【商標】令和4年(行ケ)10073<菅野> 『zhiyun』事件
【商標】令和4年(行ケ)10073<菅野>『zhiyun』事件 4条1項7号違反(公序良俗違反) 「先願主義に名を借りて…出所識別機能とは関係なく、剽窃的な商標出願を大量にした上、金銭的利益を得る…事案であって、単なる特 […]
【商標】令和4年(行ケ)10090 「HEAVEN」事件 本願~43類「ホストクラブにおける飲食物の提供…」 引用商標~43類「インドカレー・インド料理の提供」 ホストクラブでもカレー等のインド料理が除かれると解すべき特 […]
【論稿】米国判例に見る「使用」に基づくロイヤルティ算定手法(高橋弘史、パテント2022)
【論稿】米国判例に見る「使用」に基づくロイヤルティ算定手法(高橋弘史、パテント2022 Vol. 75 No. 13) 日本の特許訴訟における損害論において、販売数量はなく「使用」を前提としたものは見当たらない。 ⇒米国 […]
【商標/審決2件】 不服2022-10002 、無効2022-890031
【商標/審決2件】 不服2022-10002 本願「チョコモ~モ~」 引用「モーモーチョコ」 ⇒非類似 無効2022-890031 本願「Swan Angel」 引用「ANGEL SWAN」 […]
【商標】令和2年(行ケ)10224 和解契約上の不争義務(will not interfere)
【商標】令和2年(行ケ)10224 和解契約上の不争義務あり(will not interfere) ⇒不使用取消審判請求(商標法50条)は信義則違反 ⇒不使用取消しを認めた審決取消し 被告は出頭せず。 もっとも、第三者 […]
第1 改正の経緯 不正競争防止法等の一部を改正する法律(令和5年法律第51号)が、2023年6月7日に成立し、同月14日に公布されました。主な改正点及び施行日は、第2に説明するとおりです。 第2 主な改正点 […]
第1 改正の経緯 著作権法の一部を改正する法律(令和5年法律第33号)が、2023年5月17日に成立し、同月26日に公布されました。主な改正点及び施行日は、第2に説明するとおりです。 第2 主な改正点及び施 […]
【特許★★】機能的に表現されたリーチスルークレームにつき、前訴確定判決と異なり、効果のクレームアップでサポート要件を充たすという考え方が否定された事例。
-令和3年(行ケ)第10093号「PCSK9に対する抗原結合タンパク質」事件(アムジエンv. リジェネロン)<菅野裁判長>- (前訴確定判決は、平成29年(行ケ)第10225号等。無効審判請求人はサノフィであった。) […]
【特許★】共通する最終親会社の100%子会社であるグループ会社が特許製品を販売していることを理由に、特許法102条2項の適用を認めた事案。
-知財高判令和3年(ネ)第10091号「骨折固定システム」事件<本多裁判長>- ◆判決本文 【本判決の要旨、若干の考察】 1.本判決の概要 本判決は、特許法102条2項の適用範囲につき、「特許権者に、侵害者による […]
【論稿】グループ会社が特許製品を販売…特許法102条2項の適用を認めた知財高裁判決(高石秀樹)
【論稿】『グループ会社が特許製品を販売していることを理由に特許法102条2項の適用を認めた知財高裁判決』(知財管理Vol.73 No.7 2023、高石秀樹) 「特許権者に,侵害者による特許権侵害行為がなかったならば利益 […]
【論稿】レーザ加工装置事件(知財管理Vol.73 No.6 2023。高橋政治、右田俊介)
【論稿】レーザ加工装置事件ー①除くクレームと新規事項追加、特許請求の範囲の減縮、進歩性 ②図面の記載に基づく補正・訂正ー(知財管理Vol.73 No.6 2023。高橋政治、右田俊介) 筆者らの肌感として、図面に基づく補 […]
東京地判平成30年(ワ)1130【印刷された再帰反射シート】
東京地判平成30年(ワ)1130【印刷された再帰反射シート】<損害論>102条2項の推定覆滅~2割覆滅 原告製品が低価格であることで推定覆滅するが,原告の販売数量が大きくなる可能性もあるから,大幅な推定覆滅は相当でない。 […]
大阪地判平成28年(ワ)4815【油冷式スクリュ圧縮機】 102条2項の推定覆滅~9割覆滅
大阪地判平成28年(ワ)4815【油冷式スクリュ圧縮機】 <損害論>102条2項の推定覆滅~9割覆滅 約13.8億円認容 原告の宣伝広告物において,本件発明の作用効果について、直接的な記載も示唆もない。 原 […]
東京地判平成31(ワ)2675【吹矢の矢】 <損害論>102条2項の推定覆滅~65%覆滅
東京地判平成31(ワ)2675【吹矢の矢】<損害論>102条2項の推定覆滅~65%覆滅 <推定覆滅事由> 被告製品は,そのほとんどが吹矢協会と関係がある需要者により、吹矢協会の公認用具であることを理由として購入された割合 […]
東京地判平成29年(ワ)7207【真空洗浄装置】 <損害論>102条2項の推定覆滅~5割覆滅
東京地判平成29年(ワ)7207【真空洗浄装置】<損害論>102条2項の推定覆滅~5割覆滅 <推定覆滅事由> 本件発明は真空洗浄装置の乾燥工程に関する。真空洗浄装置の主目的はワーク洗浄。被告製品全体において、本件特許の寄 […]
東京地判平成28年(ワ)25436【アミノ酸生産菌の構築方法】<損害論>
東京地判平成28年(ワ)25436【アミノ酸生産菌の構築方法】<損害論> <102条2項の推定覆滅~50%覆滅> 競合品(シェアで按分) <推定覆滅事由> 競合品の販売(シェアに応じた減額) ⇒原告以外の業者によるインド […]
令和4年(行ケ)10003【海生生物の付着防止方法】<菅野>
令和4年(行ケ)10003【海生生物の付着防止方法】<菅野> 「甲1発明…という課題…を前提として…塩素剤を特定の濃度で添加するという…塩素剤の使用を前提として同課題を解決しているものであるから,当業者が塩素剤をあえて二 […]
【不競法/形態模倣】大阪地判令和元年(ワ)11484 ~「依拠」認定⇒不競法2条1項3号違反
【不競法/形態模倣】大阪地判令和元年(ワ)11484 ~「依拠」認定⇒不競法2条1項3号違反 「被告は、被告商品を製作…前に原告商品の形態を知ることができた…、中国の製造業者に希望する機能やイメージを電話で伝え…た…から […]
【商標】大阪地判令和2年(ワ)4272 設定登録から5年経過後は、商標権侵害訴訟の相手方が同項11号該当性に係る「他人の登録商標」の商標権者であるなどの特段の事情がない限り権利濫用の抗弁を主張できない。 *エマックス最高 […]
令和3年(行ケ)10150【船舶】<東海林>=R3(行ケ)10151 ⇒除くクレームで進歩性〇
令和3年(行ケ)10150【船舶】<東海林>=R3(行ケ)10151 ⇒除くクレームで進歩性〇 ①「本件明細書等には、浸水防止部屋としてタンクの機能を兼ねるもののみが記載されていると解すべき理由はない」 +「除くクレーム […]
令和4年(行ケ)10029【防眩フィルム】<東海林> ①実施例がクレームに入らない形状・構造を含んでいても、実施可能性〇(サポート要件も〇) ②測定条件には自ずと制限があり、当業者は合理的に測定する。⇒明確性要件〇 ③2 […]
令和4年(ワ)9716【5-アミノレブリン酸リン酸塩】<柴田>
令和4年(ワ)9716【5-アミノレブリン酸リン酸塩】<柴田>R5.7.28 <充足論> 新規物質の発明~単離されなくても、濃度が低くても充足!! Cf.東京高判平成15年(ネ)3034<篠原> 【形態学的に均質型のチア […]
令和4年(行ケ)10059【ガラス】<菅野> *発明の課題を物性要件と異なると認定し、組成要件を満たす物が物性要件を満たす蓋然性は不要とした。 ⇒組成要件を満たすが物性要件を満たさないガラスは、特許請求の範囲に含まれない […]
【商標】令和2年(ネ)10017「守半」事件<本多> 「守半」~40年以上権利行使無し。被告も信用蓄積に貢献してきた。 ⇒権利濫用!! 「守半総本舗」~被告は2018年から使用開始。被告商標出願も拒絶(商標法4条1項11 […]
大阪地判平成27年(ワ)4292(大合議判決の原審)【二酸化炭素含有粘性組成物】
大阪地判平成27年(ワ)4292(大合議判決の原審)【二酸化炭素含有粘性組成物】 <損害論>102条2項の推定覆滅否定 ①原告製品と被告製品において,二酸化炭素の皮膚への効果・効能が相当程度異なることを認め […]
知財高判(大合議)平成30年(ネ)第10063号 令和元年6月7日判決(高部裁判長)<損害論>
知財高判(大合議)平成30年(ネ)第10063号 令和元年6月7日判決(高部裁判長)<損害論> 【二酸化炭素含有粘性組成物】 <損害論>102条2項の推定覆滅否定 <一般論> 「侵害者が得た利益と特許権者が […]
知財高判(大合議)平成24年(ネ)第10015号 平成25年2月1日判決(飯村裁判長)<損害論>
知財高判(大合議)平成24年(ネ)第10015号 平成25年2月1日判決(飯村裁判長)<損害論> 【ごみ貯蔵カセット及びごみ貯蔵機器】 <損害論>102条2項の推定覆滅否定 ・原告(外国企業)はコンビ社を通じて原告製カセ […]
東京地判令和2年(ワ)19221【洗濯用洗浄補助用品】<國分>
東京地判令和2年(ワ)19221【洗濯用洗浄補助用品】<國分> *「純度99.95%」が「実質的に100重量%」に該当すると判断した。 *本件各発明の実施にのみ用いる場合を含む。 ⇒「単なる規格品や普及品」ではない。 ⇒ […]
令和4年(ネ)10008【情報管理プログラム】<大鷹> 原審で進歩性×であったが、無効審判で維持審決だったため、特許権者は控訴審の最初から訂正の再抗弁を主張せず、第1回口頭弁論期日で訂正の再抗弁を主張した。 ⇒時機後れ却 […]
令和3年(ネ)10099【生体用水素ガス供給装置】<菅野> イ号と本件発明との相違点が本質的部分(発生した水素ガスに着目し…により水素ガスを爆発限界外の一定濃度未満に維持する)でないが、動機付け無し ⇒均等論第3要件のみ […]
【著作権】令和4年(ネ)10059 音楽事務所と実演家(バンドグループ)との間の専属的マネージメント契約における、契約終了後の競業避止義務条項 ⇒競業避止期間は6カ月であったが、先行投資回収と無関係 ⇒公序良俗違反 ※退 […]
【商標】令和4年(行ケ)10067<菅野> *特許庁 「OLYMPIAD」「オリンピアード」の引用標章との関係で4条1項6号に違反として、本件商標(OLYMBEER)を取消決定 *裁判所 非類似と判断して決定取消 OLY […]
【論稿/外国】欧州統一UPC条約発効後の欧州特許戦略-日本企業のための有効なドイツ特許制度の活用
【論稿/外国】欧州統一特許裁判所(UPC)条約発効後の欧州特許戦略-日本企業のための有効なドイツ特許制度の活用-(知財管理Vol.73 No.5 2023)(竹中俊子、クリストフ・カール) ドイツの特許権者 […]
【著作権/取締役の個人責任】令和3年(ワ)20472<中島>
【著作権/取締役の個人責任】令和3年(ワ)20472<中島> 「少なくとも…無断複製防止措置なく…掲載するような態様についてまで、クリエイターに利用許諾を求めない慣行」は認められない。 +代表取締役の個人責 […]
【特許】同一特許、同一引用文献で、同日同ヶ部の新規性判断が分かれた。訂正の再抗弁が時機後れ却下。
【特許】同一特許、同一引用文献で、同日同ヶ部の知財高裁判決(審決取消訴訟と侵害訴訟控訴審)で、新規性判断が分かれた事例。訂正の再抗弁が時機後れ却下された事例。 (1)新規性ありとした、審決取消訴訟判決⇒進歩 […]
【特許/実案】東京地判令和2年(ワ)15955<柴田> 実用新案技術評価書提示前は、実用新案権侵害の故意・過失なしとされた。 (侵害自体は成立している。補償金請求と異なる。権利自体は知っていたが…) ⇒不当利得返還請求権 […]
【不競法】東京地判令和2年(ワ)21047<國分> 原告従業員は余った販促用USBを自由に使っていた。 ⇒所有権は被告(元従業員) 現時点までに被告が秘密情報を使用・開示した証拠無し ⇒秘密保持契約に基づく請求は「あらか […]
【論稿/外国】「欧州におけるコンピュータ実装発明の特許要件-『技術的特徴』の考察-」(パテント2019 Vol.72 No.10)
【論稿/外国】「欧州におけるコンピュータ実装発明の特許要件-『技術的特徴』の考察-」(パテント2019 Vol.72 No.10) 「相違点があり,しかもその相違点が技術的な貢献をもたらす場合には,その技術的効果に基づく […]
【論稿】「地理的表示制度 商標法との比較の視点から」(外村玲子)(パテント2020 Vol.73 No.2)
【論稿】「地理的表示制度 商標法との比較の視点から」(外村玲子)(パテント2020 Vol.73 No.2) *地域団体商標では出願人に法人格が必要 *地理的表示制度では周知性は不要 *地域ブランドとして多種多様なバリ […]
ドワンゴv.米国FC2知財高裁大合議判決(外国サーバ問題、先行事件判決との対比を含む)
ドワンゴv.米国FC2大合議判決(先行事件との対比を含む) -(先行事件)知財高判平成30年(ネ)第10077号<本多裁判長>- 国外に所在するサーバから日本のユーザにプログラムを送信する行為が、日本国内の行為と評価 […]
【不競法/虚偽事実の告知流布】令和3年(ワ)18135 ⇒請求棄却
【不競法/虚偽事実の告知流布】令和3年(ワ)18135 ⇒請求棄却 「納期の迫った栗原市案件について、関係者に迷惑をかけることがなく速やかに作業を進めるために考えられる協力を…求めるところに要点がある。…取引先が誰である […]
令和4年(行ケ)10010【治療薬のCNS送達】<本多> 請求項1の文言から、本件発明1の薬学的組成物が「リン酸塩を含」むものであることは明らかで、50mMまでのリン酸塩であれば、どれほどわずかの量を含む場合であっても、 […]
【論稿】特許法の先使用権に関する一考察 (2)(田村善之教授)
【論稿】特許法の先使用権に関する一考察 (2)(田村善之教授) 公然実施でなく先使用権のみが頼りとなる場面 =後行特許が選択発明で併存し、蹴り合いとなったとき ⇒このとき、「食い込み」が認められないと、先行特許権者は先使 […]
【論稿】近年の審決取消訴訟における逆転事例の分析(知財管理Vol.73 No.7 2023)
【論稿】近年の審決取消訴訟における逆転事例の分析(知財管理Vol.73 No.7 2023) <2018~2020年の取消判決率> 不服審決 22%(19/85) 異議決定 72%(18/25) 無効成立 21%( […]
【論稿】進歩性判断における「予測できない顕著な効果」の意義(前田健教授)(パテント2021)
【論稿】進歩性判断における「予測できない顕著な効果」の意義(前田健教授)(パテント2021 Vol.74, No.7) 前訴判決の拘束力があるので…用途に適用することは容易想到であるとの判断を前提…とすると…ヒト結膜肥満 […]
令和2年(行ケ)10143【塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム】<大鷹>
令和2年(行ケ)10143【塩化ビニリデン系樹脂ラップフィルム】<大鷹> *明細書中に、特定の測定装置+「JIS準拠」の記載 ⇒当該測定装置の取扱説明書に従って測定し、記載が無い項目をJISに従ったことを述べたと解するの […]
令和4年(行ケ)10012【接触操作型入力装置】<菅野> *周知技術も組合せの動機付け等が必要 ⇒主引例と周知技術の其々の技術分野を上位概念化した上で組み合わせたことを咎めた。 ※特許権者が、同特許で原告Apple相手に […]
令和4年(行ケ)10007【熱搬送システム】<東海林>課題が大きく異ならない限り主引用例適格OK
令和4年(行ケ)10007【熱搬送システム】<東海林> *解決課題が大きく異なるものでない限り,主引用例適格OK 「主引用例の選択の場面では、そもそも請求項に係る発明と主引用発明との間で、解決すべき課題が大きく異なるもの […]
令和4年(行ケ)10007【熱搬送システム】<東海林> *「請求項に係る発明と主引用発明との間で、解決すべき課題が大きく異なるものでない限り、」主引用例適格OK ⇒…解決すべき課題が大きく異なると、日本でも主引用例適格が […]
【論稿】「商標権に基づく不当な権利行使による法的責任‐日本法の観点から」(金子敏哉教授)
【論稿】「商標権に基づく不当な権利行使による法的責任‐日本法の観点から」(金子敏哉教授) 虚偽事実の告知流布類型は、正当行為としての違法性阻却は2011年以降1件しかない。過失否定も減少。 (令和4年度知的財産に関する日 […]
大阪地判令和2年(ワ)3473【照明器具】 <損害論>102条2項の推定覆滅~8割覆滅 ①製品として当然に担保されるべき機能及び要素 ②コスト削減の程度が不明 ③競合品 ④代替技術の存在~原告後継品が本件発明と異なる技術 […]
令和4年(ネ)10093【乳がんの処置におけるエリブリンの使用】<大鷹>
令和4年(ネ)10093【乳がんの処置におけるエリブリンの使用】<大鷹> *控訴棄却 本件特許の存在により厚生労働省が”製造販売承認”しないから製造販売する蓋然性なし。 ⇒確認の利益を欠く ①承認 […]
「分割出願に対する審査中止」 令和5年4月1日以降に審査請求がされた審査着手前の分割出願であって、以下の(1)~(3)の全ての要件を満たす分割出願が、審査中止の対象となり得ます。 (1)原出願 […]
「期間徒過後の救済規定に係る回復要件の緩和」 令和5年4月1日以降に手続期間を徒過した手続について救済される場合の要件が、これまでの「正当な理由があること」から「故意によるものでないこと」へと緩和されました […]
令和3年(行ケ)10136【半田付け装置】<本多> 「フラックスの含有量を1wt%とする半田は、本件出願日当時、やに入り半田の市場において普通に流通していなかった…。…1wt%の半田をわざわざ採用し…得ることが容易になし […]
【米国特許】2023.05米国連邦最高裁判決Amgen v. Sanofi ⇒実施可能要件×
【米国特許】2023.05米国連邦最高裁判決Amgen v. Sanofi ⇒実施可能要件× 本件特許発明のクレームは、明細書で示されたの例示的な抗体よりも遥かに広範囲に及び、(発明の性質と基礎とな技術により)合理的な量 […]
平成31年(ネ)10007【…ラダー回路を表示する装置】<菅野>
平成31年(ネ)10007【…ラダー回路を表示する装置】<菅野> 既存部品を組み合わせた発明において、其々の既存部品が、不可欠品と判断された!! ⇒101条2号の間接侵害成立 ⇒25%が直接侵害に用いられる ⇒全部差止め […]
【商標】令和4年(行ケ)10023【ベガスベガス事件】 1次審決〜チラシ1及び2で使用成立 1次判決〜チラシ1及び2で使用不成立(チラシ3及び4も言及) 2次審決〜チラシ1〜4で使用不成立 2次判決〜チラシ3及び4で使用 […]
東京地判令和2年(ワ)29897<國分>「職務発明対価請求事件」
東京地判令和2年(ワ)29897<國分>「職務発明対価請求事件」 「登録報奨金請求権」及び「相当の対価請求権」を別の請求権として観念した。 発明規定に、登録報償を超える対価の規定なし ⇒消滅時効の起算点は、特許を行ける権 […]
令和4年(行ケ)10030【ポリエステル樹脂組成物の積層体】<菅野>
令和4年(行ケ)10030【ポリエステル樹脂組成物の積層体】<菅野> *「除くクレーム」は発明の課題に影響が及ばなければ、新たな技術的事項の導入に当たらない。 ⇒訂正要件〇(訂正後の進歩性判断せず) ★差し戻し後の異議決 […]
平成28年(行ケ)10152【電荷制御剤】<森> *発明の課題 ⇒「電荷制御剤の表層の無機塩量のみに起因する電気伝導度を測定できるよう,可能な限り電気伝導度の小さいものを意味する」 ⇒「イオン交換水」の明確性〇 【請求項 […]
【商標】令和3年(行ケ)19987(不使用取消)「I R O PARIS」
【商標】令和3年(行ケ)19987(不使用取消) 登録第5623868号商標「I R O PARIS」が、指定商品「フランス製の被服」等に使用されていない。 ⇒不使用取消審決が維持(フランスでデザインされていて×) 審査 […]
東京高判平成11年(行ケ)230【磁気テープ用ガイド】<山下>
東京高判平成11年(行ケ)230【磁気テープ用ガイド】<山下> *出願後に権利移転で、共同出願違反の瑕疵が治癒された。 「正当な権利者に権利が与えられたか否かが問題…、出願人が実用新案登録の時までに実用新案登録を受ける権 […]
令和3年(行ケ)10093「PCSK9に対する抗原結合タンパク質」2次判決(アムジエン v. リジェネロン)<菅野>
令和3年(行ケ)10093「PCSK9に対する抗原結合タンパク質」2次判決(アムジエン v. リジェネロン)<菅野> =令和3年(行ケ)10094 1次判決と異なり、機能的に表現されたリーチスルークレームにつき、前訴確定 […]
令和3年(行ケ)第10140号【電鋳管事件】<菅野> PBPクレームの明確性要件×
令和3年(行ケ)第10140号【電鋳管事件】<菅野> 製造方法により特定された物の発明の明確性要件について、「不可能・非実際的事情」を要求し、明確性要件違反と判断した初めて且つ唯一の下級審裁判例。(規範は他の知財高判と同 […]
令和3年(行ケ)10096【光源】<本多> 引用文献中の複数の段落から一まとまりの技術思想を抽出可能、データがない数値限定を設計事項として、進歩性を否定した事案。 「本願明細書に…10重量%を超える場合の実験結果について […]
【商標】令和4年(行ケ)10002<東海林> 第44類… 「おんじゃくきゅう」と「温石灸」の文字を二段併記した商標 ①役務の質を普通に用いられる方法で表示する ②「温めた石を用いた灸(施術)」以外に使用された場合には,役 […]
大阪地判平成17年(ワ)10821【台車固定装置】 *「使用」とは,発明の目的を達するような方法で当該発明に係る物を用いることをいう。 ⇒単に,台車固定装置の点検,修理及び部品の交換をしただけでは「使用」にあたらない。 […]
令和3年(行ケ)10144【ドットパターン】<菅野> *特許請求の範囲に文言を追加したが、減縮でない。 ⇒訂正要件× =R3(行ケ)10146<菅野> 訂正前~任意の45°間隔による8方向をドットの配置に利用 […]
【著作権/プ】令和4年(ネ)10019 発信者情報開示請求 ⇒違法性阻却事由の存在を窺わせる事情を要立証 ⇒適法な引用 タイムライン上の表示が画像の一部のみとなることは、ツイッター仕様から「やむを得ないと認められる改変」 […]
【不競法2条1項3号】令和3年(ワ)3418<國分> 「最初に販売された日」
【不競法2条1項3号】令和3年(ワ)3418<國分> 「最初に販売された日」 シェード部分の形状の開発に費用及び労力の殆どが投下された ⇒電球をLEDに置き換えても特段の費用及び労力なし ⇒保護を求める商品形態を具備した […]
【論稿/意匠】「創作非容易性の判断に関する考察」(佐々木 眞人弁理士)(パテント2021 Vol.74No.3)
【論稿/意匠】「創作非容易性の判断に関する考察」(佐々木 眞人弁理士)(パテント2021 Vol.74No.3) 複数の相違点を通じて把握される「意匠の着想の新しさないし独創性」に基づいてそれぞれ創作非容易性を判断してい […]
【論稿】「用途発明の新規性と効果」(パテント2021、3月号)(大須賀滋元裁判官)
【論稿】「用途発明の新規性と効果」(パテント2021、3月号)(大須賀滋元裁判官) 用途発明の新規性及び技術的範囲について、重要裁判例を考察するとともに、有力な学説を紹介している。 PDを踏まえて、公知でな […]
【論稿】分割出願の戦略的活用事例(鈴木守弁理士、安井友章弁護士)(パテント2020 Vol.73, No.1)
【論稿】分割出願の戦略的活用事例(鈴木守弁理士、安井友章弁護士)(パテント2020 Vol.73, No.1) 事例2:兄弟分割して、チャレンジと安全な分割ツリーとを確保している。 事例5:途 […]
【商標/論稿】色彩のみからなる商標に係る審決取消訴訟の現状(大塚理彦)(パテント2021 Vol.74, No.4)
【商標/論稿】色彩のみからなる商標に係る審決取消訴訟の現状(大塚理彦)(パテント2021 Vol.74, No.4) 新しいタイプの商標において,登録例が現れていないものは,色彩のみからなる商標のうち「単色」「位置特定」 […]
【論稿/一般】「私の書棚(特許実務に有用な書籍、日本語の発信)」会社法務AtoZ2023年6月号
【論稿/一般】「私の書棚(特許実務に有用な書籍、日本語の発信)」(会社法務AtoZ2023年6月号)※私の執筆記事を、第一法規の許諾を得て転載します。 筆者の専門分野は特許及び意匠であり、それぞれについて重 […]
令和4年(行ケ)10092【プログラム】<東海林> 中位概念化が新規事項追加でないとされた事例
令和4年(行ケ)10092【プログラム】<東海林> 中位概念化が新規事項追加でないとされた事例 ※出願時の技術常識に基づいて、当初明細書中の具体的な記載を上位概念化してクレームアップした補正(中位概念化)が、新規事項追加 […]
令和4年(行ケ)10009【ガス系消火設備】<大鷹> 主引例の課題(部屋の加圧を防止する)を解決するために副引例の構成(ラプチャーディスク)を採用しうるとしても、他の解決手段(容器弁の開弁時期をずらして複数のガスシリンダ […]
【論稿】医薬品特許紛争の和解と独占禁止法(鞠山尚子、2021.9)
【論稿】医薬品特許紛争の和解と独占禁止法(鞠山尚子、2021.9) 米国Activis最高裁判決~リバースペイメントが正当化される例は、想定される訴訟費用、後発が先発に提供するサービスの対価。 ⇒日本では争われた裁判例が […]
令和3年(行ケ)10027【情報提供装置】<大鷹> ネットワークを介して情報処理を行う形態をユーザ端末単独で行う形態に変更することはサービスの内容如何に関わらず設計事項というわけではない。 ⇒単独の情報提供装置に変更する […]
平成28年(ネ)10093【…スキンケア用化粧料】<清水> 「…クエン酸が収れん剤として機能するものであるとしても,このことは,上記クエン酸が『pH調整剤』に該当するとの充足性判断についての結論を左右するものとはいえない […]
【商標】令和4年(行ケ)10122<本多> 「朔北カレー」事件
【商標】令和4年(行ケ)10122<本多> 「朔北カレー」事件 結合商標の分離・要部観察により本願商標「朔北カレー」のうち「朔北」部分を引用商標「サクホク」と比較して,非類似(商標法4条1項11号不該当) […]
【米国特許】2015連邦最高裁Commil v. Cisco 米国では単純方法クレームが超有用!
2015.05米国連邦最高裁Commil v. Cisco < 損害論>直接侵害370万ドル、誘引侵害6370万ドル 米国は「業として」要件なし ⇒ユーザが侵害 ⇒単純方法で誘因侵害成立 ⇒米国では単純方法ク […]
【米国特許】2016.02 CAFC PPC Broadband v. Corning
【米国特許】2016.02 CAFC PPC Broadband v. Corning reside “around”を、明細書を参酌して、BRI基準で限定的に解釈した。 aroundは明細書 […]
【米国特許】2018.03CAFC In re Power Integrations
【米国特許】2018.03CAFC In re Power Integrations *coupledというクレーム文言を、明細書を参酌して、BRI基準で限定的に解釈した。 BRI基準はクレームを広く解釈するが、クレーム […]
【米国特許】2022.08 PTAB(PGR2021-00054) CQV v. Merck Patent
【米国特許】2022.08 PTAB(PGR2021-00054) CQV v. Merck Patent 特許権者が審査中に意図的に放棄した発明は、再捕捉(recapture)禁止ルールにより、再発行(reissue […]
【著作権】法61条2項の推定が覆された事例① 大阪高決平成23年3月31日「ひこにゃん事件」
【著作権】法61条2項の推定が覆された事例① 大阪高決平成23年3月31日「ひこにゃん事件」 彦根城築城400年祭のイメージキャラクターとして広く利用されることを予定して採用された。 契約書に、立体物については自由に作成 […]
東京地判平成6年(ワ)22487【高硬度工具用焼結体】<三村>
東京地判平成6年(ワ)22487【高硬度工具用焼結体】<三村> 「不可避的に含まれることのある成分が焼結体中に存在することまでをも排除するものではないが、…全体から見て無視し得る程度のわずかな量(右の組成を実質的に変更す […]
令和2年(行ケ)10146【TDIラインイメージセンサ】<菅野>
令和2年(行ケ)10146【TDIラインイメージセンサ】<菅野> (進歩性)相違点の看過はあったが、容易想到であるから、結論に影響なし。 ⇒異議取消決定維持 「…技術常識を踏まえると、甲2発明においても増幅器の数とAD変 […]
【肖像権】令和2年(ワ)33192<中島> 肖像等侵害は、①私的領域の撮影、又は、②公的領域の撮影で、社会通念上受忍すべき限度を超えて侮辱or平穏な日常生活を害する撮影。 「原告が社会的に強い非難の対象とされる行為を犯し […]
令和3年(行ケ)10056【情報処理装置事件】<東海林> サブコンの発明特定事項
令和3年(行ケ)10056【情報処理装置事件】<東海林> サブコンビネーションクレームの相手方が、請求項に係る発明の構成を何も限定しない。 ⇒発明特定事項でない。(新規性欠如とした審決を維持した) <疑問>サ […]
【米国特許/意匠】In re Reelex Packaging Solutions (CAFC 2020.11.5)
【米国特許/意匠】In re Reelex Packaging Solutions (CAFC 2020.11.5) ①特許出願でデザインの機能性が証明された ②出願人の広告がデザインの実用性を訴求 ③代替設計の不存在 […]
【米国特許】Almirall v. Amneal (CAFC) 2022.3.14
【米国特許】Almirall v. Amneal (CAFC) 2022.3.14 クレーム「…アダパレンを含まない」 主引例は、アダパレンを含んでいないが、アダパレンを含まない旨の積極記載はない。 特許権者の主張~主引 […]
大阪地判平成27年(ワ)8974【…異常発生時にラダー回路を表示する装置】<高松>
大阪地判平成27年(ワ)8974【…異常発生時にラダー回路を表示する装置】<高松> 「例外的とはいえない範囲の者が当該製品を特許権侵害に利用する蓋然性…を認識,認容していること…で足りる」 ⇒「約4分の1」の […]
東京地判平成20年(ワ)19874【医療用器具】<大鷹> 「約27%…の症例において…採用されている…結果からすれば,一体化同時穿刺という被告製品の使用態様が,特異なものではなく…医師らによって通常行われ得る…使用態様の […]
平成17年(ネ)10125【シロスタゾール】<佐藤> 「本件製剤に再狭窄予防効果等があることをその特性として積極的に位置付けた販売活動を行っていた」「その一定量の販売の限度で,本件用途発明に係る…発明の実施があったという […]
【米国特許】2010.03 CAFC en banc Ariad v. Eli Lilly
【米国特許】2010.03 CAFC en banc Ariad v. Eli Lilly 米国特許法112-1は、実施可能要件と独立に、記述要件を規定する。 ⇒製造及び使用のために過度の実験を必要とせず、実施可能要件 […]
【論稿】製薬会社によるプロダクトホッピングの 反トラスト法上の評価(鞠山尚子、2017.9)
【論稿】製薬会社によるプロダクトホッピングの 反トラスト法上の評価(鞠山尚子、2017.9) 米国では、先発医薬品のハードスイッチ(例えば、剤形変更時に旧製品を販売中止する)は、後発はそのたびにANDA申請が必要となり、 […]
【人格権】令和3年(ワ)30051 ~「平穏な日常生活が害されたということはできない」
【人格権】令和3年(ワ)30051 被告(NHK)が原告(個人)のウェブサイトの文章に依拠してナレーション等を作成したことは不適切であったが、放送の4日後に謝罪文を掲載した。 ⇒損害賠償請求可能な程度に、原告の平穏な日常 […]
東京地判令和2年(ワ)28889【アスベスト含有壁の処理方法】
東京地判令和2年(ワ)28889【アスベスト含有壁の処理方法】 「密接」というクレーム文言は、発明の詳細な説明を考慮すると、原則的に、内容物の飛散を防止し、これを確実に回収し得る位置関係ないし状態にあるといえる程度に、筐 […]