームの数値範囲が引用発明とオーバーラップしていても、先行技術に対してCriticalであることを示せば、新規性有り。⇒本事案は結 […]
【米国特許】2015.04 米国CAFC INEOS v. BERRY PLASTICS
【米国特許】2015.04 米国CAFC INEOS v. BERRY PLASTICSクレームの数値範囲が引用発明とオーバーラップしていても、先行技術に対してCriticalであることを示せば、新規性有り。⇒本事案は結 […]
【米国特許】2013.08 米国CAFC Hamilton Beach v. Sunbeam
【米国特許】2013.08 米国CAFC Hamilton Beach v. Sunbeam特許発明の優先日の1年以上前に、特許製品の仕入先が製造の受注をしたことを理由にOn-Sale Barによる特許無効!!(*商業的 […]
【米国特許】2016.07 米国CAFC Medicines v. Hospira
【米国特許】2016.07 米国CAFC Medicines v. Hospira旧米国特許法102(b)のOn-Sale Barは、商業的な販売(の申し出)の対象である必要があり、統一商法典2-106の要件を満たさなけ […]
【米国特許】2019.01 米国連邦最高裁 Helsinn v. Teva
【米国特許】2019.01 米国連邦最高裁 Helsinn v. Teva特許出願の1年以上前の秘密保持義務を負う第三者への商業的販売は、改正米国特許法102(a)のOn-Sale Barにおいて、新規性を喪失する。Cf […]
【米国特許】2017米国CAFC en banc Aqua Products v. Matal
【米国特許】2017.10 米国CAFC en banc Aqua Products v. Matal 当事者系レビュー(IPR)係属中に行われた補正(amendment)による補正後クレームの特許性について、特許性欠如 […]
【米国特許】2021.04 米国CAFC Raytheon Technologies v. GE
【米国特許】2021.04 米国CAFC Raytheon Technologies v. GE 優先日時点で自己実施可能(self-enabling)でない引用文献に基づいて本件発明を自明(obviousness)と判 […]
【米国特許】2018.05 米国CAFC TAOS v. Intersil
【米国特許】2018.05 米国CAFC TAOS v. Intersil 販売の申し出が米国内でされたのみでは足りず、将来の販売予定地が米国内にある場合でなければ販売の申し出は侵害とならない。 (Transocean […]
【米国特許】1998 米国CAFC Ethicon v. U.S. Surgical Corp.
【米国特許】1998 米国CAFC Ethicon v. U.S. Surgical Corp. クレームの一部のみが共同発明であっても、その他の(他の発明者の)単独発明であるクレームについても権利を有するものであり、ラ […]
【米国特許】2001.05 米国CAFC Mycogen Plant v. Monsanto
【米国特許】2001.05 米国CAFC Mycogen Plant v. Monsanto 271 条(g) 侵害は、米国特許が発行され、有効に存在しているときに当該製造方法が使用された場合のみ。 ⇒非侵害 ※Mons […]
【論稿】「輸出入差止申立手続きにおける疎明資料」(乾智彦、東京税関業務部総括知的財産調査官)
【論稿】「輸出入差止申立手続きにおける疎明資料」(乾智彦、東京税関業務部総括知的財産調査官 弁理士上席)(パテント2021 No.6) 税関が要求する、侵害事実の疎明資料。 *訴状との違い ①請求の趣旨がない ②鑑定書が […]
【論稿】「特許権侵害訴訟における損害賠償額の推定覆滅の主張立証に関する研究」知財管理Vol.72
【論稿】「特許権侵害訴訟における損害賠償額の推定覆滅の主張立証に関する研究」(知財管理Vol.72 No.2 2022) 近時13年間の裁判例分析 1項、2項で特許権者勝訴 142件 &nbs […]
令和1年(行ケ)10174【エアロゾル発生装置】<森> サポート要件を判断する際、発明特定事項の意味内容等を明らかにするために、必要に応じて明細書や図面の記載を斟酌することはリパーゼ判決も禁止しない!! *発明の課題を踏 […]
令和3年(行ケ)10056【情報処理装置事件】<東海林> *サブコンビネーションクレームの相手方が、請求項に係る発明の構成を何も限定しない。 ⇒発明特定事項でない!! ⇒サーバの処理を特定するだけの構成要件を除外して発明 […]
令和2年(行ケ)10128【安否確認システム】<東海林> 一致点の看過⇒審決取消 本願発明は、照明装置が発信装置を備え、識別した設置場所のIDに応じた安否通知ルールに従う 引用発 […]
欧州移行時の独立クレームから特徴を削除する補正は厳しい。分割出願も同じ。
<長谷川寛ドイツ弁理士のブログ> このような出願時の独立クレームから特徴を削除する補正は欧州特許庁ではガイドライン上3つの要件をクリアしなければ認められません(GL H-V, 3.1、T 0331/87)。 […]
<論点>「パラメータ発明の進歩性判断」(2021日本工業所有権法学会年報、高石秀樹)
<論点>「パラメータ発明の進歩性判断」(2021日本工業所有権法学会年報、高石秀樹) 新しい「パラメータ」により範囲を特定した発明の進歩性判断の勝負所は,出願当時の当業者が当該「パラメータ」に着目することが […]
<論稿>『「発明の技術的範囲」と「発明の要旨認定」との間に,ダブルスタンダードは存在するか?』(2015.12、弁理士会・特許委員会)
<論稿>『「発明の技術的範囲」と「発明の要旨認定」との間に,ダブルスタンダードは存在するか?』(2015.12、弁理士会・特許委員会) PBP最判平成24 年(受)1204もあり、発明の要旨認 […]
<論稿>「…明確性要件を判断した重要裁判例の総覧と判断傾向の分析」(2021.11知財管理、高石秀樹)
<論稿>「…明確性要件を判断した重要裁判例の総覧と判断傾向の分析」(2021.11知財管理、高石秀樹) 明確性要件『も』プロパテント傾向 程度を表わす文言~課題を解決できる範囲という意味で明確 […]
<論稿>『「商品形態」に関する周知・著名表示及び応用美術を巡る諸問題の網羅的検討』(2020.10)
<論稿>『「商品形態」に関する周知・著名表示及び応用美術を巡る諸問題の網羅的検討』(2020.10、高石秀樹・山本飛翔) 「応用美術」の著作物性は,厳格な基準が判決の多数 ⇒著作物性〇でも、保護範囲は狭い […]
<論点>「実施可能要件と明確性要件」(判例百選第5版、高石秀樹)
<論点>「実施可能要件と明確性要件」(判例百選第5版、高石秀樹) 実施可能要件は、発明の課題を解決できるように実施できる必要があるか? ⇒YESとした上で、(新規物質など)発明の課題が製造できること自体の場 […]
大阪高判平成14年(ネ)2776【コンクリート埋設物】 =東京高判平成15年(行ケ)65
大阪高判平成14年(ネ)2776【コンクリート埋設物】 =東京高判平成15年(行ケ)65 子出願が補正の遡及効で分割要件違反 ⇒孫出願の出願日は、親出願まで遡及しない *子出願の無効確定は、孫 […]
令和1年(ワ)25152【コメント配信システム】<國分>(ドワンゴv.FC2)
令和1年(ワ)25152【コメント配信システム】<國分>(ドワンゴv.FC2) *物の発明の「生産」に当たるためには、特許発明の構成要件の全てを満たす物が、日本国内において新たに作り出されることが必要 &n […]
令和3年(ネ)10007【含硫化合物と微量金属元素を含む輸液製剤】<本多> 逆転文言充足
令和3年(ネ)10007【含硫化合物と微量金属元素を含む輸液製剤】<本多>(原審・東地H30(ワ)29802<田中>) 複数の「室」というクレーム文言解釈~「連通可能」という限定がある物の発明は非充足、限定 […]
論稿:侵害行為が国境をまたいで構成されるネットワーク関連発明の差し止め行為について(湯浅竜弁理士)
<論稿>「侵害行為が国境をまたいで構成されるネットワーク関連発明の差し止め行為について」(弁理士/湯浅竜、別冊パテント別冊 No.26) ①インターネットナンバー事件(知財高裁 H22.3.24) ⇒本件発 […]
東京地判令和2年(ワ)19924<佐藤>等【…鎮痛剤】~用途発明の用途否定で非充足、訂正要件も×
東京地判令和2年(ワ)19924<佐藤>、19932<佐藤>、19918<田中>、19919<國分>【イソブチルGABAまたはその誘導体を含有する鎮痛剤】 被 […]
令和2年(ネ)10059<本多裁判長>(控訴審) 【エクオール含有抽出物…の製造方法】
令和2年(ネ)10059<本多裁判長>(控訴審)【エクオール含有抽出物…の製造方法】 「本件特許の特許出願日」が(被告方法との関係でも)優先日まで遡れた。(この点が、原判決と結論が異なる。) ⇒優先日と親出 […]
令和2年(行ケ)10122【…組成物を用いてフォンタン患者における心筋性能を改善する方法】<菅野>
令和2年(行ケ)10122【ウデナフィル組成物を用いてフォンタン患者における心筋性能を改善する方法】<菅野> *発明の課題は、運動耐容能の「改善」~医薬用途発明 (明細書で「維持」と「改善」を区別している) […]
【著作権法~「建築」の著作物性×】令和3年(ネ)10044<大鷹>
【著作権法~「建築」の著作物性×】令和3年(ネ)10044<大鷹> 「原告滑り台が該当する『建築』は,応用美術に類することから,その著作物性の判断は,応用美術に係る基準と同様の基準による…。」 […]
【著作権法~「建築」の著作物性×】平成15年(ネ)3575「グルニエ・ダイン事件」
【著作権法~「建築」の著作物性×】平成15年(ネ)3575「グルニエ・ダイン事件」 「一般住宅が著作権法上の『建築の著作物』として保護されるには,…独立して美的鑑賞の対象となり、…造形芸術としての美術性を備 […]
令和2年(行ケ)10150【エクオール含有大豆胚軸発酵物】<森>
令和2年(行ケ)10150【エクオール含有大豆胚軸発酵物】<森> (1)新規性〇 本件明細書【表3】と引用文献の試験例では、発酵原料及び発酵条件が異なる。 ⇒乾燥重量1g当たりのオルニチンの量も変化する H […]
【商標権】平成31年(ワ)784「蛸焼工房事件」 被告事業は平成6年~ 原告(商標権者)事業は平成9年~ 出願は平成14年 平成14年当時、被告標章が被告商品役務を表示するものと […]
<論稿>「令和2年の審決取消訴訟の概況」 近時の知財重要判決がコンパクトに纏まっている <掲載例> 令和元年(行ケ)10174【エアロゾル発生装置】 課題を踏まえて,クレーム文言を限定解釈 ⇒サポート要件〇 […]
韓国大法院(最高裁)判決 2021年4月8日言渡 2019 フ 10609
韓国大法院(最高裁)判決 2021年4月8日言渡 2019 フ 10609 「選択発明」の進歩性の判断時においても、通常の発明と同様に構成の困難性を考慮する。 =日本の裁判例と同じになった!! *原審(高裁)は、日本の審 […]
<論稿>「進歩性の全論点」(高石秀樹、2022.01) 近時のホットトピックは, (1 - 1)★内在特性 (1 - 6)公然実施発明 (2 - 4)★★★効果のクレームアップ (3 - 2)本件発明と引用発 […]
<論稿>「アメリカ民事訴訟に関する送達と日本企業の対応」(コロンビア特別区弁護士 瀬川一真)
<論稿>「アメリカ民事訴訟に関する送達と日本企業の対応」(コロンビア特別区弁護士 瀬川一真) 2017米国連邦最高裁Water Splash =受領国が拒否宣言をしない限り、郵便送達OK ⇒2018年、日本政府はハーグ条 […]
<論稿>「『データ(構造)』の特許法における保護」(下萩原 勉)
<論稿>「『データ(構造)』の特許法における保護」(下萩原 勉) 発明該当性~物は「プログラム”等”」を含む 審査基準~「データ構造(データ要素間の相互関係で表される,データの有する論理的構造)」 […]
<論稿>「中国における方法特許クレームの解釈―中国最高裁判決の考察を中心として」
<論稿>「中国における方法特許クレームの解釈―中国最高裁判決の考察を中心として」(林軍中国弁理士・弁護士、 胡春豊中国弁理士) ①献納の原則 明細書のみ記載、クレームに記載がない順序 ⇒保護範囲外 (湯たんぽの製造方法事 […]
<論稿>「意匠の類否判断における公知意匠の参酌」 (加藤 幹 教授)
<論稿>「意匠の類否判断における公知意匠の参酌」 (加藤 幹 教授) (意匠権侵害事件)意匠の要部を把握する際に参酌する公知意匠の時的基準 ~裁判例は、出願時までに限るか否かで分かれている。 […]
<論稿>「パラメータ発明のサポート要件」(高石秀樹、2021.5)
<論稿>「パラメータ発明のサポート要件」(高石秀樹、2021.5) 偏光フィルム知財高裁大合議判決は、「パラメータ発明」がサポート要件を満たす要件として、「数式が示す範囲と得られる効果(性能)との関係の技術的な意味」が認 […]
<論稿>〔ブルニアンリンク作成デバイス〕事件(柴田和雄) 「部分優先」について最も深く考察した論考 世界各国についても解説 (1)… (2)後の出願で加えた新たな構成が、基礎出願日と現実の出願日との間の公知技術により新規 […]
<論稿>【意匠】「意匠の類否判断は何故分かりにくいのか」(2021.1、工藤由里子)
<論稿>【意匠】「意匠の類否判断は何故分かりにくいのか」(2021.1、工藤由里子) 冷蔵庫の具体的意匠から、審査基準の類否判断方法とグッドデザイン賞の評価に矛盾はないが、評価対象が、製品そのものか,抽象化された「意匠」 […]
<論稿>「特許権侵害訴訟において本件発明の課題が与える影響」(2021.9、弁理士会特許委員会)
<論稿>「特許権侵害訴訟において本件発明の課題が与える影響」(2021.9、弁理士会・特許委員会) 特許権侵害訴訟で戦うために、原告・被告のどちらも「発明の課題」が重要であり,「発明の課題」は訴訟の勝敗のキーとなることを […]
<論稿>「Therasense 判決後の不衡平行為」(吉田哲、深町美音子)
<論稿>「Therasense 判決後の不衡平行為」(吉田哲、深町美音子) 米国連邦最高裁Therasense 判決後に不衡平行為が議論される事件数は、安定している。 herasense 判決の厳しい判断基準でも,不衡平 […]
<論稿>訂正の再抗弁を主張するために訂正審判の提起は不要であるとした知財高裁判(田広志教授)
<論稿>「訂正の再抗弁を主張するために訂正審判の提起は不要であるとした知財高裁判決」(2021.4、𠮷田広志教授) 訂正の再抗弁~法律上訂正審判/請求できないタイミングでは、不要とする判決が多い。 【光学情報読取装置事件 […]
<論稿>「中国における特許明細書の開示要件」(2021.3、林 軍,胡春豊)
<論稿>「中国における特許明細書の開示要件」(2021.3、林 軍,胡春豊) (中国最高人民法院) 明細書における技術的課題,技術的思想及び有益な効果の記載が互いに矛盾する場合, 裁判所は, 特許が解決しようとする技術的 […]
<論稿>進歩性判断における「予測できない顕著な効果」の比較対象及び位置付け(2021、高石秀樹)
<論稿>「令和元年 8 月 27 日最高裁判決平成 30 年(行ヒ)第 69 号「…点眼剤」事件(進歩性判断における「予測できない顕著な効果」の比較対象及び位置付け)」(2021.1、高石秀樹) 構成(医薬用途)が容易想 […]
<論稿>「中間上位概念化-特殊な EPC 特許手続き-」(2019.11クリスチャン ケスター)
<論稿>「中間上位概念化-特殊な EPC 特許手続き-」(2019.11、ドイツ・欧州弁理士 クリスチャン ケスター) EPOでは、中間上位概念化は原則×であるが、許可される例もある。 ⇒許された/許されな […]
<論稿>「プログラムの営業秘密性に対する裁判所の判断」(2019.7、石本貴幸)
<論稿>「プログラムの営業秘密性に対する裁判所の判断」(2019.7、石本貴幸) ソースコードに特徴的な処理がないと,営業秘密として保護される対象となるものは,現実のソースコードそのものと解釈され,不正使用 […]
<論稿>「拡大先願に関する裁判例の傾向分析」(2019.1、弁理士会特許委員会)
<論稿>「拡大先願に関する裁判例の傾向分析」(2019.1、弁理士会特許委員会) <拡大先願違反と新規事項追加との関係> 先願の後願排除効の範囲は,制度趣旨に照らして…補正/訂正/ […]
<論稿>「○○システムを生産する方法」クレームの有効性(2018.10、関西特許研究会 ソフトウェア研究班)
<論稿>「○○システムを生産する方法」クレームの有効性(2018.10、関西特許研究会 ソフトウェア研究班) システムクレームの全技術的特徴を含み,かつ,「業として」問題,外国実施および複数主体の問題を従来 […]
<論稿>米国弁理士の秘匿特権,連邦裁判所のみならず州裁判所でも認められる新判決…(服部健一)
<論稿>「米国弁理士の秘匿特権,連邦裁判所のみならず州裁判所でも認められる新判決 日本弁理士の秘匿特権も拡大される可能性有り」(2018.7,服部健一) 日本弁理士に日本特許法上の助言を求めた場合、 ⇒基本 […]
<論稿>「数値限定発明の充足論,明確性要件」(2018.5、高石秀樹)
<論稿>「数値限定発明の充足論,明確性要件」(2018.5、高石秀樹) 1. 数値(パラメータ)が多義的 2. 数値範囲を僅かに外れる場合の有効桁数 3. 一個の製品中に数値範囲 […]
令和2年(行ケ)10057【電動ベッド】<菅野> 主引例と副引例との技術分野が隔絶している ⇒組合せの動機付け否定(請求項2) 技術分野が異なると、当業者が知らないということ? […]
令和2年(行ケ)10053【二酸化炭素経皮・ 経粘膜吸収用組成物】<菅野>
令和2年(行ケ)10053【二酸化炭素経皮・ 経粘膜吸収用組成物】<菅野> 主引例に本件発明の課題があるとは認識できない。 ⇒進歩性〇 ⇒あくまで、主引例からどのような課題を認識できるかを考える必要がある。 […]
平成24年(行ケ)10252【耐熱性リボヌクレアーゼH】<芝田>
平成24年(行ケ)10252【耐熱性リボヌクレアーゼH】<芝田> *出願後に頌布された刊行物により顕著な効果を認定× *特許明細書に記載された知識に基づいて出願前の発明ないし技術常識を認定する […]
<論稿>米国特許侵害訴訟におけるMarkman クレーム解釈(ヨークM.フォークナー、鈴木亜矢)
<論稿>「米国特許侵害訴訟におけるMarkman クレーム解釈」(2017.3、ヨーク M. フォークナー、鈴木 亜矢) 米国特許侵害訴訟の充足論におけるクレーム解釈~実務上有益! ordin […]
<論稿>「均等論に関する裁判例の傾向と対策」(2017.01、弁理士会・特許委員会)
<論稿>「均等論に関する裁判例の傾向と対策」(2017.01、弁理士会・特許委員会) 明細書に課題・作用効果を複数記載することの功罪 明細書に課題を上位概念で記載することの功罪 […]
<論稿>「『用途発明』の権利範囲について(直接侵害・間接侵害)」(2017.1、高石秀樹)
<論稿>「『用途発明』の権利範囲について(直接侵害・間接侵害)」(2017.1、高石秀樹) 用途発明と直接侵害 ①用途発明の定義を限定するアプローチ ②〜用というクレーム文言の意義を事案毎に解釈するアプロー […]
<論稿>「『容易の容易』の射程範囲(第三の公知文献の位置付け)」(2018.12、高石秀樹)
<論稿>「『容易の容易』の射程範囲(第三の公知文献の位置付け)」(2018.12、高石秀樹) ※複数の相違点を埋めるために、複数の副引例を組み合わせる必要がある場合、相違点同士が技術的に互いに独立していれば […]
<論稿>「外国企業とのライセンス契約」(日本弁理士,NY州弁護士 龍神嘉彦)
<論稿>「外国企業とのライセンス契約」(日本弁理士,NY州弁護士 龍神嘉彦) 特許ライセンスを類型別に解説 権利行使型 技術援助型 ハイブリッド型 共同開発型 対象を区切らないと、予想外の技術 […]
米国 2008.08 連邦最高裁 Quanta v. LG Electronics
米国 2008.08 連邦最高裁 Quanta v. LG Electronics ❶従前の米国裁判例実務は米国内譲渡が「消尽」の大前提であるとされてきたが、Quanta判決は、譲渡場所が米国内であるか否かに焦点を当て […]
米国 2017.05 連邦最高裁 LEXMARK v. IMPLESSION
米国 2017.05 連邦最高裁 LEXMARK v. IMPLESSION 米国外で販売した分も、米国特許権は消尽する!! (日本と異なる。) 特許権者がSingle-useの条件付きで譲渡したカートリッジを使用後に入 […]
米国 1961 連邦最高裁 ARO <消尽論> ⇒同事案は「修理」と判断した。(※日本と較べて、Anti Patent) 部品が不可欠であるか否かは重要でない。 特許装置を購入する行為は,使用のためのライセンス,すなわち […]
2002.05 CAFC Husky v. R&D Tool & Engineering
2002.05 CAFC Husky v. R&D Tool & Engineering (1)全特許事項が消耗され、再び使用可能にするために再生産が必要である場合は、 ⇒「再生産」に該当し、特許侵害と […]
2011.08 米国連邦最高裁 Global-Tech v. SEB
2011.08 米国連邦最高裁 Global-Tech v. SEB 誘引侵害(米国特許法第 271 条(b))が成立するためには、①直接侵害が存在することに加え、②当該直接侵害が生じることを知っていたか、または、侵害 […]
2015.05 米国連邦最高裁 ”Cisco” Commil v. “Cisco”
2015.05 米国連邦最高裁 ”Cisco” Commil v. “Cisco” 特許が無効であるとの誠実な信念を有していたとしても、誘引侵害(米国特許法第 271 条 […]
2005 CAFC NTP v.Research in Motion(BlackBerry事件)
2005.08 CAFC NTP v. Research in Motion(BlackBerry事件) 物(システム)の発明の使用は、「システムの管理が行われ,システムの有益な使用が得られる場所」である。 方法の発明 […]
2014.06 米国連邦最高裁 2015.08 CAFC LIMELIGHT v. AKAMAI
2014.06 米国連邦最高裁 LIMELIGHT v. AKAMAI 方法の発明について、直接侵害が存在しない限り誘引侵害が成立しないとする原則及び271(f)(1)の立法趣旨に基づき、誘引侵害が成立するとしたCAFC […]
出願経過における減縮補正と、均等論(世界の裁判例の潮流と日本の裁判例紹介)
<出願経過における減縮補正と、均等論(世界の裁判例の潮流と日本の裁判例紹介)> 日本の判例上、均等侵害が成立するための要件は以下の5つとされている。(最判平成10年2月24日「ボールスプライン事件」、最判平成29年3月2 […]
「米国特許に係るプロセスにより製造された製品を米国へ輸入…による当該米国特許権の侵害」(矢作隆行)
(論文紹介) 「米国特許に係るプロセスにより製造された製品を米国へ輸入・米国内で販売等することによる当該米国特許権の侵害」(日本弁理士、米国NY州弁護士、矢作隆行) 米国 2019.12 CAFC Syn […]
令和2年(行ケ)10124【…インキ組成物の製造方法】<東海林> ※「容易の容易」の問題ではない
令和2年(行ケ)10124【裏刷り用溶剤型グラビア印刷インキ組成物の製造方法】<東海林> *「容易の容易」の問題ではない 「当業者は,…甲1発明1…の原料としてバイオマス由来の成分を用いることを動機付けられる […]
-東京地判平成28年(ワ)25436「L-グルタミン酸の製造方法」事件<矢野裁判長>-
東京地判平成28年(ワ)25436「L-グルタミン酸の製造方法」事件<矢野裁判長> ①進歩性欠如の拒絶理由通知に対応する補正で除かれた方法について、均等侵害が成立した事例(Flexible barが柔軟に運用される世界的 […]
★知財訴訟で、取締役の会社法429条1項の責任が肯定・否定された裁判例
大阪地裁平成31年(ワ)3277【地盤強化工法】【ナビゲーション装置】 *(名目)取締役の会社法429条1項の責任を肯定した。 「名目上の取締役であっても,代表取締役…に対する監視 […]
欧州特許実務①<手続> (長谷川寛ドイツ弁理士の講演録から )
長谷川寛ドイツ弁理士の講演録から 欧州特許実務①<手続> 移行時に, ・明細書を補正しない ⇒英文の頁数を元に計算されて高額化 ・特許性を考慮したクレー […]
欧州特許実務②<クレームドラフト>(長谷川寛ドイツ弁理士の講演録から)
長谷川寛ドイツ弁理士の講演録から 欧州特許実務②<クレームドラフト> (1)多数の従属項を用意する ⇒補正・新文献で拒絶が繰り返されるという非効率を防止できる。 (2 […]
“Amendment to narrow scope of claim in process
“Amendment to narrow scope of claim in process of prosecution and application of doctrine of equivalents […]
欧州特許実務④<新規性での落とし穴>(長谷川寛ドイツ弁理士の講演録から )
長谷川寛ドイツ弁理士の講演録から 欧州特許実務④<新規性での落とし穴> (1)新規性喪失の例外が乏しい ⇒日本特許法30-2が無い!! (2)用途 ⇒原則限定しない! […]
<出願経過における減縮補正と、均等論> Flexible Barを前提として、進歩性欠如の拒絶理由通知に応答する手続補正で追加した構成要件について均等侵害を認める傾向は、世界の潮流! ⇒プロパテント &nb […]
平成31年(行ケ)10046<大鷹> 【回路遮断器の取付構造】①進歩性〇、②分割要件〇
平成31年(行ケ)10046<大鷹> 【回路遮断器の取付構造】①進歩性〇、②分割要件〇 ①部材の小ささを容易想到否定の理由とした!! 「…板ばねや分岐開閉器のような小さな部材にさらに操作用取手 […]
令和2年(行ケ)10103【多色ペンライト】<東海林> *審決は、主引用例に内在する課題の認定を誤った。 *主引用例の「演色性」と副引例の「演色性」とは異なる意味。 ⇒動機付けの根拠とならない […]
東京地判平成30年(ワ)36690【携帯情報通信装置】<國分>
東京地判平成30年(ワ)36690【携帯情報通信装置】<國分> NPE勝訴~実施料率0.01% SEP(標準必須特許)ではないが、パテントファミリーとしての実施許諾という“被告の”実情を考慮し […]
「マルチマルチクレーム」の制限 ~ 改訂審査基準、解説資料、動画、意見募集結果が公表されました。
「マルチマルチクレーム」の制限 特許庁から、改訂審査基準、解説資料、動画、意見募集結果が公表されました。 「又は」でもマルチマルチクレーム ⇒マルチマルチクレームが禁止されていな […]
令和1年(ネ)10057【タンパク質を抽出する混合液】<大鷹>=平成29(ワ)41474<田中>
令和1年(ネ)10057【タンパク質を抽出する混合液】<大鷹> *「抽出」の意義が、2層に分離することと解釈された。 ⇒非充足 (判旨抜粋) 本件明細書の【0026】中に,「タンパク質含有層中 […]
令和2年(ネ)10045【ドットパターン】<菅野>サポート要件×、補正要件×(新規事項追加)
令和2年(ネ)10045【ドットパターン】<菅野> サポート要件×、補正要件×(新規事項追加) *明細書中の開示が、クレームアップされた発明と整合する(矛盾なく解釈できる)だけでは記載として不足である… ⇒ […]