令和6年(行ケ)10050【情報処理装置】事件<宮坂>
*各処理部の演算が、本件発明の課題解決に資する。
⇒発明該当性〇
『本件特許発明は、…コンピュータプログラムがコンピュータに読み込まれ、コンピュータがコンピュータプログラムに従って作動することにより実現されるものと解され、それぞれの部について、その部によって行われるファンドに関する演算処理、最適化処理が具体的に特定され、上記各部の組み合わせによって、ファンドの商品の内容を決定するための情報処理装置の動作方法及びその順序等が具体的に示され、これが、投資対象が、運用利回り、需給バランス、及び取引相場の安定性に優れ、かつ、投資家の所望する損益を計上することができるファンドの商品を投資家に提供するという本件特許発明の課題…の解決手段とされているから、「発明」に該当するものと認めることができる。』
https://www.ip.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/778/093778_hanrei.pdf
※本稿の内容は,一般的な情報を提供するものであり,法律上の助言を含みません。
執筆:弁護士・弁理士 高石秀樹(第二東京弁護士会)
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