令和6年(行ケ)10019【ポリエステル樹脂組成物の積層体】<宮坂>
*文献を示すまでもなく一般的な課題と認定した
⇒進歩性×
(判旨抜粋)
石油資源の枯渇を抑制し、地球温暖化の原因物質である大気中の二酸化炭素の増加を抑制することは、出願時において、文献を示すまでもなく一般的な課題であり、その解決のために、石油由来の原料からなるポリエチレンテレフタレートを減らして、生物由来のバイオマス素材を原料としたポリエチレンテレフタレートに置換することには動機付けがあり、…引用文献5記載事項を採用することは、当業者が容易に想到することができた。
https://www.ip.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/717/093717_hanrei.pdf
※本稿の内容は,一般的な情報を提供するものであり,法律上の助言を含みません。
執筆:弁護士・弁理士 高石秀樹(第二東京弁護士会)
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