【論稿/不競法】商品形態のデッド・コピー規制の動向(田村善之、知的財産法政策学研究 2009)
【論稿/不競法】商品形態のデッド・コピー規制の動向(田村善之、知的財産法政策学研究Vol.25(2009)) *東京地判平成14.11.27[ベルーナ・Ryu Ryu]事件 ⇒袖を切り落とした以外は同一の形態の衣服につい […]
【論稿/不競法】未知の利用方法にかかる権利の帰属(安藤和宏、知的財産法政策学研究 2010)
【論稿/不競法】未知の利用方法にかかる権利の帰属(安藤和宏、知的財産法政策学研究Vol.26(2010)) *東京高判平成14年(ネ)5907(快傑ライオン丸事件) 「『放送権』を1000万円で譲渡する」という契約文言に […]
【論稿】審決取消訴訟における新証拠提出の範囲の検討:裁判例の類型的整理(高橋正憲 2014)
【論稿】審決取消訴訟における新証拠提出の範囲の検討:裁判例の類型的整理(高橋正憲、知的財産法政策学研究Vol.44(2014)) ⇒5類型のうち、審決取消訴訟における新証拠提出が許されるのは①②⑤のみ!! メリヤス織機最 […]
『営業秘密管理指針』の改訂版が公表されました。 刑事事件の判決が多数引用されています。 <秘密管理性> ・名古屋地判令和4年3月18日(平成29年(わ)427) 「刑事上の措置においても、営業 […]
今更ですが、メモ。 全請求項削除は、特許庁のQ&Aで認められているので、やはり、親子孫問題で限定的減縮要件をクリアする最終兵器として、頭の片隅に入れておこう。 https://www.jpo.go.jp/faq/yoku […]
【論稿】特許審決取消訴訟における審理範囲:周知技術の新主張の許否(張鵬、2012)
【論稿】特許審決取消訴訟における審理範囲:周知技術の新主張の許否(張鵬、知的財産法政策学研究Vol.38(2012)) 最判昭和55.1.24『食品包装容器』事件は、裁判官は当業者と同等の知識を有しないから、審決の前提と […]
知財高裁令和6年(ラ)10002<宮坂> 『発信者情報開示命令申立却下決定に対する即時抗告』事件
知財高裁令和6年(ラ)10002<宮坂> 『発信者情報開示命令申立却下決定に対する即時抗告』事件 台湾のプロバイダーが日本国内でサービス提供 ⇒日本に裁判管轄あり!! (原審は「管轄があるとはいえない」と判断していた。逆 […]
【契約】東京地判令和5年(ワ)70422<杉浦> *契約書無いが、著作権譲渡が認定された。 「原告社団と原告Aとの関係性に鑑みれば…資料の不存在は…不合理とはいえない。…支払われた対価が著作権譲渡の対価としては相当に低廉 […]
【不競法/営業秘密】大阪高判令和5年(ネ)1657<森崎> 営業秘密が「示された」とは言えない
【不競法/営業秘密】大阪高判令和5年(ネ)1657<森崎> *実験装置に化体しているとされる営業秘密が「示された」とは言えない。 ⇒請求(控訴)棄却 控訴人らの関与なしに営業秘密を取得できないという主張に対し、返す刀で、 […]
【民法】大阪地判令和3年(ワ)11286、令和4年(ワ)9132 ⇒契約不適合なし。
【民法】大阪地判令和3年(ワ)11286、令和4年(ワ)9132 販売計画達成義務違反の主張に対し、解除・錯誤を主張したが認められなかった。 ~本件製品の効能や生体内での作用機序、水素発生量等は契約書上で何ら明記されてお […]
【論稿】事業の内容が定まっていないことを理由に事業の準備を否定した事例(叶鵬、2022)
【論稿】事業の内容が定まっていないことを理由に事業の準備を否定した事例(叶鵬、知的財産法政策学研究 Vol.62(2022)) 試作品が出来ていても、その後改良した場合は「即時実施の意図」が否定された裁判例多数 ⇒不良品 […]
【論稿】標準特許の取得及び活用におけるクレームチャートの利活用について(梶田邦之、知財管理Vol.74 No.9 2024)
【論稿】標準特許の取得及び活用におけるクレームチャートの利活用について(梶田邦之、知財管理Vol.74 No.9 2024) SEPの出願権利化 特許出願⇒標準化提案⇒規格採用⇒クレーム合わせ込み 他社が自社の提案を土台 […]
【不競法】令和3年(ワ)29242<國分> 現時点においては著名な商品等表示に当たるが、著名になった時期は、早くともチームラボボーダレス及びチームラボプラネッツが開館して約3年が経過した令和3年7月頃であった。 +被告は […]
【不正競争】令和4年(ワ)19400 NHKv.個人 「NHKをぶっこわーす!」
【不正競争】令和4年(ワ)19400 NHKv.個人 「NHKをぶっこわーす!」との掛け声+NHK会長との面談が実現しない場合には本件情報を拡散する旨を述べた。 ⇒NHKの営業秘密が漏洩されたことを公表し、営業秘密管理体 […]
【不法行為/信用棄損】令和6年(ネ)10014<本多> *業務マッチングサイト(ランサーズ)における投稿内容は、どのような仕事をするか等の参考されるから、公共の利害に関し、目的の公益性あり +重要な部分は真実 +意見又は […]
令和6(ラ)10003 「閲覧等の制限申立却下決定に対する即時抗告申立事件」
令和6(ラ)10003 「閲覧等の制限申立却下決定に対する即時抗告申立事件」 「口外禁止条項があったとしても第三者からの記録の閲覧申請は拒否…できない…との意見を述べるが、和解成立後速やかに閲覧等制限の申立てがされ、現に […]
【不競法/品質誤認】大阪地判平成26年(ワ)12570<森崎>
【不競法/品質誤認】大阪地判平成26年(ワ)12570<森崎> 「シテイノトナー」とは,原告プリンターに用いられる…と理解する…。…純正品と非純正品がその品質により異なる…と取り扱っている実態がある。 ⇒相応 […]
【不競法2条1項3号/形態模倣】大阪地判令和4年(ワ)3577<松阿彌>
【不競法2条1項3号/形態模倣】大阪地判令和4年(ワ)3577<松阿彌> 裏面ポケットの有無、カード等を収納するための小サイズのポケットの数及び配置位置が相違するが、いずれも些細な差異であり、商品の全体的形態について需要 […]
【不競法2条1項3号/形態模倣】東京地判令和5年(ワ)4333<柴田>
【不競法2条1項3号/形態模倣】東京地判令和5年(ワ)4333<柴田> マスクがパッケージに入った状態で流通し、消費者が購入する。 ⇒パッケージ全体は、中に入ったマスクと一体となって「商品」を構成し、そのパッケージのデザ […]
【不競法2条1項3号/形態模倣】大阪地判令和4年(ワ)6582
【不競法2条1項3号/形態模倣】大阪地判令和4年(ワ)6582 相違点~「光沢及び質感」も衣服の形態模倣が問題となる場合に比較対象となるところ、着用する季節を異にするほどの質感の相違がある。 ⇒商品全体に対して需要者の受 […]
【不競法2条1項3号/形態模倣】大阪地判令和3年(ワ)4467<松阿彌>
【不競法2条1項3号/形態模倣】大阪地判令和3年(ワ)4467<松阿彌> 「背面上部のヨークの裾が縫い付けられているか、浮きヨークであるか…、カラーとラペルの間にノッチがあるか否か…の差異…商品の全体的形態に与える変化に […]
【不競法2条1項3号/形態模倣】東京地判令和1年(ワ)11673<國分>
【不競法2条1項3号/形態模倣】東京地判令和1年(ワ)11673<國分> 相違点①~カップ部の中央に約2㎝のリボンがない 相違点②~左右の前身頃を構成する3枚の生地のうち最下部にある生地がレース生地である ⇒ありふれた形 […]
【不競法/品質誤認惹起】東京地判平成30年(ワ)3789「はぐくみオリゴ」事件<柴田>
【不競法/品質誤認惹起】東京地判平成30年(ワ)3789「はぐくみオリゴ」事件<柴田> ⇒広告宣伝に、オリゴ糖の純度以外の特徴も大きく取り上げられていた。 ~97%覆滅 https://courts.go.jp/app/ […]
【不競法/品質誤認惹起】令和5年(ネ)10112「生ごみ処理機」控訴審<東海林>
【不競法/品質誤認惹起】令和5年(ネ)10112「生ごみ処理機」控訴審<東海林> 同種商品と性能に大差ないとしても、販売実績として実際よりも多い数値を表示したことが品質誤認表示に当たらないことにはならない。 +営業努力も […]
【不競法/品質誤認惹起】東京地判令和4年(ワ)2551「生ごみ処理機」事件<國分>
【不競法/品質誤認惹起】東京地判令和4年(ワ)2551「生ごみ処理機」事件<國分> *販売実績が、事実と異なった。 ⇒販売実績は、需要者に対し、品質が優れた商品であるとの権威付けがされ、安心感を与えるから、品質を誤認させ […]
【論稿/不競法】退職後におけるノウハウの使用を禁止する契約の有効性とその適用範囲(平澤卓人)
【論稿/不競法】退職後におけるノウハウの使用を禁止する契約の有効性とその適用範囲(平澤卓人、知的財産法政策学研究Vol.31(2010)) 大阪高判平成21年(ネ)1456~権利者逆転敗訴 ⇒被控訴人技術のうち、控訴人ら […]
【不競法/営業秘密】平成31年(ネ)10016「まつげエクステ施術履歴」
【不競法/営業秘密】平成31年(ネ)10016「まつげエクステ施術履歴」 ⇒秘密管理性× *就業規則の「顧客に関する情報,…営業上の情報,商品についての機密情報」との文言は,非常に広範で抽象的であり、このような包括的規定 […]
【不競法/営業秘密】東京地判平成28年(ワ)26919「まつげ施術ノウハウ」
【不競法/営業秘密】東京地判平成28年(ワ)26919「まつげ施術ノウハウ」 ⇒秘密管理性× ①就業規則の秘密保持規定は機密情報/秘密情報の具体的内容が不明確 ②退職時提出の機密保持誓約書に記載された機密情報の具体的内容 […]
【不競法/営業秘密】東京地判平成21年(ワ)47959「ストロープワッフル」
【不競法/営業秘密】東京地判平成21年(ワ)47959「ストロープワッフル」 *取引先と店舗経営の提携を協議したが提携に至らなかった。 ⇒取引先が営業秘密(ビジネスモデル)を無断使用したと主張したが、機密保持同意書を交付 […]
【不競法/営業秘密】東京地判18年(ワ)29160「コエンザイムQ」
【不競法/営業秘密】東京地判18年(ワ)29160「コエンザイムQ」 *営業秘密を無断で持ち出した元従業員に対する、就業規則に基づく退職金返還が認められた。 『退職者が在職中に行った背信行為が発覚した場合,… すでに支給 […]
【不競法/営業秘密】横浜地判平成30年(わ)1931<刑事>⇒有罪
【不競法/営業秘密】横浜地判平成30年(わ)1931<刑事>⇒有罪 図面に㊙マーク無かったが、本社役員5名、本社従業員33名であり、各工場で図面に類する技術上の情報に接し得る社員数は限定的でったと推認される。 ⇒R […]
【不競法/営業秘密】東京地判平成12年(ワ)22457 「派遣スタッフ名簿」 ⇒秘密管理性〇
【不競法/営業秘密】東京地判平成12年(ワ)22457 「派遣スタッフ名簿」 ⇒秘密管理性〇 「…他の従業員との間に秘密保持契約を締結した当時,被告…取締役であったために…誓約書を差し入れていないというにすぎず,上記情報 […]
【不競法/営業秘密】大阪地判平成27年(ワ)4169「アルミナ繊維」
【不競法/営業秘密】大阪地判平成27年(ワ)4169「アルミナ繊維」 ⇒「おそれ」で差止め認容 「被告は…転職を視野に入れ…複製保存した…双和化成…も…認識がありながら原告を懲戒解雇されて間もない被告との一定の関係を持つ […]
【不競法2条1項1号】令和5年(ワ)70654<中島> *書籍の題号が「商品等表示」にあたらないとされた。 「書籍の題号は、特段の事情がない限り…『商品等表示』に該当しない…『牧野日本植物圖鑑』という本件題号は、牧野執筆 […]
【不競法/営業秘密】大阪地判令和2年(ワ)12387 *科研費により取得した実験装置の使用差し止め否定 特定された本件情報は、抽象的過ぎて、具体的内容が理解不可能。営業秘密の3要件検討不可能。 寄付=実験装置の所有権の無 […]
【不競法/虚偽事実の告知】令和3(ワ)22564<國分> 「被告らにおいて本件通知行為時までに本件特許が無効となることを具体的に認識し得たことを基礎付ける事情は認められない。…同時点において…無効である旨の主張は一切され […]
【論稿/不競法】営業秘密の有用性と非公知性について…大阪地判平成26年(ワ)11151『錫合金』
【論稿/不競法】営業秘密の有用性と非公知性について…大阪地判平成26年(ワ)11151『錫合金』(陳珂羽、知的財産法政策学研究 Vol.52(2018)) *「有用性」否定~原告製品に採用されているが、原告主張の効果は立 […]
【契約/消滅時効】最判平成10年4月24日・平成7年(オ)2472
【契約/消滅時効】最判平成10年4月24日・平成7年(オ)2472 契約に基づく債務につき、債務者の責めに帰すべき債務の履行不能によって生ずる損害賠償請求権の消滅時効は、本来の債務の履行を請求し得る時からその進行を開始す […]
【論稿】英国における消尽(山田くみ子、別冊パテントNo.30)
【論稿】英国における消尽(山田くみ子、別冊パテントNo.30) 「UK+Regime」 欧州自由貿易連合(EEA)加盟国内で合法的に置かれた商品は、英国において消尽する。 英国に合法的に置かれた商品は、EEA圏内で消尽せ […]
【不競法j】令和5年(ネ)10048「ドクターマーチン」<宮坂>
【不競法j】令和5年(ネ)10048「ドクターマーチン」<宮坂> ①黄色のウェルトウェルト ②ソールエッジ ③ヒールループ の3点において顕著な特徴、強い出所識別力 +その他の形態 ⇒被告商品2も、特徴③は備えないが誤認 […]
【不競法2条1項1号】令和5年(ネ)10048<宮坂>『ドクターマーチン』事件 *特別顕著性あり
【不競法2条1項1号】令和5年(ネ)10048<宮坂>『ドクターマーチン』事件 *特別顕著性あり⇒権利者勝訴 Cf.令和5年(行ケ)10003<本多>は、イエローステッチの位置商標につき、同じ位置にイエローステッチを有す […]
【不競法】令和5年(ネ)10012<東海林> アストラゼネカの気管支喘息用の吸入器の形態 ⇒「商品等表示」非該当は仕方ない 医療用医薬品の主たる需要者が医師及び薬剤師であり、患者行は従たる需要者であるとして「混同のおそれ […]
【パブリシティ権】東京地判令和5年(ワ)3171<中島> 所属タレントを紹介するHPで、所属する事実を示し、人物情報を補足するために、本件写真を使用した。 ⇒商品等として使用されず、商品等の差別化を図るものでもなく、商品 […]
【特許行政年次報告書2024年版】 特許の『分割出願』急増!! ⇒出願数30万件回復!!
【特許行政年次報告書2024年版】 特許の『分割出願』急増!! これはバブルではない。実体経済。 ⇒出願数30万件回復!! 2014年-27878件 2015年-28242件 2016年-29717件 2017年-275 […]
【不競法/品質等誤認惹起行為】東京地判令和4年(ワ)14148<杉浦>
【不競法/品質等誤認惹起行為】東京地判令和4年(ワ)14148<杉浦> ヘアドライヤー「髪の潤い1.9倍」等の広告 ⇒原告実験1~5は信頼性に疑義あり ⇒請求棄却 具体的態様の明示義務(6条)は「濫用的・探索的な提訴等を […]
【論稿】不正競争防止法2条1項21号 (虚偽事実告知流布行為)適用に係る 学説と裁判例の最新動向
【論稿】不正競争防止法2条1項21号 (虚偽事実告知流布行為)適用に係る 学説と裁判例の最新動向(パテント2023 No.76 No.5、2023)(妹尾恵里) <判決に影響を与える要素> 専門家意見書 告知後の係争 競 […]
【不競法】令和4年(ワ)14148<杉浦> ⇒具体的態様の明示義務違反なし
【不競法】令和4年(ワ)14148<杉浦> ⇒具体的態様の明示義務違反なし 「…具体的態様の明示を求め得るためには、濫用的・探索的な提訴等を抑止する観点から、当該事案の性質・内容等を踏まえつつ、提訴等を一応合理的といい […]
【論稿】職務発明規定に基づき相当の利益を与える際の「不合理性の判断」について(藤田達郎、知財管理Vol.74 No.1 2024)
【論稿】職務発明規定に基づき相当の利益を与える際の「不合理性の判断」について(藤田達郎、知財管理Vol.74 No.1 2024) 平成25年(ワ)6158は、「協議の状況」「開示の状況」「意見聴取」の不備 […]
【論稿】[インド]特許付与前の補正に関する前向きな判決(山口晶子、知財管理2024)
【論稿】[インド]特許付与前の補正に関する前向きな判決(山口晶子、知財管理Vol.74 No.1 2024) NIPPON事件<デリー高裁> PBPを方法に変更する補正が,「補正前の明細書のクレームの範囲内」とされた。 […]
【論稿】不正競争防止法上の諸要件立証のための需要者アンケート(2023、井上由里子)
【論稿】不正競争防止法上の諸要件立証のための需要者アンケート(2023、井上由里子) 「わからない」の選択肢を設けるなど推測による回答を抑制する措置が必要である。 周知性、混同のおそれ、普通名称化について、それぞれ複数の […]
【論稿】全世界同時公開による先行技術及び時差の関係と、グレースピリオド(パテント誌2023年12月号,ジャニス・ローガン等)
【論稿】全世界同時公開による先行技術及び時差の関係と、グレースピリオド(パテント誌2023年12月号,ジャニス・ローガン等) 新規性判断を「時刻」で判断するのは、日本及び韓国 日本の出願時刻を特許法186条1項の請求で確 […]
【不競法/営業秘密】大阪地判平成27年(ワ)11753 「自ら原告の顧客情報を秘密とする措置を採っていた…上,代表取締役の退任後…在任中に取得した…情報を漏洩しない旨を約している」 ⇒秘密管理性〇 「代表取締役として記憶 […]
【書籍】「戦略コンサルが知らない 最強の知財経営」(林力一、渋谷高弘)『攻めのオープンな知財戦略
【書籍】「戦略コンサルが知らない 最強の知財経営」(林力一、渋谷高弘) 『攻めのオープンな知財戦略』 ①強者(技術力高)が系列外と提携、エコシステム構築 ②弱者(コスト競争力高)がクロスライセンスで事業自由化 高度経済成 […]
【契約締結上の過失】東京地判平成8年(ワ)20909 共同開発契約締結に至らず ~Xは開発したが、Yは失敗 ~期限付き協定書締結、販売を前提とした営業活動、Yの詫び状、Yのハードウェア選定ミス、1年半の交渉 ⇒Xの期待は […]
【契約】令和2年(ネ)10016<高部> ABCD4者の共同出願契約~「事前の協議・許可なく,本件の各権利を新たに取得し,又は生産・販売行為を行った場合,本件の各権利は剥奪される。」 ⇒Aが勝手に販売した~Aは持分権を喪 […]
【論稿】グルタミン酸ナトリウム事件/東京地判令2・9・24(平28ワ25436)(平井祐希、パテント2021年9月号)
【論稿】グルタミン酸ナトリウム事件/東京地判令2・9・24(平28ワ25436)(平井祐希、パテント2021年9月号) 国外で外国子会社が譲渡も、日本向けであった事情から「譲渡の申出」成立 ⇒損害論では、外国子会社の利益 […]
【パブリシティ権】東京地判令和5年(ワ)70056<中島> ※パブリシティ権侵害成立
【パブリシティ権】東京地判令和5年(ワ)70056<中島> パブリシティ権侵害成立 「日本一稼いだ伝説のキャバクラ嬢として、世の中に広く認知されている…原告名称又は原告肖像には…商品の販売等を促進する顧客吸引力がある」 […]
【不競法】大阪高判令和4年(ネ)2081<森崎> 需要者が棒うき、円錐うき等の種類を商品形態で見分けるとしても、微細な商品形態の差に依拠して商品選択しない「うき」の商品形態に「特別顕著性」があるといえるためには、「他のう […]
【統計】特許の無効審判、異議の件数推移 ~無効(一部含む)審決は20%弱
【統計】特許の無効審判、異議の件数推移 2018年以降、無効審判は80件程度 無効(一部含む)審決は20%弱 取り下げが30%以上 ⇒侵害訴訟絡みだけが残り、和解とともに取り下げられている。 異議は平均1200件 取消決 […]
『先使用権 – 大激論』(田村、井関、髙部、佐藤、梶並、森田)
『先使用権 – 大激論』(田村、井関、髙部、佐藤、梶並、森田、別冊パテント2024) 森田弁理士以外(P89)は、特許法79条の「その発明」を、公然実施「発明」と異なって解釈していると思われる。 ⇒特許法上の […]
【論稿】民法不法行為による不正競争の補完性(2023、上野達弘教授)
【論稿】民法不法行為による不正競争の補完性(2023、上野達弘教授) 北朝鮮最判以降、知財法で保護されない場合に不法行為を認めた裁判例はない。 ⇒商品形態模倣、ドメイン、限定提供データ等、法的保護を要する場合について、立 […]
【論稿】混同の判断における類似性の程度(2023、佐藤俊司)
【論稿】混同の判断における類似性の程度(2023、佐藤俊司) 商標法4条1項10号、11号、15号の対比表は超有用!! 欧米のポラロイドテスト、デュポンテストも要確認!! 15号(商標非類似だが混同)が適用されるケースの […]
【不競法】東京地判令和4年(ワ)4104<中島> 「商品等表示」に該当しない!
【不競法】東京地判令和4年(ワ)4104<中島> 独占的に20年以上販売したガスバルブ 本件事情では形状に着目して取引されない。 ⇒「商品等表示」に該当しない! 二次的意味(secondary […]
【不競法】主要事案※平成30年~令和2年<経産省> ※一覧表が秀逸です!!
【不競法】主要事案※平成30年~令和2年<経産省> ※一覧表が秀逸です!! 周知表示混同惹起行為 (民事) 著名表示冒用行為 (民事) 形態模倣品提供行為 (民事) 営業秘密侵害行為 (民事)(刑事) 技術的 […]
【論稿】商品形態と機能性(2023、宮脇正晴教授) <米国>機能上有利な点がないのにあえて特定の形態にしたことは、機能性を否定する有力な事情として考慮される。 特許がある場合は、原告形態と非類似で充足する選択肢が確保され […]
【論稿】判例から見た先使用権(髙部眞規子) 平成29年(ネ)10090<高部裁判長> ⇒(水分含量に係る)数値が技術的意義を有するものと先使用者が認識している必要があるとする判例評釈もあるが、同判決は、認識まで要求したつ […]
<損害論>特許法102条2項と3項重適用の可否 実施能力を超える部分~〇R2(ネ)10024 市場の非同一性~〇R2(ネ)10024 競合品の存在~×大地R2(ワ)4913(特許庁資料では〇) 侵害者の営業努力~〇H30 […]
【論稿】特許明細書の品質向上のための発明提案書(石橋克之、知財管理Vol.73, 2023)
【論稿】特許明細書の品質向上のための発明提案書(石橋克之、知財管理Vol.73, No.7 2023) 発明提案書において、課題解決原理に関する素材(文章および具体例/データ)を提供する。自社で採用予定があるか否かに関わ […]
【論稿】米国特許法の域外適用について(パテント2023 Vol. 76 No. 13、龍野文)
【論稿】米国特許法の域外適用について(パテント2023 Vol. 76 No. 13、龍野文) 米国外で製品引き渡し 米国内で価格設定+契約交渉~271(a)否定(Hallo判決) 米国内での活動により,271(a)肯定 […]
【論稿】日本企業の特許出願における米国特許法 112 条に関する近年の米国審決例(2023)
【論稿】日本企業の特許出願における米国特許法 112 条に関する近年の米国審決例(パテントVol.76 No.4 2023、山田信太郎) UPSTOで審査官×⇒審判(Appeal)で逆転〇<近時5年> 記載要 […]
【論稿】記載要件違反による取消理由に対する実験成績証明書の参酌可否に関する考察(知財管理Vol.73 No.12 2023)
【論稿】記載要件違反による取消理由に対する実験成績証明書の参酌可否に関する考察(知財管理Vol.73 No.12 2023) 異議で特許権者が実験成績証明書を提出して参酌された件数 29条 51/62(82%) 36条 […]
【論稿】IPR審理開始の判断基準「NHK-Finitvルール」の運用指針が明らかに(岸本芳也、知財管理Vol.73 No.12 2023)
【論稿】IPR審理開始の判断基準「NHK-Finitvルール」の運用指針が明らかに(岸本芳也、知財管理Vol.73 No.12 2023) 裁判期日が近いとPTABが裁量不開始できる。 連邦最高裁が是非を判断せず(上告不 […]
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)33583<國分> 「樹脂製宅配ボックス」事件
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)33583<國分> 「樹脂製宅配ボックス」事件 PW設定無かったが、原告被告間で機密保持契約が締結され、別の秘密表示がないデータを受領した被告従業員が秘密を前提とする行動(他社 […]
【論稿】ドワンゴ知財高裁大合議判決(パテント誌2023年12月号、高石秀樹)
【論稿】ドワンゴ知財高裁大合議判決(パテント誌2023年12月号、高石秀樹) 「プログラムの提供」の「有体物の譲渡」への敷衍 (2)商標に関する関連裁判例 (2-1)オンラインショップのサーバが日本国外 (2-2)有体物 […]
【論稿】限定提供データとAI(2023、林いづみ) 「…指針」令和4年5月改訂 「業として」事業の遂行/一環であればOK 「提供」意思だけでOK 「相当蓄積性」投資も考慮できる。 「(秘密として管理されているものを除く) […]
【論稿】裁判例等から見たノウハウ・営業秘密の法的保護―民事上の救済と刑事罰―(2023、外川英明)
【論稿】裁判例等から見たノウハウ・営業秘密の法的保護―民事上の救済と刑事罰―(2023、外川英明) 「技術情報」は退職者の故意による漏洩が主流。 リバースエンジニアリングが高額、長期間~非公知性は失われない。 競業会社へ […]
【論稿】不正競争防止法2条1項1号における「混同」と「営業上の利益」の関係性(2023、横山久芳教授)
【論稿】不正競争防止法2条1項1号における「混同」と「営業上の利益」の関係性(2023、横山久芳教授) post-sales confusion~将来の商品等の選択に不合理な影響が及ぶおそれがあれば1号の適用あり。 ex […]
【不競法/営業秘密】大阪地判平成28年(ワ)5649 「就業規則でも対象となる秘密を特定しているわけではなく,被告P1自身も本件図面データが秘密であるとの認識を有していたとも認められず,他に…営業秘密であることを認識でき […]
【不競法/営業秘密】大阪高判平成29年(ネ)442 =大阪地判平成27年(ワ)7288 =大阪地判平成25年(ワ)12149 他に漏らしてはならない営業上の情報であると認識できた。 本来施錠されたキャビネットに保管するべ […]
【不競法/営業秘密】知財高判平成29年(ネ)10031<森>
【不競法/営業秘密】知財高判平成29年(ネ)10031<森> 「設計木型情報」~就業規則+誓約書+通常は従業員が取り扱えないように厳重管理していた。 ⇒秘密管理性〇 「取引先受託業者情報」~就業規則のみ,営業秘密の内容を […]
【不競法/営業秘密】令和1年(ネ)10044<大鷹> =東京地判平成29年(ワ)29604<山田>
【不競法/営業秘密】令和1年(ネ)10044<大鷹> =東京地判平成29年(ワ)29604<山田> 「機密保持規程に基づき,本件技術情報を含む電磁鋼板工場の全設備について…機密性が著しく高い…扱いとし,被告に対しても秘密 […]
【不競法/営業秘密】大阪地判平成28年(ワ)648 「就業規則において顧客情報の開示等を禁止する…など,規範的な管理がなされていた…加え,配置販売業者…にとっての顧客情報の重要性に鑑みれば,従業員らにとっても,それが秘密 […]
【論稿】特許法第38条の2(鈴木守、知財管理Vol.73, No.8, 2003)
【論稿】特許法第38条の2(鈴木守、知財管理Vol.73, No.8, 2003) 平成27年改正法で導入された。 請求項が無くても、出願日を確保できる。 米国仮出願と異なり、それ自体が審査対象であり、記載要件を満たす必 […]
【不競法/営業秘密侵害罪/刑事】名古屋地判平成29年(刑ワ)427
【不競法/営業秘密侵害罪/刑事】名古屋地判平成29年(刑ワ)427 被告人は、愛知製鋼の元従業員であり、マグネデザイン社を起業した。 ⇒無罪(検察官は控訴断念) 被告人の第三者への説明は抽象化、一般化され過ぎていて、あり […]
【不競法2条1項3号】東京地判平成29年(ワ)21145<佐藤>
【不競法2条1項3号】東京地判平成29年(ワ)21145<佐藤> *不競法上の「商品」の概念は無体物も含む 原告ソフトウェアは,タブレットとは別個に経済的価値を有し,独立して取引の対象となる…「商品」というこ […]
【不競法/営業秘密】平成26年(ワ)1397 『靴木型事件』
【不競法/営業秘密】平成26年(ワ)1397 『靴木型事件』 「靴の皮革は柔軟性を有するため,市場に出回っている革靴から,その靴の製造に用いた木型と全く同一の形状・寸法の木型を再現しその設計情報を取得…でき […]
【論稿】不正競争防止法2条1項1号における「混同」と「営業上の利益」の関係性(横山久芳教授)
【論稿】不正競争防止法2条1項1号における「混同」と「営業上の利益」の関係性(パテント2023、横山久芳教授) 「購買後の混同(post-sale confusion)」 (直接の)購買者以外の者に混同が生じることを契機 […]
【論稿】民法不法行為による不正競争の補完性(別冊パテント2023、上野達弘教授)
【論稿】民法不法行為による不正競争の補完性(別冊パテント2023、上野達弘教授) 北朝鮮最高裁判決(H23.12.8)は、著作権法上保護されない映画の利用が問題となった事案であるが、事実として、その後、著作権、不競法、意 […]
【論稿】侵害警告と不競法上の虚偽事実告知に係る裁判例(別冊パテント2023、金子敏哉教授)
【論稿】侵害警告と不競法上の虚偽事実告知に係る裁判例(別冊パテント2023、金子敏哉教授) Amazon等のプラットフォーマーへの侵害申し立て 平成28年(ワ)12829=平成30年(ネ)10068 ⇒主観的な認識の表明 […]
【肖像権】令和3年(ワ)28420《本訴》<中島> 「白昼路上において…原告が警察官により片手に手錠を掛けられ、…現行犯逮捕の状況等を撮影したものである。…本件逮捕動画の内容が社会通念上受忍すべき限度を超えて原告を侮辱す […]
※当事者とその補助参加人の代理人弁護士共通でOK 東地令和4年4月27日 被告と被告補助参加人 東地令和元年5月29日 原告と原告補助参加人 知高平成30年12月18日 被 […]
【不競法】形態模倣<損害論>令和4年(ネ)10095、10112<本多>
【不競法】形態模倣<損害論>令和4年(ネ)10095、10112<本多> 侵害論は、平成31年(ネ)10002で確定 原判決・令和2年(ワ)17626<杉浦> ⇒Y販売が全てX商品と誤認混同によるとは考え難い ⇒4割覆滅 […]
【論稿/米国】異業種間における「標準必須特許」のライセンス供与に関する控訴審判決(知財管理73)
【論稿/米国】異業種間における「標準必須特許」のライセンス供与に関する控訴審判決 (知財管理Vol.73 No.6 2023、阪和之) 第5巡回区控訴裁判所 標準必須特許をサプライヤーにライセンスしなくても、自動車メーカ […]
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)35263「2WAY対応型酸素チャンバー」
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)35263「2WAY対応型酸素チャンバー」 不競法2条6項の営業秘密に該当する(秘密管理性、有用性、非公知) 「目的がその検査・点検にあったとの…主張は不自然・不合理…。しかし […]
【不競法】東京地判平成30年(ワ) 29036「毛穴ケア用化粧水」事件
【不競法】東京地判平成30年(ワ) 29036「毛穴ケア用化粧水」事件 ⇒不競法2条1項1号請求認容 「…店頭で販売される場合には,外箱の正面が需要者から見える形で陳列されることが通常である…自他識別機能又は出所識別機能 […]
【論稿】「知的財産ローカルベンチマーク」(乾智彦)(パテント2020 Vol.73 No.9)
【論稿】「知的財産ローカルベンチマーク」(乾智彦)(パテント2020 Vol.73 No.9)平成28年3月 ①知財増加率(知財持続性) ②知財貢献率(貢献性) ③知財生産性(生産性) ④ライセンス収支バランス(健全性) […]
知財高判大合議平成31年(ネ)10003【美容器】 <損害論>推定覆滅事情~102条1項但書5割
知財高判大合議平成31年(ネ)10003【美容器】 <損害論>推定覆滅事情~102条1項但書5割 価格差~原告製品24000円,被告製品3000~5000円 原/被告製品双方に当てはまる事情 ⇒覆滅事情でない 原告製品は […]
【論稿】米国判例に見る「使用」に基づくロイヤルティ算定手法(高橋弘史、パテント2022)
【論稿】米国判例に見る「使用」に基づくロイヤルティ算定手法(高橋弘史、パテント2022 Vol. 75 No. 13) 日本の特許訴訟における損害論において、販売数量はなく「使用」を前提としたものは見当たらない。 ⇒米国 […]
【論稿】グループ会社が特許製品を販売…特許法102条2項の適用を認めた知財高裁判決(高石秀樹)
【論稿】『グループ会社が特許製品を販売していることを理由に特許法102条2項の適用を認めた知財高裁判決』(知財管理Vol.73 No.7 2023、高石秀樹) 「特許権者に,侵害者による特許権侵害行為がなかったならば利益 […]
【論稿】レーザ加工装置事件(知財管理Vol.73 No.6 2023。高橋政治、右田俊介)
【論稿】レーザ加工装置事件ー①除くクレームと新規事項追加、特許請求の範囲の減縮、進歩性 ②図面の記載に基づく補正・訂正ー(知財管理Vol.73 No.6 2023。高橋政治、右田俊介) 筆者らの肌感として、図面に基づく補 […]