【著作権/プ】令和4年(ネ)10019 発信者情報開示請求 ⇒違法性阻却事由の存在を窺わせる事情を要立証 ⇒適法な引用 タイムライン上の表示が画像の一部のみとなることは、ツイッター仕様から「やむを得ないと認められる改変」 […]
【不競法2条1項3号】令和3年(ワ)3418<國分> 「最初に販売された日」
【不競法2条1項3号】令和3年(ワ)3418<國分> 「最初に販売された日」 シェード部分の形状の開発に費用及び労力の殆どが投下された ⇒電球をLEDに置き換えても特段の費用及び労力なし ⇒保護を求める商品形態を具備した […]
【論稿/意匠】「創作非容易性の判断に関する考察」(佐々木 眞人弁理士)(パテント2021 Vol.74No.3)
【論稿/意匠】「創作非容易性の判断に関する考察」(佐々木 眞人弁理士)(パテント2021 Vol.74No.3) 複数の相違点を通じて把握される「意匠の着想の新しさないし独創性」に基づいてそれぞれ創作非容易性を判断してい […]
【論稿】「用途発明の新規性と効果」(パテント2021、3月号)(大須賀滋元裁判官)
【論稿】「用途発明の新規性と効果」(パテント2021、3月号)(大須賀滋元裁判官) 用途発明の新規性及び技術的範囲について、重要裁判例を考察するとともに、有力な学説を紹介している。 PDを踏まえて、公知でな […]
【論稿】分割出願の戦略的活用事例(鈴木守弁理士、安井友章弁護士)(パテント2020 Vol.73, No.1)
【論稿】分割出願の戦略的活用事例(鈴木守弁理士、安井友章弁護士)(パテント2020 Vol.73, No.1) 事例2:兄弟分割して、チャレンジと安全な分割ツリーとを確保している。 事例5:途 […]
【商標/論稿】色彩のみからなる商標に係る審決取消訴訟の現状(大塚理彦)(パテント2021 Vol.74, No.4)
【商標/論稿】色彩のみからなる商標に係る審決取消訴訟の現状(大塚理彦)(パテント2021 Vol.74, No.4) 新しいタイプの商標において,登録例が現れていないものは,色彩のみからなる商標のうち「単色」「位置特定」 […]
【論稿/一般】「私の書棚(特許実務に有用な書籍、日本語の発信)」会社法務AtoZ2023年6月号
【論稿/一般】「私の書棚(特許実務に有用な書籍、日本語の発信)」(会社法務AtoZ2023年6月号)※私の執筆記事を、第一法規の許諾を得て転載します。 筆者の専門分野は特許及び意匠であり、それぞれについて重 […]
令和4年(行ケ)10092【プログラム】<東海林> 中位概念化が新規事項追加でないとされた事例
令和4年(行ケ)10092【プログラム】<東海林> 中位概念化が新規事項追加でないとされた事例 ※出願時の技術常識に基づいて、当初明細書中の具体的な記載を上位概念化してクレームアップした補正(中位概念化)が、新規事項追加 […]
令和4年(行ケ)10009【ガス系消火設備】<大鷹> 主引例の課題(部屋の加圧を防止する)を解決するために副引例の構成(ラプチャーディスク)を採用しうるとしても、他の解決手段(容器弁の開弁時期をずらして複数のガスシリンダ […]
【論稿】医薬品特許紛争の和解と独占禁止法(鞠山尚子、2021.9)
【論稿】医薬品特許紛争の和解と独占禁止法(鞠山尚子、2021.9) 米国Activis最高裁判決~リバースペイメントが正当化される例は、想定される訴訟費用、後発が先発に提供するサービスの対価。 ⇒日本では争われた裁判例が […]
令和3年(行ケ)10027【情報提供装置】<大鷹> ネットワークを介して情報処理を行う形態をユーザ端末単独で行う形態に変更することはサービスの内容如何に関わらず設計事項というわけではない。 ⇒単独の情報提供装置に変更する […]
平成28年(ネ)10093【…スキンケア用化粧料】<清水> 「…クエン酸が収れん剤として機能するものであるとしても,このことは,上記クエン酸が『pH調整剤』に該当するとの充足性判断についての結論を左右するものとはいえない […]
【商標】令和4年(行ケ)10122<本多> 「朔北カレー」事件
【商標】令和4年(行ケ)10122<本多> 「朔北カレー」事件 結合商標の分離・要部観察により本願商標「朔北カレー」のうち「朔北」部分を引用商標「サクホク」と比較して,非類似(商標法4条1項11号不該当) […]
【米国特許】2015連邦最高裁Commil v. Cisco 米国では単純方法クレームが超有用!
2015.05米国連邦最高裁Commil v. Cisco < 損害論>直接侵害370万ドル、誘引侵害6370万ドル 米国は「業として」要件なし ⇒ユーザが侵害 ⇒単純方法で誘因侵害成立 ⇒米国では単純方法ク […]
【米国特許】2016.02 CAFC PPC Broadband v. Corning
【米国特許】2016.02 CAFC PPC Broadband v. Corning reside “around”を、明細書を参酌して、BRI基準で限定的に解釈した。 aroundは明細書 […]
【米国特許】2018.03CAFC In re Power Integrations
【米国特許】2018.03CAFC In re Power Integrations *coupledというクレーム文言を、明細書を参酌して、BRI基準で限定的に解釈した。 BRI基準はクレームを広く解釈するが、クレーム […]
【米国特許】2022.08 PTAB(PGR2021-00054) CQV v. Merck Patent
【米国特許】2022.08 PTAB(PGR2021-00054) CQV v. Merck Patent 特許権者が審査中に意図的に放棄した発明は、再捕捉(recapture)禁止ルールにより、再発行(reissue […]
【著作権】ツイートの書籍への掲載が著作権法32条1項の適法な引用とされた例 : KuToo事件
【論稿】ツイートの書籍への掲載が著作権法32条1項の適法な引用とされた例 : KuToo事件(平澤卓人著) 引用を否定した裁判例が理由とした要件については、 「正当な範囲内」要件否定が多い! 「公正な慣行」のみ否定は、1 […]
【著作権】法61条2項の推定が覆された事例① 大阪高決平成23年3月31日「ひこにゃん事件」
【著作権】法61条2項の推定が覆された事例① 大阪高決平成23年3月31日「ひこにゃん事件」 彦根城築城400年祭のイメージキャラクターとして広く利用されることを予定して採用された。 契約書に、立体物については自由に作成 […]
東京地判平成6年(ワ)22487【高硬度工具用焼結体】<三村>
東京地判平成6年(ワ)22487【高硬度工具用焼結体】<三村> 「不可避的に含まれることのある成分が焼結体中に存在することまでをも排除するものではないが、…全体から見て無視し得る程度のわずかな量(右の組成を実質的に変更す […]
令和2年(行ケ)10146【TDIラインイメージセンサ】<菅野>
令和2年(行ケ)10146【TDIラインイメージセンサ】<菅野> (進歩性)相違点の看過はあったが、容易想到であるから、結論に影響なし。 ⇒異議取消決定維持 「…技術常識を踏まえると、甲2発明においても増幅器の数とAD変 […]
【肖像権】令和2年(ワ)33192<中島> 肖像等侵害は、①私的領域の撮影、又は、②公的領域の撮影で、社会通念上受忍すべき限度を超えて侮辱or平穏な日常生活を害する撮影。 「原告が社会的に強い非難の対象とされる行為を犯し […]
令和3年(行ケ)10056【情報処理装置事件】<東海林> サブコンの発明特定事項
令和3年(行ケ)10056【情報処理装置事件】<東海林> サブコンビネーションクレームの相手方が、請求項に係る発明の構成を何も限定しない。 ⇒発明特定事項でない。(新規性欠如とした審決を維持した) <疑問>サ […]
【米国特許/意匠】In re Reelex Packaging Solutions (CAFC 2020.11.5)
【米国特許/意匠】In re Reelex Packaging Solutions (CAFC 2020.11.5) ①特許出願でデザインの機能性が証明された ②出願人の広告がデザインの実用性を訴求 ③代替設計の不存在 […]
【米国特許】Almirall v. Amneal (CAFC) 2022.3.14
【米国特許】Almirall v. Amneal (CAFC) 2022.3.14 クレーム「…アダパレンを含まない」 主引例は、アダパレンを含んでいないが、アダパレンを含まない旨の積極記載はない。 特許権者の主張~主引 […]
大阪地判平成27年(ワ)8974【…異常発生時にラダー回路を表示する装置】<高松>
大阪地判平成27年(ワ)8974【…異常発生時にラダー回路を表示する装置】<高松> 「例外的とはいえない範囲の者が当該製品を特許権侵害に利用する蓋然性…を認識,認容していること…で足りる」 ⇒「約4分の1」の […]
東京地判平成20年(ワ)19874【医療用器具】<大鷹> 「約27%…の症例において…採用されている…結果からすれば,一体化同時穿刺という被告製品の使用態様が,特異なものではなく…医師らによって通常行われ得る…使用態様の […]
平成17年(ネ)10125【シロスタゾール】<佐藤> 「本件製剤に再狭窄予防効果等があることをその特性として積極的に位置付けた販売活動を行っていた」「その一定量の販売の限度で,本件用途発明に係る…発明の実施があったという […]
【米国特許】2010.03 CAFC en banc Ariad v. Eli Lilly
【米国特許】2010.03 CAFC en banc Ariad v. Eli Lilly 米国特許法112-1は、実施可能要件と独立に、記述要件を規定する。 ⇒製造及び使用のために過度の実験を必要とせず、実施可能要件 […]
【論稿】製薬会社によるプロダクトホッピングの 反トラスト法上の評価(鞠山尚子、2017.9)
【論稿】製薬会社によるプロダクトホッピングの 反トラスト法上の評価(鞠山尚子、2017.9) 米国では、先発医薬品のハードスイッチ(例えば、剤形変更時に旧製品を販売中止する)は、後発はそのたびにANDA申請が必要となり、 […]
【人格権】令和3年(ワ)30051 ~「平穏な日常生活が害されたということはできない」
【人格権】令和3年(ワ)30051 被告(NHK)が原告(個人)のウェブサイトの文章に依拠してナレーション等を作成したことは不適切であったが、放送の4日後に謝罪文を掲載した。 ⇒損害賠償請求可能な程度に、原告の平穏な日常 […]
東京地判令和2年(ワ)28889【アスベスト含有壁の処理方法】
東京地判令和2年(ワ)28889【アスベスト含有壁の処理方法】 「密接」というクレーム文言は、発明の詳細な説明を考慮すると、原則的に、内容物の飛散を防止し、これを確実に回収し得る位置関係ないし状態にあるといえる程度に、筐 […]
審判実務者報告会2022<テーマ1>高石所属 数値限定発明におけるサポート要件 偏光フィルム大合議判決 「実施例から読み取ったパラメータの傾向やメカニズム,複数のパラメータが存在する場合は各パラメータが相関す […]
審判実務者報告会2022<テーマ2>明確性要件 「実施例においては,追試可能な程度に詳細に,実験方法,実験条件,実際に用いた装置を記載する。 少なくとも,実施例において上記事項を記載しておくことにより,当該記 […]
審判実務者報告会2022<テーマ3> 新規性判断における内在特性
審判実務者報告会2022<テーマ3> 新規性判断における内在特性 「…機能・作用効果等の特性に基づく用途で特定されている物については,当該性質が新たな用途を提供するものであって,引用発明と用途の点で区別できる […]
審判実務者報告会2022<テーマ4> 相違点が…ゲームのルール…である場合の進歩性
審判実務者報告会2022<テーマ4> 相違点が…ゲームのルール…である場合の進歩性 「肯定的な進歩性の判断を得るために,特許出願の際は…ゲームのルール…についても,発明の詳細な説明の中で,自然法則を利用した […]
【商標】審判実務者報告会2022<テーマ5> 結合商標の類否判断
【商標】審判実務者報告会2022<テーマ5> 結合商標の類否判断 「外観(位置,大きさ等)に次いで,指定商品・役務の取引分野における商標の各構成要素の周知性ないし識別力が重視されている…との意見があった」 「 […]
【専属管轄違反】大阪高判令和4年(ネ)1273 一審は神戸地裁平成31年(ワ)488 研究委託契約の債務不履行に基づく損害賠償請求 ⇒民訴6条1項の「特許権…に関する訴え」は、特許を受ける権利に関する訴えも含む。 ⇒被告 […]
東京地判令和1年(ワ)20074【エアロゾル発生システムのための加熱アセンブリ】<國分>
東京地判令和1年(ワ)20074【エアロゾル発生システムのための加熱アセンブリ】<國分> <充足論> 不可分一体でも「ヒータに結合された」に該当する。 ⇒一体成型であっても「結合された」に含まれるか否かは、射 […]
【米国特許】非法定二重特許 MPEP804,サブセクションI.B.1.b)(iv)
【米国特許】非法定二重特許 MPEP804,サブセクションI.B.1.b)(iv) 審査官の対応指針を提供するために改訂された。 自明性二重特許(Obvious-type Double Patenting) ⇒非法定二重 […]
【著作権】大阪地判令和3年(ワ)5086 著作物性〇 「桜のイラストにみられるごく一般的な表現であり,ありふれたもの…本質的特徴に当たらない。…アイデアなど表現それ自体でない部分又は表現上創作性がない部分において…同一性 […]
【米国】2018(CAFC)Dow v. Nova (2015)Teva v. Sandoz
【米国】2015.10 CAFC Dow v. Nova 「加工硬化係数の傾き」の測定方法が開示されておらず、パラメータは従来知られていなかったから不明確。 =CAFC(2003)Haneywell v. ITC CAF […]
【論稿】「欧州特許におけるソフトウェア発明の技術的特徴に関する事例研究」(知財管理2023年1月号、ソフトウェア委員会)
【論稿】「欧州特許におけるソフトウェア発明の技術的特徴に関する事例研究」(知財管理2023年1月号、ソフトウェア委員会) EPC第56条(進歩性)の拒絶における「非技術的事項」の指摘は以下の3パターンに分類できる ①一般 […]
【論稿】〔米国〕流動的な機能的属クレームの記載要件とその対策(知財管理2023年1月号,高田奈生
【論稿】〔米国〕流動的な機能的属クレームの記載要件とその対策(知財管理2023年1月号,高田奈生) Ariad v. Lily(Fed. Cir. 2010) 必要な開示 ①属の範囲に入る代表的な数の種 OR ②当業者が […]
【著作権】東京地判平成31年(ワ)8969 インラインリンクの設定は、複製権、公衆送信権侵害の幇助ではない。 ①有形的に再製しない。 ②リンク設定行為が動画投稿者による複製・公衆送信を容易にしたとは言い難い。 <私見>限 […]
【米国特許】2022.12 CAFC Google v. Hammond <付随禁反言>
【米国特許】2022.12 CAFC Google v. Hammond 第2特許クレームが、無効確定した第1特許クレームと実質的に同一であったため(明細書も同じであった)、特許性の争点は同一であるとして付随禁反言を適用 […]
【論稿】公知の用途と区別ができないとして 用途発明が特許無効とされた事例(田広志教授)
【論稿】「公知の用途と区別ができないとして 用途発明が特許無効とされた事例」(𠮷田広志教授、2023.3) <公知物、方法、用途、効果との区別> パブリックドメインとの区別という観点から、用途、効果のクレームアップ、内在 […]
【論稿】特許権の越境侵害(愛知靖之教授,2022.9) ネットワークで接続されたサーバ…日本市場に向けて行われることで,我が国の特許発明に対する需要が奪われるのであれば,実施行為自体がどの地で行われていようとも…差止め・ […]
令和2年(ネ)10042【車両誘導システム】<本多> ※控訴審逆転充足
令和2年(ネ)10042【車両誘導システム】<本多> 明細書中の「課題」「効果」欄に過大な記載 ⇒原審も控訴審も、課題/効果を考慮して解釈したが、控訴審では広めに解釈 ⇒逆転充足 「発明の課題及び作用効果との関係で…被控 […]
【商標】東京地判令和2年(ワ)1160<國分> 「KENT」「BROS.」
【商標】東京地判令和2年(ワ)1160<國分> 登録商標「Kent」 被告標章「KENT」「BROS.」の二段書き ⇒分離観察可能 ⇒類似 被告は「KENT BROS.」「ケントブロス」二段書きの登録商標を保有していたが […]
大阪地判平成27年(ワ)8974【…異常発生時にラダー回路を表示する装置】事件
大阪地判平成27年(ワ)8974 =控訴審平成31年(ネ)10007 【…異常発生時にラダー回路を表示する装置】事件 不可欠品の間接侵害成立 訂正前の特許請求の範囲に係る特許発明を知っていれば,特許請求の範囲が訂正された […]
令和3年(行ケ)10085【印刷された再帰反射シート】<菅野>
令和3年(行ケ)10085【印刷された再帰反射シート】<菅野> 課題解決のための不可欠の構成に係る複数の相違点は、一体の構成として容易想到性を検討すべき。 「…課題を認識することができず、こうした課題を前提として甲3記載 […]
【米国特許】2020.8.18 USPTOのメモランダム IPRでAAPAの扱い
【米国特許】2020.8.18 USPTOのメモランダム IPRで,Applicant Admitted Prior Art (AAPA)は単独では無効の根拠とできないが、先行特許又は印刷刊行物と組み合わせることで無効の […]
平成29年(行ケ)10201【美容器】<髙部> *相互に密接に関係する相違点1及び2(各数値範囲)がそれぞれ異なる文献に記載されていても、進歩性〇 Cf.「容易の容易」 ⇒明細書に各数値範囲の関係を書いておく!! Cf. […]
令和3年(行ケ)10140【電鋳管事件】※中村合同特許法律事務所のHPに解説記事をアップしました
令和3年(行ケ)10140【電鋳管事件】<菅野裁判長> 【特許★】製造方法により特定された物の発明の明確性要件について、「不可能・非実際的事情」を要求し、明確性要件違反と判断した初めて且つ唯一の下級審裁判例 ※中村合同特 […]
【米国特許】2022.06 CAFC Novartis v. Accord Healthcar
【米国特許】2022.06 CAFC Novartis v. Accord Healthcare 先行技術を回避するために審査中に追加された除くクレームは、明細書中に単に肯定的記載が存在しないだけでは記載要件×。(明細 […]
令和4年(行ケ)10019【多角形断面線材用ダイス】<本多>
令和4年(行ケ)10019【多角形断面線材用ダイス】<本多> 「略多角形」というクレーム文言 ⇒課題・効果(開口部の角部に潤滑剤が溜まり難くなること)と直接関係している。 ⇒角部にどの程度の丸みを帯びさせたものが該当する […]
令和4年(行ケ)10027【耕耘爪】<東海林> ※「略一定」「略同じ」⇒明確性要件〇
令和4年(行ケ)10027【耕耘爪】<東海林> 「略一定の距離」=発明の詳細な説明中の「所定の距離」 ⇒明確性要件○ 「略同じ位置」~発明の効果(摩耗する偏摩耗の発生を抑制する)を奏する程度の位置であればよく,当業者であ […]
【米国特許】2005.07 CAFC en banc Philips v. AWH Corp.
【米国特許】2005.07 CAFC en banc Philips v. AWH Corp. 「Claim differentiation」を認めた =米国特許法112(d) 「クレーム1のバッフルが本来的に角度付けさ […]
【著作権】福岡地判令和元年(わ)1181<漫画村/刑事> ※リバースプロキシは送信可能化権侵害
【著作権】福岡地判令和元年(わ)1181<漫画村/刑事> ⇒リバースプロキシ(リクエストを受け取ると、第三者のサーバから画像データを取得して、閲覧者に送信する)は送信可能化権侵害 東京地判平成31年(ワ)89 […]
【論稿】事業譲渡、買収及び倒産時のライセンス契約の対応について(知財管理Vol.64, No.9, 2014)
【論稿】事業譲渡、買収及び倒産時のライセンス契約の対応について(知財管理Vol.64, No.9, 2014) ライセンサーが倒産しても、日本は破産法53条、米国は連邦倒産法365条(a)で、ライセンシーが保護される方策 […]
【著作権/出版権】東京地判令和3年(ヮ)13720<國分> 出版権=「原作のまま…複製」する権利(著作権法80条1項1号) ⇒同人誌、二次創作作品に及ばない。 https://www.courts.go.jp/app/f […]
令和3年(行ケ)10135【スタッファー/フィラーポリヌクレオチド配列を含むベクター】<菅野>
令和3年(行ケ)10135【スタッファー/フィラーポリヌクレオチド配列を含むベクター】<菅野> 実施例データ不足の数値限定 ⇒技術的意義が同一 ⇒数値限定が、実質的な相違点でないとされた!! ⇒新規性× !!!!!!!! […]
★臨界的意義を認めた審決2020-015732 【弾性波装置】事件
★臨界的意義を認めた審決2020-015732 【弾性波装置】事件 「…本願の【図7】のグラフに示されるように、ギャップ長を0.22λ以下にする数値限定は、0.22λにおいて伝搬損失(リターンロス)を0.2 […]
【米国特許】2020.08 CAFC IP Bridge v. TCL
【米国特許】2020.08 CAFC IP Bridge v. TCL 標準必須特許の「必須性」判断者は、裁判官(法律問題)ではなく、陪審(事実問題)である ⇒自称SEP特許が本当に標準必須特許か否かの立証方針に影響あり […]
【韓国特許】特許法院宣告2020ホ5832 プロドラッグ(体内で化学変化して、薬効を示す物質になる)に、物質特許が均等論で及んだ。 出願経過で減縮したが、意識的除外でない。 ⇒東京地判平成30年(ワ)38504止痒剤事件 […]
【米国特許】2016.03 CAFC DSS v. Taiwan Semiconductor
【米国特許】2016.03 CAFC DSS v. Taiwan Semiconductor 独立項を限定解釈しても、従属項の範囲は更に狭いから、Claim Differentiation(米国特許法112(d))に違背 […]
【米国特許】2021連邦最高裁Minerva v. Hologic
【米国特許】2021連邦最高裁Minerva v. Hologic 「譲渡人禁反言」は,例えば以下の場合は制限される。 (1)発明者が有効性を保証できる可能性がある前に譲渡された(ex.雇用契約による譲渡) (2)事後の […]
【米国特許】2018.09 CAFC Nike v. Adidas
【米国特許】2018.09 CAFC Nike v. Adidas PTABは、IPRにおいて、補正後クレームの特許性を否定する新たな根拠を提示し得るが、最終決定前に、特許権者に通知をし、応答の機会を与えなければならない […]
【米国特許】2020.11 CAFC In re Google Thechnology
【米国特許】2020.11 CAFC In re Google Thechnology PTABの審理までクレーム解釈を主張しなかった場合、そのクレーム解釈の主張権を喪失する。 PTAB が自発的にクレーム解釈したとして […]
【米国特許】SIMO v. Hong Kong / SuperGuide v. DirecTV
【米国特許】2021.01 CAFC SIMO v. Hong Kong uCloudlink 「a plurality of A, B, C, D anc E」というクレーム文言が、A,B,C,D,Eがそれぞれ複数ある […]
【米国特許】弁護士費用の敗訴者負担 Octane Fitness v. Icon Health & Fitness Highmark v. Allcare Health Management System 201 […]
【米国特許】2020.04 CAFC Samsung v. Prisua
【米国特許】2020.04 CAFC Samsung v. Prisua (1)IPRでは、不明瞭性を根拠として無効とされない。 ⇒不明瞭性は、付与後レビュー(PGR)で争える。 (2)対象クレームが不明瞭であっても、必 […]
【米国特許】Paper Example <2021.7.1USPTO通知>
【米国特許】Paper Example <2021.7.1USPTO通知> 米国ではProphetic Example(データの裏付けなし)をWorking Example(データの裏づけあり)と区別することが義務付けら […]
【著作権】大阪地判令和3年(ワ)5086 著作物性〇 「桜のイラストにみられるごく一般的な表現であり,ありふれたもの…本質的特徴に当たらない。…アイデアなど表現それ自体でない部分又は表現上創作性がない部分において…同一性 […]
【米国特許/条文】295条 (1)製法特許により生産された蓋然性+(2)合理的な努力(Discovery)で、製法使用が推定される。 ⇒日本特許法104条と異なり、新規物質である必要なし ⇒米国で製法特許を保有すると、2 […]
大阪地判平成28年(ワ)4815【油冷式スクリュ圧縮機】<杉浦>
大阪地判平成28年(ワ)4815【油冷式スクリュ圧縮機】<杉浦> 特許請求の範囲の記載に関する解釈は自白の対象でない!! =大地H23(ワ)10590 (判旨抜粋) 「被告は,「仕切り壁」の意味につき,原告が,当初は被告 […]
大阪地判平成27年(ワ)8974【…ラダー回路を表示する装置】 事実を認めても充足性は自白不成立
大阪地判平成27年(ワ)8974【…異常発生時にラダー回路を表示する装置】 *事実を認めても充足性は自白不成立 「被告は…入出力要素をタッチすることで検索対象を指定することができることを認めていたにとどま…る。…充足につ […]
知財高判(大合議)平成28年(ネ)10046【エルプラット事件】⇒上告不受理
知財高判(大合議)平成28年(ネ)10046【エルプラット事件】⇒上告不受理 「からなる」というクレーム文言が、他の添加剤等の成分が含まれる場合も包含されるのか否かが、特許請求の範囲の記載自体からは,いずれの解釈も可能で […]
【ドイツ】デュッセルドルフ高裁(2009年)「プリペイドカード事件」
【ドイツ】デュッセルドルフ高裁(2009年)「プリペイドカード事件」 2 U 51/08、InstGE11, 203 (本判決)「・・・国内においてこのために必要な手段の一部のみを実施する場合であっても、特許を侵害し得る […]
【英国】EWHC [2002] Menashe v. William Hill
【英国】Menashe v. William Hill [2002] EWHC 397、[2002] EWCA Civ 1702 William Hillは、CDに記録したコンピュータプログラムであって、コンピュータをイ […]
【中国】最高人民法院2021年5月25日判決<(2020)最高法知民終746号>
【中国】最高人民法院2021年5月25日判決<(2020)最高法知民終746号> 「最高人民法院情報ネットワーク伝達権侵害に係る民事紛争事件の審理における法律適用の若干の問題に関する規定」第15条 =「…侵害行為地と被告 […]
【韓国】ソウル中央地方法院2007年9月7日<2006ガ合73442>
【韓国】ソウル中央地方法院2007年9月7日<2006ガ合73442> ≒ソウル中央地方法院2015年2月17日<2013ガ合546931> (本判決)韓国外企業の韓国子会社である被告が,海外に位置する国外企業所有のサー […]
令和3年(行ケ)10090【噴射製品および噴射方法】<大鷹>
令和3年(行ケ)10090【噴射製品および噴射方法】<大鷹> ある構成によって奏される作用効果を記載しただけでは、減縮とならない。⇒訂正要件× 「構成によって奏される作用効果を記載したにすぎないものであるから、…特許請求 […]
【契約/違約金】大阪地判令和3年(ワ)4467 違約金⇒損害額と同額の違約金の限度で有効。
【契約/違約金】大阪地判令和3年(ワ)4467 形態模倣⇒告知⇒依拠認定 輸入時に「模倣」を知っていたと認定。 前回の侵害/和解時に違約金2000万円を定めていた。 ⇒金額設定自体は有効。 ⇒損害と著しく均衡を欠く過大な […]
大阪地判令和元年(ワ)9842 結論として否定されたが、「作用効果不奏功の抗弁」が検討された!!
大阪地判令和元年(ワ)9842 特許権侵害成立 結論として否定されたが、「作用効果不奏功の抗弁」が一項目立てて検討された!! 「4 作用効果不奏功の抗弁の成否(争点1-3)について… 被告製品は、本件各訂正後発明が解決し […]
2022年「審判実務者研究会報告書」 私個人としては、弁理士会特許委員会を6-8ルールで強制引退させられて、9年連続で途絶えたかと残念に思っていたところ、特許庁から一本釣りしてもらえたため、判事以外で唯一の […]
【著作権】大阪地判令和4年(ワ)2064 欠席裁判であったが、 損害論で、日本写真家ユニオンの規定で計算されなかった。 ⇒文化庁の裁定時は業界団体の規定が重視されるが… また、虚偽告知の無形損害が、請求額1000万円、認 […]
大阪地判令和4年(ワ)3374【微生物の生長制御方法】<松阿彌>
大阪地判令和4年(ワ)3374【微生物の生長制御方法】<松阿彌> 青色「光の照射」と「微生物の成長を抑制させる」ことの「直接的な関連性」を要求した。 ⇒非充足(立証不十分。成長抑制は青色光でなく低温が理由であり得る。) […]
令和3年(行ケ)10164【銅銀合金を用いた導電性部材…】<本多>
令和3年(行ケ)10164【銅銀合金を用いた導電性部材…】<本多> *不服審決で新たな文献⇒手続違背 「…審査段階で指摘されることはなく、本件審判手続に至っても予め指摘されることなく、本件審決で初めて指摘された文献である […]
【日本/刑事】最決平成26年11月25日・平成25年(あ)574、510<刑集68巻10号2707頁>
【日本/刑事】最決平成26年11月25日・平成25年(あ)574、510<刑集68巻10号2707頁> 日本在住の被告人 日本国内で作成したわいせつ画像を海外サーバに送信 日本人を中心とした不特定かつ多数の顧客に頒布 日 […]
【商標】令和3年(行ケ)10079<菅野> 辞典に掲載されていること及び記事の見出しに使用されていることは,直ちに,その語が広く一般に知られていることを示すものではない。 「VEGAS」の欧文字を横書きしてな […]
令和2年(ネ)10042【車両誘導システム】<本多> *控訴審で逆転充足!! *明細書中の「課題」「効果」欄に親出願の請求項1と較べて過大な記載 ⇒原判決も、控訴審判決も、課題/効果を考慮して限定解釈されたが、控訴審では […]
【著作権】大阪地判令和2年(ワ)9992 「原画を純粋美術の著作物と主張した」が、著作物性×
【著作権】大阪地判令和2年(ワ)9992 時計は応用美術⇒著作物性× 時計の原画を純粋美術の著作物と主張したが、原画に基づき商品化された時計を量産販売していたことから、「原画は、実用に供する目 […]
【米国特許】2022.11 AMP Plus v. DBA ELCO
【米国特許】2022.11 AMP Plus v. DBA ELCO <CAFC> 新規性判断時に、カタログのLEDに関する総合的な開示が、掲載されている複数の特定の製品に限定される理由は無いと判断された。 […]
令和3年(行ケ)10066<東海林>【エルデカルシトールを含有する前腕部骨折抑制剤】
令和3年(行ケ)10066<東海林>【エルデカルシトールを含有する前腕部骨折抑制剤】 =令和4年(ネ)第10065号 *用途の新規性否定 「前腕部の骨の病態及びこれに起因する骨折リスクについて,他の部位の骨の病態及び骨折 […]
平成30年(ワ)1130【印刷された再帰反射シート】<田中>~大合議後の損害論の傾向
東京地判R3.8.31・平成30年(ワ)1130【印刷された再帰反射シート】<田中> 特許権者が訴訟前の交渉中に提案した実施料率(5%)が一要素として勘案され、事後的に定められる実施料率はその2倍にあたる10 […]
東京地判平成10年(ワ)16963【月の投影器】事件<三村>請負契約の締結も、「譲渡」にあたる。
東京地判平成10年(ワ)16963【月の投影器】事件<三村> *請負契約の締結も、「譲渡」にあたる。 「被告装置二を対価を得て製造・納入する旨の請負契約を締結することも、特許法二条所定の『譲渡』に当たると解されるので、本 […]
中村合同特許法律事務所のHPに「標準化の戦略的な活用」について記事をアップしました。
中村合同特許法律事務所のHPに「標準化の戦略的な活用」について記事をアップしました。 当所では、標準必須特許に関するワールドワードの裁判、必須判定、標準化作業における助言を行っており、ノウハウが蓄積しています。 標準化で […]
【論稿】「学習済みプログラムのパラメータを物の発明として把握できるのか」(松下正弁理士)
【論稿】「学習済みプログラムのパラメータを物の発明として把握できるのか」(松下正弁理士) 製造方法で学習済みモデルを特定するスキームを超えた考察 パラメータの最適値では狭過ぎる ⇒パラメータの範囲指定 ⇒一部のパラメータ […]