平成30年(ネ)10010<森>【加熱処理システム】
共通する技術分野の普遍的課題を解決
⇒動機づけあり
乙「1と乙5…換気装置と調理器具との間で赤外線により信号伝達を行う点で共通するところ,信号伝達を行う場合,その信号伝達の信頼性の向上を図ることは,普遍的な課題」
(判旨抜粋)
引用発明1と乙5に記載された前記の技術とは,換気装置と調理器具との間で赤外線により信号伝達を行う点で共通するところ,信号伝達を行う場合,その信号伝達の信頼性の向上を図ることは,普遍的な課題であるといえるから,通信の信頼性を向上させるために,赤外線送受信機の損傷を防ぐために,引用発明1に乙5に記載された前記の技術的事項を組み合わせることには,動機付けがあるといえる。
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/932/087932_hanrei.pdf
※本稿の内容は,一般的な情報を提供するものであり,法律上の助言を含みません。
執筆:弁護士・弁理士 高石秀樹(第二東京弁護士会)
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