令和5年(行ケ)10144【食品電場処理装置用直流超高電圧電源装置】<中平裁判長>
令和5年(行ケ)10144【食品電場処理装置用直流超高電圧電源装置】<中平裁判長>
審決で追加された参考文献1~4は、原告が意見書で周知性を争ったことに対応して、当該技術が様々な分野で周知であることを裏付けるための補強証拠として追加されたにすぎない。
⇒新たな拒絶理由を認定したものではないから、改めて拒絶理通知を行う必要はなかった。
本願発明の当業者は、食品電場処理装置の技術常識に加え、それに関連する部材である「直流高電圧電源装置」の技術分野の技術をも知悉する者である。
⇒相違点1(高電圧変圧器を用いずに直流超高電圧を供給する点)について、引用文献2や参考文献1ないし4等の記載から、コッククロフトウォルトン回路は、日常的な電気機器を含め直流高電圧を必要とする様々な分野で用いられる周知の電源回路である。~容易想到
⇒相違点2(高電圧出力端子とGND端子との間に高抵抗値の抵抗器を接続する点)についても、引用文献2及び3に基づき、高抵抗と低抵抗を直列に接続して分圧により電圧を測定する手法(高電圧測定手法)は、高電圧発生装置における周知技術である。~容易想到
⇒進歩性×
https://www.courts.go.jp/assets/hanrei/hanrei-pdf-93471.pdf
※本稿の内容は,一般的な情報を提供するものであり,法律上の助言を含みません。
執筆:弁護士・弁理士 高石秀樹(第二東京弁護士会)
本件に関するお問い合わせ先:h_takaishi☆nakapat.gr.jp(☆を@に読み換えてください。)
