飯田圭弁護士・弁理士の執筆に係る記事「標準化・オープン化と企業の知的財産戦略」がパテント誌に掲載されました。


タイトル: 標準化・オープン化と企業の知的財産戦略
著者等: 弁護士・弁理士 飯田 圭
雑誌名: パテント71巻9号31頁
出版社: 日本弁理士会
発行日: 2018年8月10日
要約: グローバルな産業構造の変化の下で,近年,先進国の企業,特に製造業においては,フロントランナー型・マーケットリーディング型の事業戦略として,標準化・オープン化を含むアウトバウンド型オープンイノベーション戦略とともに同戦略の限界を補完するためにオープン&クローズ戦略を採用することが重要となっている。そして,かかる戦略のために,フロントランナー型・マーケットリーディング型の知的財産戦略として,発明の保護・活用戦略において,活用中心戦略へシフトするとともに,活用戦略においては,フルターンキーソリューションの提供,拘束条件付ハイブリッドライセンス・アウト,差別化特許・標準規格周辺特許のエンフォースメントによる侵害差止めや高額ライセンスーアウト等の使分け・組合せ戦略へシフトする必要性が増大している。また,保護戦略においても,特許化・秘匿化及び公知化の使分け・組合せ戦略等へシフトするとともに,保護戦略中の特許化戦略においても国外重視戦略・質重視戦略及び選択と集中戦略へシフ卜する必要性が増大している。
リンクURL: https://www.jpaa.or.jp/info/monthly_patent/