※損害論における「消費税」分の扱い 大阪地裁平成29年(ワ)第7576号「基礎パッキン用スペーサ」事件 *特許法102条2項の「利益」は、消費税相当分も含む。(裁判例多数) *特許法102条3項の「相当実施料率を乗じる対 […]
平成31年(行ケ)第10019号「L-グルタミン酸生産菌」事件
平成31年(行ケ)第10019号「L–グルタミン酸生産菌」事件<森> 引用文献中に記載されたデータの理解につき、執筆者自身が引用文献中で述べた考察を重視した。⇒進歩性〇 ⇒引用文献の執筆者の考察は補強材料とし […]
知財高判平成30年(ネ)第10015号「光学情報読取装置」事件
知財高判平成30年(ネ)第10015号「光学情報読取装置」事件<大鷹>(デンソーv.カシオ) シートカッター最判を引用して、法律上訂正審判請求/訂正請求ができない時機は、現にこれらの請求をしている必要はないとして、弁論再 […]
知財高判(大合議)平成17年(ネ)第10040号「一太郎」事件
知財高判(大合議)平成17年(ネ)第10040号「一太郎」事件 ⇒「方法の発明」は、「間接の間接」であるから、101 条 4号の間接侵害は不成立。 知財高判平成30年(ネ)第10006号「システム作動方法」事件(カプコン […]
拡大先願(特許法29条の2)違反における、「先願発明」の認定
拡大先願(特許法29条の2)違反における、「先願発明」の認定 ⇒新規性・進歩性判断における「引用発明」の認定と同じ。 知財高判平成31年(行ケ)第10010号<高部> 「当業者が,先願発明がそこに示されていること及びそ […]
知財高裁平成26年(ネ)第10082号「4H型単結晶炭化珪素の製造方法」事件
知財高裁平成26年(ネ)第10082号「4H型単結晶炭化珪素の製造方法」事件<高部裁判長> ※知財高裁「逆転充足」の一事例。原判決とは、本件発明の課題自体の捉え方が変更された。⇒「昇華再結晶法」は実施例に限定されず、被告 […]
東京地裁平成8年(ワ)第8627号「成熟ヒト白血球インタフエロンのアミノ酸配列含有ポリペプチド」
東京地裁平成8年(ワ)第8627号「成熟ヒト白血球インタフエロンのアミノ酸配列含有ポリペプチド」事件<高部裁判長> ⇒“先発医薬品”の承認のための試験・研究は、69条1項に該当する⇒期間満了後に販売予定で製造承認未申請⇒ […]
平成29年(行ケ)第10165号、第10192号「パーセプチン①」事件
平成29年(行ケ)第10165号、第10192号「パーセプチン①」事件<高部> 平成29年(行ケ)第10106号「パーセプチン②」事件<高部> ⇒医薬の投与方法について、物の発明の発明特定事項であるが、容易想到と判断さ […]
知財高判平成30年(ネ)第10006号「システム作動方法 」事件(カプコンv.コーエー)事件
知財高判平成30年(ネ)第10006号「システム作動方法 」事件(カプコンv.コーエー)事件<鶴岡裁判長> ⇒「除くクレーム」で進歩性が認められた一事例。 ⇒実質的に構成の相違であるから、特殊な判断ではないものの、補正・ […]
知財高判令和2年1月29日・平成30年(ネ)第10081号 (森裁判長)不正競争防止法違反 当事務所の飯田圭弁護士が、任天堂の「マリオカート」事件・控訴審判決について解説しました。 特許における損害額高額化のト […]
知財高判令和元年12月26日・令和元年(ネ)第10048号(大鷹裁判長)【著作権法】 ⇒2羽のペンギンを撮影した1枚の写真の著作物について、被写体のペンギンを1羽ずつ複製及び公衆送信した各行為について、各ペンギンの写真部 […]
【発明のカテゴリー①】 「単純方法の発明」の権利が及ぶ範囲 最判平成10年(オ)第604号「カリクレイン」事件 「生理活性物質測定法」の発明⇒単純方法の発明 (原判決と異なり、)単純方法の発明により当該方法を使用した対象 […]
【発明のカテゴリー②】 「単純方法の発明」と「製造方法の発明」との区別
【発明のカテゴリー②】 「単純方法の発明」と「製造方法の発明」との区別 ⇒実施の範囲が異なるから、区別は重要(特許法2条3項) 審査基準~「物を生産する方法の発明には、物の製造方法、物の組立方法、物の加工方法等の発明が […]
【発明のカテゴリー③】 「製造方法の発明」の権利行使可能範囲
【発明のカテゴリー③】 「製造方法の発明」の権利行使可能範囲(=直接生産物のみならず、間接生産物の販売を差止めできるか?) ⇒裁判例なし ⇒肯定的な学説 <ⅰ>特許法概説〔第13版〕(吉藤)438頁 <ⅱ>新・注解特 […]
【発明のカテゴリー④】~均等論 「物の発明」と「方法の発明」とで、本質的部分、作用効果等が異なり得るため、均等論の成否が分かれる可能性がある。 ⇒実際に分かれた事案がある。(大阪地判平成8年(ワ)第12220号「注射液 […]
【特許★★】「美容器」事件-特許法102条1項に基づく損害額の算定方法及び考慮要素について判断した事例 知財高判(大合議)平成31年(ネ)第10003号 (原審・平成28年(ワ)第5345号) ※「二酸化炭素含有粘性組成 […]
【特許★】「流体圧シリンダ及びクランプ装置」事件 -補正により削除された事項が、発明の課題解決のための主たる手段であった。⇒新規事項追加(補正×)と判断された事例。 平成31年(行ケ)第10026号(鶴岡裁判長) ※この […]
東京地判平成28年(ワ)第10759号「スクラブ石けんの製造方法」事件
東京地判平成28年(ワ)第10759号「スクラブ石けんの製造方法」事件<佐藤裁判長> 方法発明において、順序の限定がないと解釈された。⇒充足 (文言の自然な解釈+明細書に基づく効果奏功の検討) *製造方法の使用を、証拠保 […]