【審判実務者研究会2023】(化学2)「サポート要件」「用途発明の新規性」
【審判実務者研究会2023】事例3(化学2)「サポート要件」 数値限定発明についても、サポート要件の基本的な考え方は数値減発明以外の発明と同じであり(偏光フィルム)大合議の判断基準が適用されることについては、参加者に異議 […]
【審判実務者研究会2023】(化学1)「新規事項」「食品分野のパラメータ発明におけるサポート要件
【審判実務者研究会2023】事例2(化学1) 「新規事項」 新規性を確保する場合に限らず、自由に「除くクレーム」を活用できている現状に、新規事項から制限することは難しい。 ⇒除いた後の発明が全体として共通の効果を奏し、課 […]
【審判実務者研究会2023】(機械)「数値限定発明の進歩性」(高石が参加した部会)
【審判実務者研究会2023】事例1(機械)「数値限定発明の進歩性」(高石が参加した部会) ①数値限定の技術的意義(本願発明における課題に対する課題解決手段としての作用効果)が低い場合は、(設計事項等として)進歩性が否定さ […]
【商標】東京地判令和4年(ワ)19876<杉浦> 「現代の理論」事件
【商標】東京地判令和4年(ワ)19876<杉浦> 「現代の理論」事件 商標登録出願がされた平成28年当時、雑誌その他の出版物につき、同一人が同一内容の出版物を紙媒体及び電子版として出版することが広く行われていた。 ⇒「 […]
【商標】東京地判令和3年(ワ)13895<鶴岡> 商標法4条1項1号違反なし 「本件商標及びスイスの国旗は、幅広の十字を内部に有するという点において共通するものの、スイスの国旗は、正方形であって白色の外縁部分がなく、内部 […]
【商標】東京地判令和3年(ワ)22287<杉浦> 『バーキン、ケリー』商標
【商標】東京地判令和3年(ワ)22287<杉浦> 『バーキン、ケリー』商標 「中古市場で…相当低廉な価格で販売されているものもあること…、…購入者が刻印の有無やファスナーポケットの有無を必ず確認した上で購入し…ないこと等 […]
【商標】令和5年(行ケ)10067<本多> 5252byO!Oi
【商標】令和5年(行ケ)10067<本多> 本件商標 5252byO!Oi ⇒O!Oiが要部 引用商標OIOI(マルイ) 「称呼について相応に類似し、外観において互いに相紛らわしい本件要部…本件商標の各指定商品に使用され […]
令和5年(ネ)10041【トレーニング 器具】<菅野> *副引用発明の一部のみを取り出して、主引用発明に適用する動機付けなし 「…バー10のみ…が独立した引用発明であると認定することはできず、バー10のみならず重り支持部 […]
大阪地判令和3年(ワ)10032【チップ型ヒューズ】<武宮>
大阪地判令和3年(ワ)10032【チップ型ヒューズ】<武宮> *実験合戦となり、同一の作用効果が認められなかった。 ⇒均等論第2要件× 被告製品の「密閉された空間」と本件発明の「消弧材部」の各作用効果の対比自体を行うもの […]
令和3年(行ケ)10082【電気絶縁ケーブル】<東海林> *課題は共通するが、引用発明が別の手段で課題を解決済み。 ⇒更に副引例を組み合わせる動機付けなし =H19(行ケ)10238 =H24(行ケ)10328 =H28 […]
東京地判令和2年(ワ)27972【照明装置】<柴田> *各レンズ部の範囲を特定不能 ⇒非充足 (判旨抜粋) 特許請求の範囲及び本件明細書の記載によれば、本件各発明の拡散レンズは、それぞれについてその位置、形状が特定される […]
東京地判平成28年(ワ)37954【デジタル格納部を備えた電子番組ガイド】<沖中>
東京地判平成28年(ワ)37954【デジタル格納部を備えた電子番組ガイド】<沖中> 文言解釈で禁反言! =東京地判平成24年(ワ)16103<長谷川> 出願人が、進歩性を主張するために、引用文献と異なり「番組データが格納 […]
平成29年(ネ)10043【デジタル格納部を備えた電子番組ガイド】<森> ⇒間接侵害×
平成29年(ネ)10043【デジタル格納部を備えた電子番組ガイド】<森> ⇒間接侵害× *「不可欠」要件否定 「従来技術に見られない特徴的技術手段は,双方向テレビ番組ガイドシステムがデジタル格納デバイスを…内蔵することに […]
【商標】令和5年(行ケ)10030<大鷹> 「Scrum Master」~識別力なし(審決取消)
【商標】令和5年(行ケ)10030<大鷹> 「Scrum Master」~識別力なし(審決取消) (判旨抜粋) …使用実績の程度や周知性の有無が問題となるものではない。…アジャイルソフトウェア開発の手法の一つである「Sc […]
【商標】令和5年(行ケ)10030<清水響> 「くるんっと前髪カーラー」~識別力なし(審決取消) 「くるんと」の語は、前髪を含む毛髪について用いられるときは、通常、「(毛髪が)丸く曲がった様子」を示す語として用いられてい […]
-大阪地判令和5年1月31日・平成29年(ワ)第4178号【シュープレス用ベルト】事件<武宮裁判長>- ◆判決本文 【本判決の要旨、若干の考察】 1.特許請求の範囲 (特許1:特許第3698984号の請求項1)⇒ […]
知財高判令和5(行コ)10001<宮坂>=原審・東京地判令和4年(行ウ)382<杉浦>
知財高判令和5(行コ)10001<宮坂>=原審・東京地判令和4年(行ウ)382<杉浦> *特許査定謄本送達日から30日以内(特許法44条1項2号)に分割出願したが、分割出願前に特許料を納付し、設定登録された。 ⇒「特許出 […]
【米国】Ironburg v. Valve (CAFC, 2023.4.3)
【米国】Ironburg v. Valve (CAFC, 2023.4.3) IPRエストッペル(IPRで合理的に主張し得た無効理由を、裁判所及びITCで主張できなくなること)の基準は、「熟練サーチャーレベ […]
【著作権】『TRIPP TRAPP』事件~著作物性の判断基準 東京地判令和3年(ワ)31529
【著作権】『TRIPP TRAPP』事件~著作物性の判断基準 東京地判令和3年(ワ)31529<中島> 「実用目的に係る機能と分離して、それ自体独立して美術鑑賞の対象となる創作性を備えている場合」 ⇒著作物性検討せず、非 […]
【米国】上級審でのクレーム解釈に使用する判断基準に関する連邦最高裁判決 Teva v. Sandoz(2015)
Nautilus 134 S. Ct. 2120(2014)基準に従い、当業者がクレーム上のmolecular weightがMpによるものであると合理的に明確であると考えるか否かについて、出願経過を検討した。 http […]
【米国】争点効に関する米国最高裁判決2015年3月24日(B&B Hardware v. Hargis Ind)
争点効の一般的要件を充足する限り、TTABが判断した商標の使用態様と裁判所で争われている商標の使用態様とが実質的に同一であるときは、TTAB判断に争点効が生じる。 もっとも、争点効の一般的要件を充足する事案は限定的である […]
【米国】103条の非自明性の要件を明確にするとともに、IPR請求人のReply Brief等による新たな議論の検討は不適法であるとしたCAFC判決の紹介
【米国】103条の非自明性の要件を明確にするとともに、IPR請求人のReply Brief等による新たな議論の検討は不適法であるとしたCAFC判決の紹介 「文献の組み合わせための動機付け」及び「成功の合理的期待」の両方を […]
【米国】当事者系レビュー(IPR)における特許審判部(PTAB)の決定に対してCAFCに上訴した IPR 請願人に事実上の損害がない場合は当事者適格なしとして却下したCAFC判決の紹介
【米国】当事者系レビュー(IPR)における特許審判部(PTAB)の決定に対してCAFCに上訴した IPR 請願人に事実上の損害がない場合は当事者適格なしとして却下したCAFC判決の紹介 製品を開発中の請願人のIPR ⇒特 […]
【米国特許】Centillion v. Qwest 631F.3d 1279(Fed. Cir. 2011)
【米国特許】Centillion v. Qwest 631F.3d 1279(Fed. Cir. 2011) *271(a)に基づくシステムの「生産」は全てのクレーム要素を組み合わせる必要があるが、Qwestではなく、ユ […]
【米国特許】2003 CAFC (340 F.3d 1367) Bayer v. Housey
【米国特許】2003 CAFC (340 F.3d 1367) Bayer v. Housey 米国特許法271条(g)の製品は「physical goods」に限定される。 ⇒スクリーニング方法(単純方法)を使用して得 […]
【米国特許】Caltech v. Broadcom, 25 F.4th 976 (2022)
【米国特許】Caltech v. Broadcom, 25 F.4th 976 (Fed. Cir. 2022) 販売活動の多くが米国内~授受が国外でも国内販売となり得る。 Halo v. Pulse 831 F.3d […]
<損害論>特許法102条2項と3項重適用の可否 実施能力を超える部分~〇R2(ネ)10024 市場の非同一性~〇R2(ネ)10024 競合品の存在~×大地R2(ワ)4913(特許庁資料では〇) 侵害者の営業努力~〇H30 […]
【論稿】特許明細書の品質向上のための発明提案書(石橋克之、知財管理Vol.73, 2023)
【論稿】特許明細書の品質向上のための発明提案書(石橋克之、知財管理Vol.73, No.7 2023) 発明提案書において、課題解決原理に関する素材(文章および具体例/データ)を提供する。自社で採用予定があるか否かに関わ […]
【論稿】米国特許法の域外適用について(パテント2023 Vol. 76 No. 13、龍野文)
【論稿】米国特許法の域外適用について(パテント2023 Vol. 76 No. 13、龍野文) 米国外で製品引き渡し 米国内で価格設定+契約交渉~271(a)否定(Hallo判決) 米国内での活動により,271(a)肯定 […]
【論稿】日本企業の特許出願における米国特許法 112 条に関する近年の米国審決例(2023)
【論稿】日本企業の特許出願における米国特許法 112 条に関する近年の米国審決例(パテントVol.76 No.4 2023、山田信太郎) UPSTOで審査官×⇒審判(Appeal)で逆転〇<近時5年> 記載要 […]
【論稿】中国の用途に関する発明(知財管理Vol.73 No.12 2023、丁文蘊/ 王未東)
【論稿】中国の用途に関する発明(知財管理Vol.73 No.12 2023、丁文蘊/ 王未東) 中国の用途発明は「…の用途」or「…の応用」 「…用」という限定は、単に用途や使い方を記述しているだけだと、新規性に寄与しな […]
【論稿】意匠権と商標権の重畳的保護に関する考察(村上画里、東京造形大学[研究報]24)
【論稿】意匠権と商標権の重畳的保護に関する考察(村上画里、東京造形大学[研究報]24) *意匠と商標を同時期に権利化した例 ①ヘアアイロン(立体商標) ②織物地(平面の模様) ⇒物品を織物地として意匠登録を受けておき、原 […]
【論稿】記載要件違反による取消理由に対する実験成績証明書の参酌可否に関する考察(知財管理Vol.73 No.12 2023)
【論稿】記載要件違反による取消理由に対する実験成績証明書の参酌可否に関する考察(知財管理Vol.73 No.12 2023) 異議で特許権者が実験成績証明書を提出して参酌された件数 29条 51/62(82%) 36条 […]
【論稿】IPR審理開始の判断基準「NHK-Finitvルール」の運用指針が明らかに(岸本芳也、知財管理Vol.73 No.12 2023)
【論稿】IPR審理開始の判断基準「NHK-Finitvルール」の運用指針が明らかに(岸本芳也、知財管理Vol.73 No.12 2023) 裁判期日が近いとPTABが裁量不開始できる。 連邦最高裁が是非を判断せず(上告不 […]
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)33583<國分> 「樹脂製宅配ボックス」事件
【不競法/営業秘密】東京地判平成30年(ワ)33583<國分> 「樹脂製宅配ボックス」事件 PW設定無かったが、原告被告間で機密保持契約が締結され、別の秘密表示がないデータを受領した被告従業員が秘密を前提とする行動(他社 […]
【商標】文字結合商標(分離観察不可⇒類似2件、分離観察可⇒非類似1件)
【商標】文字結合商標 ★分離観察不可⇒類似は2件 平成22年(行ケ)10332<中野> 「天下米」v.「天下」 平成22年(行ケ)10215<飯村> 「ハーブヨーグルトン」v.「ヨーグルトン」 ★ […]
令和5年(行ケ)10046【角栓除去用液状クレンジング剤】<宮坂>
令和5年(行ケ)10046【角栓除去用液状クレンジング剤】<宮坂> *数値範囲の除くクレーム⇒進歩性× 「本件除く構成における『0~10体積%であるものを除く』との特定は…『10体積%超」の範囲である…ことを意味する』も […]
被告標章1及び2 原告商標2 知財高判令和5年12月26日(令和5年(ネ)第10011号)(清水響裁判長) ◆判決本文 【判決要旨】 1.商標の類否判断の方法について 商標の […]
令和3年(ネ)10094【…作業用手袋】<菅野> *特許権者が、原審で特許無効の心証開示後に「訂正の再抗弁」を主張して、時機後れ却下されていた。 ⇒”控訴理由書で”原審で却下された「訂正の再抗弁」 […]
令和4年(ネ)10078【片手支持可能な表示装置】<菅野> *特許権者は、原審で訂正の再抗弁を3回主張した。 ⇒”控訴理由書で”4回目の訂正の再抗弁を主張したが、審理経過に鑑みると、本来であれば時 […]
令和4年(ネ)10008【情報提供装置】<大鷹> *控訴審において書面による準備手続終結後に「訂正の再抗弁」を主張した。⇒時機後れ却下 特許維持審決後に、新規性×の原判決という時系列であった以上、請求項1又は5について、 […]
弁理士会員サイト★特許委員会の報告書 ~現代の特許実務に必須情報!!
弁理士会員サイト★特許委員会の報告書 ~現代の特許実務に必須情報!! ①除くクレームと進歩性~『審決』研究 ⇒裁判例と同様 ②間接侵害~システム、単純方法の見直し!! 近時10年 1号4号の認容率83%(30件) ※但し […]
【論稿/外国】欧州における抗体特許(知財管理Vol.73 No.6, 2023藤本なお)
【論稿/外国】欧州における抗体特許(知財管理Vol.73 No.6, 2023藤本なお) 欧州の進歩性~効果が重要 全範囲で効果が得られると信じられるかが問われる。 ⇒効果が認められないと課題は「代替物の提供」であり自明 […]
令和4年(行ケ)10109【防眩フィルム】<宮坂> 1.明確性要件〇 数回の撮影を行って最もコントラストが高くなるFナンバーを求めることに特段の困難性はない。 被写体の大きさに個別性があるとしても、本件明細書に記載の装置 […]
【米国】<連邦地裁>Sonos v. Google LLC (N.D. Cal. 2023)
【米国】<連邦地裁>Sonos v. Google LLC (N.D. Cal. Oct. 6, 2023) Sonosが継続出願でGoogle製品が充足する発明 ⇒陪審は3250万ドル認容 しかし、裁判官は、競合製品を […]
【韓国】大法院2021年12月30日判決・2017フ1304
【韓国】大法院2021年12月30日判決・2017フ1304 先行論文に開示された製造方法により『必然的に』特許発明の構成を有する場合は、内在的開示が認められて、新規性が否定される。 『蓋然性』では足りない。 内在特性を […]
平成17年(行ケ)10223【酸性水中油型乳化調味料】<佐藤>
平成17年(行ケ)10223【酸性水中油型乳化調味料】<佐藤> *予測できない相乗効果を考慮して進歩性を認めた事例 「併用することにより…一方を用いる場合と比較して…油相分離を生じ難いという…相乗効果である…。…相乗効果 […]
大阪地判令和2年(ワ)4913【電動式衝撃締め付け工具】<武宮>
大阪地判令和2年(ワ)4913【電動式衝撃締め付け工具】<武宮> *2項,3項の重畳適用否定~競合品が非充足と認定した。 「競合品をみると…アウタロータ型電動モータを採用していると認められるものはなく、…原告が…覆滅部分 […]
令和4(行ケ)10131【熱伝導性ワイヤ編物を用いた熱交換装置】 <本多>
令和4(行ケ)10131【熱伝導性ワイヤ編物を用いた熱交換装置】 <本多> 構成要件DFは、構成ABCが必ず奏する効果をクレームアップしただけ。 ⇒進歩性× ※効果のクレームアップが発明特定事項となるためには、発明を特定 […]
第1 改正の経緯 不正競争防止法等の一部を改正する法律(令和5年法律第51号)が、2023年6月7日に成立し、同月14日に公布されました。主な改正点及び施行日は、第2に説明するとおりです。 第2 主な改正点 […]
【外国】韓国最高裁2023.3.13=同2022.4.31 結晶型発明の進歩性
【外国】韓国最高裁2023.3.13=同2022.4.31 結晶型発明の進歩性 従前は、顕著な効果or異質な効果が必要であった。 ⇒④有利な効果の他に、 ①結晶多型が予想されたか、 ②クレームされた特定の結晶型に至る動 […]
【商標】令和4年(行ケ)10087「EMPIRE STEAK HOUSE」事件<菅野>
【商標】令和4年(行ケ)10087「EMPIRE STEAK HOUSE」事件<菅野> ⇒分離観察可能 ⇒引用商標「EMPIRE」と類似 文字部分が図形部分に埋没した印象を与えない。 + 文字間に間隔があるから、3語と認 […]
【商標】不使用取消審判の使用~商標的使用であることを要するか?
【商標】不使用取消審判の使用~商標的使用であることを要するか? *必要説 令和3年(行ケ)10076 知本主義<本多> *不要説 東京高判H3.2.28 POLA 平成28年(行ケ)10086 LE MANS<高部> 平 […]
【商標】平成30年(行ケ)10103<鶴岡> 使用商標「ブロマガ」
【商標】平成30年(行ケ)10103<鶴岡> 使用商標「ブロマガ」 登録商標は片仮名+英語の2段書き 登録商標の下段「BlogMaga」は「ブログマガ」の称呼で,上段と異なる。何れも造語で観念なし。 ⇒社会通念上同一でな […]
【商標】平成27年(行ケ)10086<大鷹> 「ハイガード」事件
【商標】平成27年(行ケ)10086<大鷹> 使用商標「ハイガード」 登録商標は片仮名+英語の2段書き 登録商標からは,片仮名「ハイガード」と同じ観念(=「高度な防御」OR「物を保護する程度が高い」)が生ずる。 ⇒社会通 […]
【商標】東京地判令和3年(ワ)10091<國分>⇒商標類似 ①称呼なし ②観念同一 水の上に浮かぶビーチマットに寝そべる女性 ③外観類似 (②に加えて、)黒色サングラス、靴を履いたビキニ姿の女性、膝から下の脚を背部に向け […]
【論稿】ドワンゴ知財高裁大合議判決(パテント誌2023年12月号、高石秀樹)
【論稿】ドワンゴ知財高裁大合議判決(パテント誌2023年12月号、高石秀樹) 「プログラムの提供」の「有体物の譲渡」への敷衍 (2)商標に関する関連裁判例 (2-1)オンラインショップのサーバが日本国外 (2-2)有体物 […]
令和5年(行ケ)10059【患者保有分項目を設けた処方箋】<東海林>人為的取り決め⇒発明該当性×
令和5年(行ケ)10059【患者保有分項目を設けた処方箋】<東海林> *人為的取り決め⇒発明該当性× (明細書中に「電子処方箋」「PC用プログラム」の記載が無かった。) (判旨抜粋) 本願発明のうち、「処方箋」の記載事項 […]
【契約/特許法73条2項】東京地判平成31年(ワ)3141<田中>
【契約/特許法73条2項】東京地判平成31年(ワ)3141<田中> 特許権は原告に帰属する、という契約文言 but被告出願後、共有にしていた。 ⇒協業終了後、持分移転請求が否定された。 (理由)協業終了で同契約も終了した […]
【特許★★】明細書に作用効果の記載が無い不純物ないし副生成物を特定した発明について、課題の記載が無いこと等を理由として、サポート要件違反とした事例。
-令和4年(ネ)第10094号「…テトラフルオロプロペンを含む組成物」<清水響裁判長>- ◆判決本文 【本判決の要旨、若干の考察】 1.特許請求の範囲(請求項1)※令和1年(ワ)第30991号で争われた […]
令和5年(行ケ)10014【ナビゲーション装置】<東海林> *クレーム文言を追加して、実質的変更と判断された!! 「地点候補の」との文言を加えることにより、位置情報を取得し得る「地点」についての「制限」をなくし、…発明特 […]
【論稿】限定提供データとAI(2023、林いづみ) 「…指針」令和4年5月改訂 「業として」事業の遂行/一環であればOK 「提供」意思だけでOK 「相当蓄積性」投資も考慮できる。 「(秘密として管理されているものを除く) […]
【論稿】裁判例等から見たノウハウ・営業秘密の法的保護―民事上の救済と刑事罰―(2023、外川英明)
【論稿】裁判例等から見たノウハウ・営業秘密の法的保護―民事上の救済と刑事罰―(2023、外川英明) 「技術情報」は退職者の故意による漏洩が主流。 リバースエンジニアリングが高額、長期間~非公知性は失われない。 競業会社へ […]
知財高判令和5年11月30日(令和5年(行ケ)第10063号)(宮坂昌利裁判長) ◆判決本文 【判決要旨】 1.商標の類否判断の方法について 商標の類否は、同一又は類似の商品又は […]
【論稿】不正競争防止法2条1項1号における「混同」と「営業上の利益」の関係性(2023、横山久芳教授)
【論稿】不正競争防止法2条1項1号における「混同」と「営業上の利益」の関係性(2023、横山久芳教授) post-sales confusion~将来の商品等の選択に不合理な影響が及ぶおそれがあれば1号の適用あり。 ex […]
【統計】特許権の侵害に関する訴訟における統計(東京地裁・大阪地裁平成26年~令和4年)
【統計】特許権の侵害に関する訴訟における統計(東京地裁・大阪地裁平成26年~令和4年) ①特許権者勝訴21%、勝訴的和解と合わせて50% ③和解は、差止め/金銭両方なしは20%だけ ④1億円以上認容判決35件 ⑤1億円以 […]
【統計資料】特許権の現存率 (注)設定登録からの年数であるため、満了は20年ではない。 設定から8年で70%、9年で64%、10年で57%、11年で45%、12年で35%となっている。 年金が徐々に高額になるため、想定ど […]
【契約(特許保証)】大阪地判令和2年(ワ)7001 本件特約「…抵触した場合には、被告の負担と責任において処理解決するものとし、原告会社には損害をかけない」 ⇒対抗主張に必要な情報を共有したから、対応義務違反なし。 ⇒取 […]
【不競法/営業秘密】大阪地判平成28年(ワ)5649 「就業規則でも対象となる秘密を特定しているわけではなく,被告P1自身も本件図面データが秘密であるとの認識を有していたとも認められず,他に…営業秘密であることを認識でき […]
【不競法/営業秘密】大阪高判平成29年(ネ)442 =大阪地判平成27年(ワ)7288 =大阪地判平成25年(ワ)12149 他に漏らしてはならない営業上の情報であると認識できた。 本来施錠されたキャビネットに保管するべ […]
【不競法/営業秘密】知財高判平成29年(ネ)10031<森>
【不競法/営業秘密】知財高判平成29年(ネ)10031<森> 「設計木型情報」~就業規則+誓約書+通常は従業員が取り扱えないように厳重管理していた。 ⇒秘密管理性〇 「取引先受託業者情報」~就業規則のみ,営業秘密の内容を […]
【不競法/営業秘密】令和1年(ネ)10044<大鷹> =東京地判平成29年(ワ)29604<山田>
【不競法/営業秘密】令和1年(ネ)10044<大鷹> =東京地判平成29年(ワ)29604<山田> 「機密保持規程に基づき,本件技術情報を含む電磁鋼板工場の全設備について…機密性が著しく高い…扱いとし,被告に対しても秘密 […]
【不競法/営業秘密】大阪地判平成28年(ワ)648 「就業規則において顧客情報の開示等を禁止する…など,規範的な管理がなされていた…加え,配置販売業者…にとっての顧客情報の重要性に鑑みれば,従業員らにとっても,それが秘密 […]
【米国】2003CAFC(324 F.3d 1322)Allergan v. Alcon
【米国】2003CAFC(324 F.3d 1322)Allergan v. Alcon 特許発明(緑内障)とは別用途(眼圧低下)のOFF-LABEL USE ⇒271(e)(2)不成立 Warner-Lambertの先 […]
【米国】2003CAFC(316 F.3d 1348) Warner v. Apotex
【米国】2003CAFC(316 F.3d 1348) Warner-Lambert v. Apotex 271(e)(2)不成立 + <傍論>特許用途のOFF-LABEL USEに2.1%(5000万ドル)使われても、 […]
【米国】1998CAFC (152 F.3d 1342) Johns Hopkins University v. Cellpro
【米国】1998CAFC (152 F.3d 1342) Johns Hopkins University v. Cellpro 医療機器の宣伝・広告で、誘引侵害成立。 ⇒特許発明を知りながら、被告機器を使えば特許発明の […]
【米国】2010CAFC (633 F.3d 1042) AstraZeneca v. Apotex
【米国】2010CAFC (633 F.3d 1042) AstraZeneca v. Apotex 誘引侵害成立!(治療方法) Cf. Takeda v. West-Ward 785 F.3d 625(CAFC 201 […]
【米国】Takeda v. West-Ward 785 F.3d 625(CAFC 2015)
【米国】Takeda v. West-Ward 785 F.3d 625(CAFC 2015) 被告が医薬品の侵害用途を知っていても、ラベルが曖昧で、必然的に医師が特許発明の用途で処方するわけではない場合には、誘引侵害の […]
【米国特許】Power Integrations v. Fairchild (CAFC 2016.12)
①米国にテクニカルサポートセンターを設置した。 ②顧客が米国販売代理店を見つけることを可能にした。 ③標準約款で米国特許の侵害に対するクレームから顧客を補償していた。 ⇒米国市場をターゲットとしたものであり、誘引侵害(米 […]
【米国特許】Power Integrations v. Fairchild 843 F.3d 1315 (CAFC 2016.12)
【米国特許】Power Integrations v. Fairchild 843 F.3d 1315 (CAFC 2016.12) 誘引侵害成立には、 ①誘因者と直接侵害者との間で意思疎通(successful com […]
【米国特許】Enplas Display v. Seoul Semiconductor 909 F.3d 398 (CAFC 2018.11)
米国外でレンズ販売 ⇒照明装置に係る米国特許の誘引侵害成立 被疑侵害者の世界市場シェアが50%であり、顧客が米国でも最終製品を販売していることを知っていた。 ⇒specific intentあり!! https://ca […]
【論稿/米国】米国における誘引侵害に関する判決の動向と実務上の留意点(知財管理11, 2023)
【論稿/米国】米国における誘引侵害に関する判決の動向と実務上の留意点(知財管理Vol.73, No.11, 2023) 誘引者と直接侵害者との間で意思疎通+積極的な行為が必要 治療方法は、必然的に医師が特許発明の用途で処 […]
【米国特許】Cleveland v. True Health 859 F.3d 1352
【米国特許】Cleveland Clinic Found v. True Health Diagonostics 859 F.3d 1352 (CAFC,2017.08) 治療方法特許 医師に検査結果をレポートした ma […]
【論稿】特許法第38条の2(鈴木守、知財管理Vol.73, No.8, 2003)
【論稿】特許法第38条の2(鈴木守、知財管理Vol.73, No.8, 2003) 平成27年改正法で導入された。 請求項が無くても、出願日を確保できる。 米国仮出願と異なり、それ自体が審査対象であり、記載要件を満たす必 […]
【米国特許】2023.9 CAFC Apple v. Corephotonics
【米国特許】2023.9 CAFC Apple v. Corephotonics クレーム文言において不定冠詞「a」が「一つ又は複数」を意味すると解釈された。(a point of view) 明細書中で複数の実施態様 […]
大阪地判平成29年(ワ)4178<武宮> 【シュープレス用ベルト】 公然実施⇒新規性×
令和5年1月31日判決大阪地判平成29年(ワ)4178<武宮>【シュープレス用ベルト】 公然実施品に含まれる硬化剤に着目できた。 ⇒新規性× 「通常の方法で分解,分析すれば知ることができた。」(平成27年(行ケ)1006 […]
【不競法/営業秘密侵害罪/刑事】名古屋地判平成29年(刑ワ)427
【不競法/営業秘密侵害罪/刑事】名古屋地判平成29年(刑ワ)427 被告人は、愛知製鋼の元従業員であり、マグネデザイン社を起業した。 ⇒無罪(検察官は控訴断念) 被告人の第三者への説明は抽象化、一般化され過ぎていて、あり […]
東京地判平成17年(ワ)1599【キー変換式ピンタンブラー錠】<市川>
東京地判平成17年(ワ)1599【キー変換式ピンタンブラー錠】<市川> *被告製品のうち25%が侵害品であるため、損害額を25%として、102条2項の損害額を計算した。 「…分離されていない被告製品の割合を25%とし…利 […]
令和5年(ネ)10030<特許権移転登録請求> ⇒原告敗訴 Aが退職後、起業した会社名義で特許出願 出願時、元会社の職務発明規定は原始取得でなかった ⇒後に職務発明規定を改訂して原始取得とし、遡及適用としたが、既に退職し […]
【商標/損害論】東京地判令和2年(ワ)23616, 23627<中島>
【商標/損害論】東京地判令和2年(ワ)23616, 23627<中島> *仮処分決定後は実施料率が2倍になった!! 「仮処分決定前は10%…同決定後は…同決定後も被告製品の販売を続けたという侵害態様の悪質性を考慮して20 […]
東京地判平成26年(ワ)7643【改修引戸装置】<東海林> *被告製品のうち2割が非侵害であるため売上額を8割として、102条2項で推定される損害額を計算した。 ⇒複数の被告製品のうち一部が特許権侵害であるときに、その割 […]
東京地判平成30年(ワ)28930【レーザ加工装置】<中島>
東京地判平成30年(ワ)28930【レーザ加工装置】<中島> 「主文… 3 被告は、原告に対し、15億0697万8762円及び別紙遅延損害金目録記載の各金員を支払え。 … 原告が10億円の担保を供するときは […]
平成25年(行ケ)10209【血管内膜の肥厚抑制剤】<清水>
平成25年(行ケ)10209【血管内膜の肥厚抑制剤】<清水> *血管内膜の肥厚抑制剤というクレームでない!! (効果のクレームアップ) ⇒人体に摂取する意味で用途発明であるが、技術的範囲は医薬品に限られないか? 「特にI […]
平成20年(行ケ)10366【胃炎治療剤】<飯村> *第2医薬用途発明の進歩性判断基準 *阻害事由を相殺する(出願後の)文献+意見書による立証!! ⇒進歩性× 「…出願後の文献,意見書においては…との見解…もあり,本件出 […]
平成15年(行ケ)405【抗ウイルス性を有する置換1,3-オキサチオラン】<佐藤>
平成15年(行ケ)405【抗ウイルス性を有する置換1,3-オキサチオラン】<佐藤> 「交叉耐性が生じる蓋然性があっても…薬剤の有効性を確認するための実験を行うことに強力な動機付けがあり…実験を行いさえすれば,交差耐性を示 […]
平成17年(行ケ)10717【…シロキサン…】<塚原> *主引例は平坦化が必須だが、副引例は平坦化に適さない。 ⇒阻害事由あり!! 「引用発明1bのオーバーコート層は,光散乱部の凹凸面を実質的に平坦化し得るものでなければ […]
平成27年(行ケ)10190【油または脂肪中の環境汚染物質の低減方法】<鶴岡>
平成27年(行ケ)10190【油または脂肪中の環境汚染物質の低減方法】<鶴岡> *引用発明の工程のうち一部を周知技術に置換すると、引用発明の3つの課題の内、2つを解決できない。 ⇒阻害事由あり!! ★特許権者としては、主 […]
【論稿/外国】EPOにおける選択発明(パテント2020 Vol.73 No.14)
【論稿/外国】EPOにおける選択発明(パテント2020 Vol.73 No.14) EPOにおいては、新規性のために,「特定の長さ」の2つ以上のリストからの選択が必要 通常,「特定の長さ」のリスト=3個以上の要素 3つ以 […]
【論稿/欧州】中間上位概念化-特殊なEPC特許手続き(パテントNo.72, No.13 クリスチャンケスター) <許可事例> T2297/16 他の技術構成と密接に関連するまたは,クリーム組成物 […]
【特許★★】引用文献中に物質名が記載されていたが、優先日当時の当業者が試行錯誤なく実施可能ではなかったとして、引用発明適格が否定された事例。⇒新規性○
-東京地判令和4年(ワ)第9716号「5-アミノレブリン酸リン酸塩」<柴田裁判長>- ◆判決本文 【本判決の要旨、若干の考察】 1.特許請求の範囲(請求項1) 下記一般式⑴ HOCOCH2CH2COCH2NH2・ […]